こんにちは
NYのKayoです。
先日、ニューヨーク5番街にある高級マンションの最上階ペントハウスのルーフトップで、プライベート・ディナー・パーティーの演奏仕事がありました。
読者の皆さま、お忘れかもしれませんが私は実はジャズピアニストが本業です(笑)。
相棒のベーシストと一緒に、エレクトリック・ピアノとスタンド、キーボードアンプ、そしてウッドベースとベースアンプを、ローディーさんと共にイエローキャブを使ってよっこらしょと運び込んでのデュオ演奏です。
お部屋に入ると、まるで、映画のセットのよう!
専属のウェイトスタッフさん3名とシェフ等キッチンスタッフさん3名が敏速に立ち回る優雅な空間に、おおっと、ちょっと感動しちゃいました。
雷ゴロゴロ!ルーフトップから室内へ緊急避難
ところがこの日は、あいにくの凄まじい大嵐!
雷がピカピカ!、雨がザザーッ!と降る荒れ模様で、本当はセントラルパークを一望できる開放的なルーフトップで開催されるはずだったパーティーは、急遽ペントハウスの室内に変更となりました。
本来ならお客様18名とホスト夫妻を合わせた20名が18時に大集合のはずが、悪天候で足止めされて誰も見えず……。
でも「契約は契約!」ということで、誰もいないゴージャスなお部屋で、私とベーシストは静かにジャズ・スタンダードを奏で始めました。
誰もいない部屋にぽつんと響くジャズも、なんだか贅沢で不思議な時間でした(笑)。
笑顔と、あたたかなお誕生日お祝い
18時半を過ぎる頃から、このカクテルアワーにカップルのお客様たちが少しずつ到着し始めました。
落ち着いた年代のご友人方が多く、この日はホストのお友達のご主人のバースデーをお祝いする集まりだったようです。
皆さま、手に手に素敵にラッピングされたプレゼントを抱えていて、見ているこちらまでほっこり。ズラリと並んだ高級なお酒やワインはもちろん、バチェラー(ウェイトスタッフ)さんがその場で作るシェイクカクテルも、とっても美味しそう!
外の荒天をすっかり忘れてしまうくらい、お部屋の中は一気に華やかで温かい熱気に包まれました。
嵐の夜の、でも素敵な思い出
窓の外は相変わらずどんよりとした嵐の景色でしたが、お部屋の中には美しいお花と素晴らしいお酒やお食事、そして私たちのジャズと皆様の弾けるような笑顔とトークがあふれて、なんとも素敵な夕べとなりました。
私たちもシャンパンをいただいたり、シェフが目の前でサーブしてくれるディナーをご馳走になって、ご満悦です。
この日、ルーフトップでセントラル・パークから吹いてくる風を感じながらの演奏ができなかったのは少し残念でしたが、こんな日に集まったからこそ、皆さまの絆やお気持ちがより際立った気がします。
次回お邪魔するときは、ぜひすっきりと晴れ渡るニューヨークの青空の下、ルーフトップで皆さまと乾杯できることを心から祈っています!来年が、ちょっと楽しみです。
それではまた次回♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。




