(今回の記事、あなたは不快になるかも。あくまで私の主観です💦)
急に胃腸炎になりました。食事を制限されしんどかったのですが、あなたにお伝えしたいラッキーな副産物は、先日の記事の語源の他に、実はもうひとつあったのです。
それはChef Watsonを思い出したことです。
このシェフはこの世に存在しなかったレシピを作る料理人。但し人間ではなくAI。2015年にIBMが開発「レシピを生むAI!」として話題になり、私はとても興味を持ちました。(食い意地が張ると、こういうのを思い出すのですねw)
ではAIはどうやって新レシピを考案したのでしょうか?
AI、Watson君のやり方は、一つ一つの食材の感覚を細かく調べ、組み合わせを分子のレベルから化学的に検討し、食材同士の相性をみるというもの。例えばトマトなら、味(味覚)、香り(嗅覚)等を別の食材の感覚とマッチング。何十億回?という計算の量になったそう。
そして意外なマッチングができると、それを人間のシェフが協力して、実際の料理として微調整し仕上げたのだそうです。そうしてできた意外な料理の例です。
〇インド風スパイシーなパエリア。
パエリヤは元スペイン料理。これに香辛料ターメリック等を合わせる。
〇鮭が入った北欧風のキッシュ。
キッシュは元はフランス料理。タルト風の土台にチーズや肉・野菜等が入るようです。これに鮭を。
◯バルト海風塩味アップルパイ。
元々イギリス生まれで、今は米国の代名詞的なアップルパイ。ここは甘くなく、塩味がポイント。
どれも、ありそうでない(?)組み合わせ。好奇心と食欲がそそられるのは私だけ?
さて、これで私が為になったのは、作れる料理の品数が増えたことではありませんw 。日常何気なく行っている「食べる」という経験の見方が細かくなったことなんです。
つまりです。こういう新奇な料理の組み合わせも、土台は人間の「食べる・味わう」の分析。これらの分析からの組み合わせをザ~っと見て、実は食べる感覚って喉より上のモノ、つまり飲み込むまでということが分かったんです。味覚はもちろん、香りだって、固い柔らかい感覚だって、みんな。
味覚、香り等は結局飲食の一番大事な所。これが皆飲み込む前のコトなら、極端な話、飲み込まなくても(栄養以外)失うモノはないことに…今回こんなこと思い出しました。
つまり禁断の食べ物でも、喉元ギリギリまで味わうDietー制限食法ーがあるのではと頭に浮かび実行しちゃったんです。
(ソムリエや、利き酒の人は、口の中で味わい後はペッと…w。)
そしたらお粥位しか喉を通せない物足りなさが減り、随分楽に体調が回復したようなんです。
これがワトソン君がくれた斬新な思いつき。あなたが嫌悪感を感じたらスミマセン。
いずれにしても、洋書は新しい刺激をくれます。あなたも感覚をできるだけ充足させ、落ち着いて英語を学べると良いですね。
See you next time!
Jiro
追記:
最近のWatson君を検索してみましたが、IBMが売却した様子。採算が取れない程コストがかかる高給取りの料理人だったのかも。
追記:
AmazonのサイトでCognitive Cooking with Chef Watson
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洋画で字幕を読んで英語を
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私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員