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I’m OKは断る表現!?

World Lifeな生活
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以前好評だった「I’m OKで大失敗した訳!」を読み返してみました。自分の書いた文章を読み返すのは、色々な感情が湧いてきて少し勇気がいるものです。

大抵の場合、こう書けばよかったと反省して、若干落ち込んだりすることがあります。Swatchが英語に関する文章を書く場合、米軍との関わりの中で体験した事柄を題材にして書いています。

今回読み直してみて、我ながらエピソードはうまく書けていると思いましたが、もう少し使う場面を整理すれば、わかりやすく使いやすくなるのではと思いました。

今回は、“OK”をどのように使い分けるかを、できるだけ具体的に、使う場面をわかりやすく説明して、皆様にお伝えしようと思います。

<“OK”を使いこなそう!>

OKを会話で使いこなすには、英語の持つ本当の意味を理解していなければなりません。日本語の「オーケー」は、相手の言うことに「大丈夫です、ハイ、できます」といった意味で使われています。

ところが、英語の“OK”は、もっと細かく意味が分類されていますので、使われる場面によってどのように使えば適切なのかを紹介していきます。

まず、“OK”が使われるフレーズの種類を、わかりやすく分類すると、

1. OK.
2. I’m OK.
3. That’s OK.

以上の3つのフレーズです。一つひとつ説明していきます。

<了解したときは、軽く“OK!>


まず、一番簡単な使い方が、

“OK!”

です。

日本語の「オーケー」に一番近い、「いいよ」と同意するときの表現。

“Let’s go to drink!”
(飲みに行こうよ)
“OK!”
(いいよ)

と、相手の「提案」に対して、自分が受け入れ返事をするときの表現です。

“Could you help me?”
(ちょっと手伝ってくれる)
“OK!”
(いいよ)

と、「依頼された」時の返事も、自然な感じですね。

その他には、こんな時にも。

相手から「指示」を受けた場合。

“Please, take off your shoes here!”
(ここで靴を脱いでください)
“OK!”
(わかりました)

基本的に、相手の言ったことを理解したときに、気軽に「分かった、了解」という意味の“OK!”です。

軽く返すと好意的にも感じられ、日本語の「はい」にも近いです。

<“I’m OK”には、2つの意味がある!>

“I’m OK.”の場合は、二つ意味があるので、注意が必要です。

まず一つ目、

写真のように自分のことを気にかけてもらった時の表現。

“How are you?”
“How’s it going?”
など健康状態を訪ねられたときに使う、

“I’m OK.”
この場合の意味は、「私は、大丈夫です」、「まあまあです」です。

“OK”は、もともと“all correct”(すべてが正しい)ということがもとになっていますが、“I’m OK.”の場合には、「すべてが良い」ではなく「まあまあ」な感じを表現しています。

さて、2つ目の意味の表現。

これが非常に良く使う表現です。

“I’m OK.”

は、「私は、結構です。必要ありません。

といった否定的な意味で使うことができます。

前の表現とは全く反対の意味になってしまいます。

“Would you like a cup of coffee?”
(コーヒーはいかがですか)
“I’m OK.”
(結構です。(コーヒーはいりません))

これは、自分の中で「十分です」、「間に合っている」という気持ちがあるからです。改めて、コーヒーを飲まなくても大丈夫だ、だから「いりません」と考えているわけです。

“Will you come to the new restaurant in town?”
(新しくできたレストランへ行ってみないか)
“I’m OK.”
(私は、遠慮しておくわ)

と断りの返事をすることができます。

<相手の謝罪に対応する“That’s(It’s)OK!”(大丈夫です)>

最後三つ目の表現は、

That’s OK!”
It’s OK!”

この二つの表現は、ほとんど同じ意味で使われます。

誰かがあなたに謝っているときに、「大丈夫、気にしないでください」と答えるときの定番のフレーズです。

That’s OK“は、

相手の言っていることに、直接反応します。

相手の言ってる事柄に、「あなたの言っていることは、気にしなくていいですよ」という反応になります。

“I can’t go to the party today”
(今日、パーティに行けなくなっちゃった)
That’s OK!”
(大丈夫だよ。(パーティ来れないことは)気にしないでください)

これに対して、

It’s OK!”の場合は、

相手の言ったことを直接反応するのではなく、内容を特定します。

“I made a mistake!”
(間違えちゃったよ)
It’s OK”
(大丈夫だよ(今の状況に問題がないという考え))

という意味になります。

That’s OK!”
ですと
(間違えても大丈夫だよ(相手の行為に直接反応している))

となります。

さて、今回は“OK”に関する表現を、使われる場面によってまとめてみました。これできっとあなたも、会話の中で“OK”を使った表現を上手に使えると思います!

海外のレストランで、ウエイターやウエイトレスから、飲み物のおかわりをたずねられたとき、

“Would you like another beer!”
(ビールおかわりはいかがでしょうか)
“Oh, no thank you”
(ん~、いらないよ)

という返事だと、少し傲慢な感じも。

こんな時は、“OK”を使って、

“I’m OK, thank you!”
(もう十分です。ありがとう)

と、スマートに丁寧に答えましょう。

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