なぜ、発音から習わないのか?
なぜ、発音を重視しないのか?
リスニングの練習の前にすること!
今日は不思議な方に会いました。
若い頃、ニュージーランドで過ごされていた経験があり
その頃に、英語は発音が大事だと思って
フォニックス(発音と文字の照らし合わせ)を勉強されたそうです。
その話に意気投合し、英語の発音のことで盛り上がりました!
なぜ発音が大事かと言うことをお話ししますね。
私の英語の勉強ってとても過酷な状態でスタートしました。
英語を話さざるを得ないアメリカでの生活は
少人数の英語のできる日本人に囲まれている状態、
かつ、周りはネイティブだらけ、、、
ある意味とっても良い環境だと思われるかもしれませんが
自分自身は、ものすごくプレッシャーでした(><)
そのプレッシャーの中で
私を支えてくれたのが発音だったのです!
英語は大っ嫌い、勉強なんか少しもしてこなかった私、
もちろん、英語の文章なんて組み立てられるわけありませんでした。
そんな状態だったので、
最初は単語をカタカナで読み、全く伝わらず、
そして何を言っているのかさっぱり分からない状態でした。
いわゆる英語恐怖症の様になっていました(><)
そこから、私がどう変わったのか?
とにかく、音を聞いたんです!
一生懸命に、とにかく一生懸命に聞いたんです!!
私は特別に絶対音感があるわけではありません(><)
特に小さい頃は、片方の耳が難聴の傾向があり
今でも何かに集中すると、
右の耳か左の耳か分かりませんが、
話しかけられると聞こえなくなってしまいます(><)
自分では自覚がないので、どちらの耳かはわかりません(><)
そんな私ですが、一生懸命に聞いたんです!
どんな音なのか?
どこで作られている音なのか?
どんな響きなのか?
そして、その音を真似することをやってみていました。
みなさんの中でも単語などの発音を真似することを、
やっている人は多いと思います。
私の場合、英単語を知らない、
英語の文章の組み立ても何も知らない状態で
聞いて真似をしたんです。
その一生懸命に聞いて真似をした音は、
英語の文章の音だったんです!
自分が音を真似している時には、
リエゾン(単語と単語をくっつけて読む文章の読み方)している文章を
丸ごと真似していましたので、
atなどの前置詞の単語が入っているのかどうかも
分からず、音を出していました。
実際に文字が読める様になってから気がついたのですが
ちゃ〜〜んと、必要な前置詞など
聞き取りにくい音の単語も入っていました!!
よく分かっていなかったのが、めちゃくちゃですね(><)
では、最初の話に戻しますと
“なぜ英語の発音を勉強する必要があるのか”なのですが
リエゾンして音を出す勉強をする時に、とても必要なんです。
一つ一つの音が綺麗にできた上で、どうリエゾンさせるのかが成り立つのです。
リエゾンして音がなくなってしまう場合もありますが
それは、「相手に音を出さずに、その音をどう想像させるのか?」と言う考え方が必要です。
だからこそ、一つ一つの音ができていないと説明ができないのです。
もちろん文字との照らし合わせた音を勉強することで
自分でもリエゾンを把握して言える様になってきます。
そのリエゾンはあくまでも自分がいかに楽に音を出すかです。
私がatを知らぬ間に文章に入れていたように
少しの音で相手に想像させることができるようになるのです。
これができると相手の隠れた音も聞こえるようになるのです。
これが出来るようになれば、もちろんリスニングができるようになりますよね。
このコラムの最初に英語の発音で盛り上がった方も
音が分かっていれば「実際に聞き取りはできますよね〜」と言う話になり
「あとは、どんな内容の話をするかですよね。」が
最後のお互いの締めくくりでした。
分かっていただけていますか?
発音とリエゾン、これは英語を話す、そして聞くために
最初にやらなければならないものなのです。
私はずっと自分の経験から
発音の重要性を感じて教えてきています。
もっと一般的に、発音が重要視され
多くのかたがリスニングのための
発音練習をして欲しいと思います☆
Sara
英会話教室World Education 校長 イメージフォニックス開発者
約10年前、まったく英語が話せないときに渡米、ウエイトレスとして働き始める。半年後には、お客さんからもらえるチップ率最高習得者となり店舗で表彰を受ける。さらに、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアと3つの国で、3人の子どもを育てあげ、アメリカ在住時に飛行機(シングルエンジン自家用)の免許も習得。特にアメリカでの経験で、英語には発音が重要だと分析し、歯科衛生士として矯正歯科にいた経験を元に、ネイティブの発音、その中でも国別の音の違いや、日本語の発音と英語の発音の違いを研究、2008年には武蔵野学院大学客員研究員の時に論文「概念学習能力で英語の発音を矯正する効果について」を発表。現在、子供英語の会社を設立し、同じように英語で苦しんでいる人たちに、発音から本読みまでを指導、教材や授業を通して、海外の子育てや教育、また考え方も含め指導を実施している。