Hi! 火曜のJiroです。
知り合いの中1生が突然英検3級を受けたいと言ってきました。試験までは数日・・・。
中1なのでまだ文法はほんの少し。受身も準動詞もまだ。不規則動詞もまだあまり知りません。
でも意欲はすごい!私がそれに応えようと考えた受験対策授業は60分!その数日後、彼は筆記に合格しました!
あなたは、中3終了程度の英検3級に中1途中で合格した一時間対策に興味ありませんか?
私の達した答えは「英語の基本の基を確認する、揺らぐと不合格…のような基本を」
それは英語の疑問文・否定文の作り方。英語の全ての文に通じる単純な原則を1時間で伝えました。あなたも、これ知りたくないですか?
<英語の動詞は2種類>
まず押さえたのが、英語の動詞の2種類。英語の動詞は、be動詞か一般動詞の2種類だけと。このどちらの文かにより疑問文・否定文への書き換え方が決まります。つまり英語はbe動詞文の、疑・否、一般動詞文の、疑・否と4パターンあることになります。
<be動詞の場合>
be動詞の場合。(書き換えだけ目立つように文は単純)。
まず疑問文。水色と赤色の部分を入れ替え、大文字や小文字に注意し、末尾に?を書きます。それ以外は何もしません。
次に否定文。赤色の直後にnotが割り込みます。短縮形はOKですが、他はいじりません。
これらの例文で分かるように、主語の人称や時制には無関係です。実際にはここで少しだけ口頭練習もしました。
<一般動詞の場合>
次に一般動詞。やはり書き換えだけ目立つよう単純化しました。
まず疑問文。動詞に-(e)sがなければDo、あればDoes、過去形ならDidを先頭に置き、動詞を全て原形にします。文字や小文字に注意し、末尾に?を書きます。
次に否定文。動詞に-(e)sがなければdon’t、あればdoesn’tを赤の直前に起き過去ならdidn’tを赤の直前に置き、動詞を全て原形にします。規則動詞も不規則動詞も全て原形にします。すると以下のようになります。
<最後に>
英語はどんな文でも疑・否書き換えはこの2パターンのどちらかです。
例えばcanなどの助動詞のある文はbe動詞型、入れ替えて疑問文、直後にnotで否定文、です。
また進行形の文もbe動詞型。入れ替えて疑問文・直後にnotで否定文。~ingはいじりません。-ingを原形に戻したりすると英検3級は受からないでしょうね…。
まとめに、全部を覚えやすいように作った替え歌を歌いました。「海」の旋律で「疑・否の歌」。
あなたにも、英語の基本中の基本の整理になると良いですね。
Until next time,
Jiro
追記:多少マニアックだが、全部be動詞と同じように見る別の考え方がある。こうすると疑・否定文への書き換えは1種類になる。
それは一般動詞の肯定文の動詞をdo, does, did +原形と捉える考え方。こうすると疑問文は水色と赤の入れ替え、否定文は赤の直後にnot…となりbe動詞と全く同じパターン。
ただし上の「He does live here」のような文は、強調されると実際に使われることもある。
例えば
Why didn’t you come on time?
(なぜ定刻に来なかったの?)
I did come! But the door was closed!
(来たよ!でもドアが閉まってた!)
※ I did come! ⇐ I came は「本当に、ちゃんと来たよ!」ほどの強調
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員