海外のニュースを見ていると、日本ではなかなか出会わない話題を目にすることがあります。
今回取り上げるのは、ポーランドで行われた、ちょっと変わった大会。
その名も、
「鳥の鳴きまね選手権」
です。
「鳥の鳴きまね?」
と思ってしまいますが、これ、遊びではありません。
人間が自分の声で鳥の鳴き声を再現し、その腕前を競う本気の大会なのです。
ワルシャワに鳥の声が響く
9月11日、ポーランドの首都ワルシャワで、第3回「ポーランド鳥類鳴きまね選手権」が開催されました。
参加者たちがステージに立ち、フクロウのような声や、さえずり、口笛のような声など、さまざまな鳥の鳴き声を披露します。
自分の声で、本物の鳥の鳴き声を再現するのです。
大会には事前に動画で応募し、選ばれた参加者たちがワルシャワの会場で腕前を競いました。
本当に「ポーランド一」を決める
そして9月14日、この大会の様子が英語ニュースでも紹介されました。
Poland crowns its best bird imitator as crowds flock to Warsaw for annual competition
(鳥の鳴きまねの名人を決定 ワルシャワの大会に多くの人々)
記事には、実際の大会の映像も掲載されています。
「本当に鳥みたい!」
と思う声が聞こえてきます。
今年のチャンピオンに輝いたのは、
Irena Rosiewicz(イレーナ・ロシェヴィチ)さん。
記事では、彼女が披露した common rosefinch(アカマシコ) という渡り鳥の鳴きまねが審査員をうならせたと紹介されています。
でも、なぜこんな大会を?
ここまでなら、
「世界には変わった大会があるんだな」
で終わってしまいそうです。
ところが、この大会にはもう一つの目的があります。
それは、
本物の鳥の声に、もっと耳を傾けてもらうこと。
主催者たちは、この大会を通じて、街の中で聞こえる鳥のさえずりにもっと関心を持ってもらいたいと考えています。
そして同時に、そんな鳥の声が都市の暮らしの中から少しずつ失われていることにも目を向けてもらおうとしているのです。
つまり、
「人間が鳥の鳴きまねをする」
という、ちょっと笑ってしまうような大会が、
本物の鳥の声に耳を傾けるきっかけ
にもなっているというわけです。
あなたなら、何の鳥?
日本にも、
「ホーホケキョ」でおなじみのウグイスや、
「カッコー」と鳴くカッコウなど、
特徴的な声を持つ鳥がたくさんいます。
もし日本で同じ大会が開かれたら――
あなたなら、何の鳥の鳴きまねで出場しますか?
ーーーー
日本語のニュースだけを見ていると、なかなか出会わない世界の出来事。
そんな「英語がわかると、世界が広がる」ニュースもお届けしていきたいと思います。

