「What hobby do you have?」
(あなたの趣味は何?)
ある外国人に私がこんな質問をしたときのこと、
彼は急にだまりこんで、沈黙。
さらになんとなく不機嫌な雰囲気。
あれ、さっきまであんなに楽しそうに笑ってたのに、どうして?
私はその答えを待つのをやめ、そのままなんとなくその場を離れました。
外国人は人と話すのが大好き。
彼らのストレス発散の一つでもあるようで、これは皆が楽しんでいる場所で聞いた時のことでした。
この件は私の心にとても引っかかり、仲良しのイギリス人の学生に、なぜ急に彼の態度が変化したのか聞いてみた。彼女の答えはこうでした。
「Hobbyって聞かれると自分の趣味のどんな話をしようか?考えてしまって黙ったんだと思う。自分のプライベートにとても入られたように思う人もいるよ」
「なんて聞けばよかったの?」と私はさらに聞いてみた。
するとイギリス人学生は
「What favorite thing do you like to do your off day?(お気に入りの休日の過ごし方は?)とかかな」と。
なんと、「What hobby do you have?」(趣味は何ですか?)と、Hobbyを使って聞くと、嬉しく思わない人もいるってことだったんです!
他にも、Jobって単語を使わなかったり、注意するべき事があるみたい。今日は一緒に注意するべき事を知って、外国人と仲良くなる第一歩を、私と一緒に踏んで見ましょう☆
答えの選択肢がたくさんある質問
日本人が「Hobby(趣味)」と聞いて、プライベートのことを話さなきゃいけない、と感じる人は少ないと思うし、わかりやすく言うために、むしろ親切心で使う人の方が多いんじゃないでしょうか。
だけど、英語では固定の意味の単語を出して会話することが少なく、その周りをオブラートに包むようにぼかしながら、核心をつかむというやりとりが多いと感じます。
年齢もそうです。
外国人は絶対に「特に女性に」年齢を聞くことはなく、会話の端々で年代を感じ、その人の人生背景を読み取っていくという会話のやりとりをします。年齢など固定の概念の枠でその人を決めてしまわない、という意図があるように思います。
例えば、これもそうでしょう。
「What job do you have?」
(どんな仕事をしていますか?)
外国人がこの表現を使うことはなく、こんな風に聞きます。
「What do you do?」
(どんな仕事をしていますか?)
これらの表現には「いかようにも答えよう」があり、答える人に選択肢が与えられます。私はこの自由な感じとても好き。
英単語はあっているのに、それを使った英文も間違ってないのに、なんとなく変な空気になってしまう時。
外国人は、その決められた概念の中で答えを探さなければいけない、その状況に戸惑い困ってしまうそう。
よく正しい英単語と、正しい文法を一生懸命勉強している方の話を聞きますが、英語を話すということは、外国人の物事の捉え方を掴むことも大切。
そうすると、シンプルな英語でも、より楽しいコミュニケーションが取れるようになるのではないでしょうか。
京都が大好きで光華女子学園へ進学、卒業後、大阪の企業で経理課勤務。仕事が肌に合わず、夢だったイラストレーターを目指して大阪芸術専門学校へ。賃貸住宅ニュース雑誌社へ派遣社員として就職。その後地元へ帰り、地元のフリーペーパーやパチンコ店などのポスター制作するグラフィックデザイナー、ベジタリアン・ヴィーガンのお料理の先生、バンドのドラマー(ジャズ・ロック・軽めのフュージョンなどジャンルを問わず、地元ではセミプロとして活躍する。プロドラマー海野俊介氏に師事)、お琴奏者(趣味で名取まで取得)、演劇が好きで劇団にも少しだけ所属・・・など様々な経験を経て、英検3級しかありませんが、縁あって現在は、某施設で外国人担当のお仕事をしています。