「外国人の前に出ると急に言葉が出なくなる」
そんな話をよく聞きます。
実際、私もありました。外国人の前に出ると頭が真っ白になってしまって、会話が全く出来ず時間が過ぎ、後であれを話せばよかった!と後悔した事。
ただ、「ある事」を知ってから、簡単に初対面の外国人と会話が弾むようになりました。
ではどうやって会話を広げていけばいいのか。そして、どんなことを聞けば、外国人ともっと仲良くなれるのか。そのコツについて今日はお伝えしたいと思います。
えっ、そんなサンドウイッチあり!?
私の施設にはランチルームという場所があり、みんながそれぞれ自由なコミュニケーションの場所として使っています。
ある日、ランチルームに行くと外国人の学生が2人で食事をしながら話していました。
私は「Hi~!」とあいさつをして、それ以上何を話していいかわからず、なんとなく笑顔で立ちどまっていました。
男の子と女の子のイギリスから来た2人の留学生は、お弁当を自分で作って持ってきていました。
「ねえ、マサ。この人サンドイッチに玉ねぎとマーマレードジャムを挟んで持ってきたんだよ!」と女の子の留学生。
「え!?玉ねぎとマーマレードジャム??」と私。
「マサ、試してみてよ!絶対おいしいから!」と男の子の留学生。彼に促されるままに、サンドウイッチを少し分けてもらいました。
食べてびっくり!これはおいしい!
「おいしい!!!!」と驚く私を見て、ご満悦の男の子のイギリス人留学生。そして
「そうでしょ!みんな驚くけど、おいしいものを僕はいろいろ作れるんだよ!」と自慢げに言いました。
ラーメンの出汁を作ってしまった外国人留学生
それ以来、イギリスから来た留学生の男の子に会うといつもこう聞きました。
「最近どんなおいしいもの作った?」
彼はいつも嬉しそうに最近作った料理の事を話してくれました。そしてある時、
「昨日、ラーメンの出汁作って美味しいラーメン食べたんだ」とイギリス人留学生
「どうやって?何使ったの?どこで買ったの?」それからは私の質問責め。
イギリス人留学生の男の子は楽しそうに、鶏肉を使ったとか、前に食べた東京のお店の煮卵がおいしかったからまた作りたい・・・とか
「ラーメン談義」を楽しそうに、ニコニコしながら話し続けました。
この時気づいたのです、
「共通の楽しい話題を聞く」と外国人が勝手に話を盛り上げてくれるという事に。
私たちは聞くだけでいいのです。
共通の楽しい事を見つける
それ以来、外国人と仲良くなる事は簡単になりました。
私は外国人に共通の楽しいことを探しながら、いろいろな質問をします。すると外国人は、とても嬉しそうに急にたくさん話始めます。
外国人の突飛な発想、日本文化を私たちとは違う視点から切り出す斬新さ、いつも驚かされ楽しんでいます。
このように、彼らとの共通の楽しいことを見つけると、あっという間に仲良くなれます。
そのために日頃からいろいろな楽しい情報にアンテナを張って、楽しい事や時間を共有できるように準備をしておくと、外国人の友達をたくさん作れるのではないでしょうか。
京都が大好きで光華女子学園へ進学、卒業後、大阪の企業で経理課勤務。仕事が肌に合わず、夢だったイラストレーターを目指して大阪芸術専門学校へ。賃貸住宅ニュース雑誌社へ派遣社員として就職。その後地元へ帰り、地元のフリーペーパーやパチンコ店などのポスター制作するグラフィックデザイナー、ベジタリアン・ヴィーガンのお料理の先生、バンドのドラマー(ジャズ・ロック・軽めのフュージョンなどジャンルを問わず、地元ではセミプロとして活躍する。プロドラマー海野俊介氏に師事)、お琴奏者(趣味で名取まで取得)、演劇が好きで劇団にも少しだけ所属・・・など様々な経験を経て、英検3級しかありませんが、縁あって現在は、某施設で外国人担当のお仕事をしています。