Hello everyone.
Noriです!
テキストでお伝えしている、海外に住んで分かる、日本人が凄い理由。
今回は、「日本の医療が凄い!」というお話。
海外に住んでますと、本当に一番感じるのは、やはり日本の医療って、なんだかんだ言って世界一だなと思うことが多々ある、ということなんですね。
何がすごいかっていうと、まず病院の多さ。ちょっとした住宅地なら、必ず何軒も病院がありますよね。海外ではこんなにないんですよ、病院って。
でっかい病院が地域にドーンとあって終わり、とか。個人病院っていうのが意外と少ない。あっても本当に診察だけして、大きな処置はでっかい病院で、みたいな、結局最初からでっかい病院に行ったほうがいい、みたいな感じです。
風邪やちょっとしたケガならそこで診てもらえるけれど、ちょっと事が大きくなると、もうでっかい病院に行かされます。
日本なら普通のちっちゃな「〇〇外科」「〇〇小児科」「〇〇内科」で大体の処置ができますよね。個人病院でも手術ができるじゃないですか。海外ではほとんどないです。できるところがあってもVIP客向けで恐ろしく高い。
保険で受けられる病院は質が悪くて、アメリカなんかは、そもそも保険を持っていない人が多い。というのも、保険代がアホみたいに高くて、月10万円とか平気で取られますからね。
保険なしで受診しようものなら、風邪で行っただけで3〜4万円とられる。盲腸で入院したら100万円です。大げさじゃない。だからもう、おちおち病気もできません、というのが海外の状態なんですね。
ニュージーランドはちょっと良くて、日本でいう保険の範囲内みたいな感じで、以前は医療費がタダでした。今は外国人も増えて、さすがにやっていけないので変わったみたいですけど。
向こうで出産すると、外国人でも無料で、向こうで生まれたらニュージーランド人になれると、それを中国人が狙ってたくさん入ってきた時期もありました。ほんとに静かないい国だったんですけど、1997年の香港返還の頃、一気に中国人が増えて少しバタバタしましたね。
まあ、それは置いておきまして、この日本の医療制度の凄いのに加えて、お医者さんや看護師さんのレベルが高いのも、日本の特徴です。
アメリカの公共病院の看護師なんて、本当に雑だし、失礼だし、ちょっと考えられないですね。アメリカの航空会社のエコノミークラスのCAさんみたいな感じで、食べ物をポンッと投げるような雑さ。先生もほんとにぶっきらぼうで、疲れているのか、パパパッと診て「はいはいはい」みたいな。
もちろん親切な人もいるとは思いますが、少ないですね。命に関わるようなケガや病気じゃないと、とにかく雑です。
私の知り合いが、包丁で手を切った時、英語が苦手というので付き添って行ったんですが、ざっくり切ってたんで、血は止まっていてもズキズキ痛い、という状況、そんなの日本で外科なり整形外科なり行ったら、すぐ消毒して縫ってくれますよね。
でもアメリカでは3時間待ち・・・。
ぱっと見にくるんですけど、これ命に関係ないわ、って判断されると、どんどん後から来る重症患者が優先されます。待合室で、結構ざっくり切って、神経までいってたと思うんですが、血は止まってましたが、痛いんでね、押さえて、あまりに痛いから震えてても、お構いなし。
出産の時も同じで、ロサンゼルスの産婦人科の先生も荒いですね、雑というか、仕事をこなしているだけという、テキパキしているけど、優しいという感じ、患者に寄り添う感じはなかったすね。
その点、ニュージーランドはよかったですね。優しい先生や看護師さんいっぱいいましたね、、西洋でもこんなに違うんだと思いました。
あと、オーストラリアでは歯医者に行ったことがありますが、これがまたアホみたいに高かったですね。虫歯で神経を抜かなきゃいけないってだけで20万円くらいかかる。神経を抜くためだけの専門の歯医者がいて、それが十何万円かかると。
しかも、日本だとその日のうちに一日でできるんですが、オーストラリアだと、歯の中に劇薬を入れて蓋をして、神経が溶けるのを何週間も待つ、とかいうワケの分からないやり方で(笑)それ漏れたら危ないじゃん、っていう話なんですけどね。
日本に帰った時に、私の生徒の歯科医に頼んだら、土日だけで全部やってくれて、海外に住んでたんで保険がなかったんですが、自費で払っても3〜4万円でやってくれましたね。いくつかついでに直してもその金額でした。
まあほんとにねえ、ありえないですよね、海外の医療制度って。
海外に住んでいると、日本の医療制度がいかに恵まれているかがわかります。素晴らしいお医者さん、歯医者さん、看護師さん、歯科衛生士さんに囲まれているということ。
ということで、日本の医療は世界一です。
ではまた次回。
See you next time.
昭和37年8月5日、福岡市博多区生まれ。26歳で渡米。飛行学校に入るが英語ができないためアメリカ人の教官から「帰れ」と言われながらも、ノルウェー人の教官に救われ、3ヶ月で英語ペラペラになる。あまりに英語が話せるようになったので、1年後にはアメリカ人を教える飛行教官になる。その後、全日空の同時通訳を務め、武蔵野学院大学准教授、名古屋大学理学部外部講師や、海上自衛隊将官トップマネジメントセミナー講師等も務める。自身が主催した「本城式英会話スクール」の受講生は1万人を超える。生い立ちから、現在に至るまでの詳細、また著書、講演履歴等はこちらから