私たちが習った、お母さんというMother を、 会話の時は縮めて Mom と言うんですね。
聞いたことがあると思います。
ところがイギリスでは違うのです。
Mother は同じなのですが、
Mum とスペルが違って音も違うんですよ。
知ってました??
イギリスとアメリカで微妙に言葉が違うことがあるんです。
ニュージーランドやオーストラリアに住んでいて、
聞き慣れない言葉がよく出てきました。例えば biscuit ビスケットです。
アメリカでは cookie クッキーと言っていたのです。
これは最初は違う商品なのだと思っていました。
ところがどう考えても同じ商品のことなんです!
ただ単に国によって言い方が違っただけだったんです。
子ども達が使っているのを聞いて、確かに言い方は違うけど、
中身は同じだなと思いましたね。
その他には、アメリカではゴミ箱を trash can と言ってました。
ところがイギリス系の国では、rubbish bin と言っていたのです。
最初はなんのことだか分かりませんでした。
またニュージーランドやオーストラリアで困ったことがありました。
それはエレベーターのこと!
まず、アメリカ英語はエレベーターelevator そのまま日本と同じように使うのですが、
イギリス系の国ではリフト lift がエレベーターのことだったんです!!
最初は聞き取れませんでした(><)
「何かを持ち上げる??」
「違うな(><) この人何言ってるんだろう??」とさっぱり分かりませんでした。
その内、もしや、もしや、エレベーターのこと??
そう考えたら全てが辻褄があったんです!!!
「Lift ってエレベーターだったんだ!!」
そこからは英語も聞こえるようになったんです。
ところが困ったことはエレベーターという単語だけではなかったんです!!
それは、1 階や2階の表現です。
イギリスでは 1 階をグランド ground と表現するので、2階が1階になるんですね。
皆さん、ついてきていますか???
ここですでに混乱しますよね(><)
最初のうちは、数えなおしていました(笑)
「えっと、ここは普段5階だから、、、
グランド、1 階、2階、3階、4階、5階、、、
うっ! 行き過ぎた〜〜〜〜!!」とこんな感じ(笑)
そして特に困ったのが、オーストラリア!!
イギリスの言葉をベースにしているのに、アメリカ英語も入ってきていたんです。
建物ごとに表現が違うんです(><)
“G”つまりグランドがあったりなかったり、、、
このビルはイギリス系かアメリカ系か、 、、
と本当に何度も迷いました。それでなくてもイギリス系だと数え直すのに(><)
これは最後まで慣れませんでしたね。
何度も待ち合わせ場所を間違えました(T T)
ちゃんと調べなさいって感じですよね(笑)
では最後に面白い話を、、、
最初にお母さんと言う言葉が違うことをお話ししました。
実は小さな子どもは、お母さんを呼ぶ時に Mom と言わずに Mommy と呼ぶんですね。
日本語で言うママのような感じですね。
さて、イギリス英語を覚えていますか?
そう、Mum でした。もちろん小さな子ども達はMummy と呼ぶんですね。
この Mummy と言う言葉、実はミイラと言う意味があるんです!!!
確かにお母さんは怖いかもしれません。
もちろん私も子ども達にとっては怖かったのかもしれませんが、
そんなには怖くないですよ〜〜〜〜(笑)
Sara
英会話教室World Education 校長 イメージフォニックス開発者
約10年前、まったく英語が話せないときに渡米、ウエイトレスとして働き始める。半年後には、お客さんからもらえるチップ率最高習得者となり店舗で表彰を受ける。さらに、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアと3つの国で、3人の子どもを育てあげ、アメリカ在住時に飛行機(シングルエンジン自家用)の免許も習得。特にアメリカでの経験で、英語には発音が重要だと分析し、歯科衛生士として矯正歯科にいた経験を元に、ネイティブの発音、その中でも国別の音の違いや、日本語の発音と英語の発音の違いを研究、2008年には武蔵野学院大学客員研究員の時に論文「概念学習能力で英語の発音を矯正する効果について」を発表。現在、子供英語の会社を設立し、同じように英語で苦しんでいる人たちに、発音から本読みまでを指導、教材や授業を通して、海外の子育てや教育、また考え方も含め指導を実施している。