日本では、世界中のお料理が楽しめますよね。多分普通に住んでいるとあまり気にならないかもしれませんが、あんなにも世界中の味が味わえる国は、多分、日本が世界一だと思います。
同じアジア料理でも中国料理にはじまり、中国はとても広いから、北京料理、上海料理、四川料理や広東料理などいろいろありますよね。そしてそれに続くタイ、マレーシア、ベトナム、インド、エトセトラ、そして各ヨーロッパ諸国の郷土料理レストランや、北米、南米、アフリカ料理まで、そしてワインやカクテルなども世界中のものが楽しめますよねぇ。
アメリカでも、日本のようなわけには全然行きませんが、少しずつ、外国の料理なども食べられるようになってきました。日本料理もその一つです。
ほとんどのアメリカ人は、日本人は毎日、家で寿司を食べていると思っているし、日本食には寿司と刺身しかないと思っている人は多いです(笑)。なんたって、中国の中に日本があると思っている人もいるくらいですからね(笑)。
でも、健康志向のインテリっぽい人たちは、違います。日本食は、蒸したり茹でたり無駄に油を使わずカロリーも低めで、多くの種類の野菜をたっぷり使う事をご存じで、日本食が大好きです。
そんな日本の味を自宅で楽しめるものを、色々と揃えてくれているのが
TRADER JOES(トレーダージョー)
いつもいろんなアイディア満載のオリジナル商品が揃っていて、値段も、あらゆるところで値上げが続いている中、本当に良心的。そんなトレジョにある、日本の味アイテムをいくつかご紹介しますね。
「味噌ジンジャーブロス」
アメリカ人は、以前は「出し」出汁と言うものを知りませんでしたから、自宅で味噌スープを作るためには、日本食スーパーへ行って味噌を買ってお湯で溶かせば良いのだと思っていた人が、たくさんいました。
そんな人でも大丈夫な、出汁入りの味噌「MISO GINGER BROTH(味噌ジンジャーブロス)」。これはまさにお湯を入れるだけで完成です。このスープにうどんを加えたり、豆腐を足すと良いよ、とアドバイスが書いてあります。いろんな野菜を入れても、いいですよね。
お味は、とてもさっぱりしています。味噌汁と言うと、味噌のつぶつぶとが入ったちょっとまったりしたイメージですが、これは、broth(ブロス)と言うだけあって、クリアスープです。
ブロスというのは、チキンブロス、野菜ブロスなど、身がはいっていない、澄んだスープです。
なので、これは味噌汁と言う表現はちょっと違うかもだけど、まあ味噌と生姜のクリアなスープです。
「柚子ホットソース」
ホットソースと言う割にはあまり辛いわけではなく、日本の「柚子胡椒」にアイディアを得たのではないかと、私は推察します。タバスコみたいに液体状にして瓶に入れた感じ。一度購入してみましたが、また買いたいと思えるものではなかったですね。値段は高くても、日本の柚子胡椒の方が美味しく感じられたので。
「抹茶グリーンティー(糖分無添加)」
これは本当に、待ち望んでいました!暑い夏に冷たい飲み物を買おうと思ってお店に入っても、甘くないドリンクと言うと、アメリカでは、水や炭酸水しかなかったのです。私の知っている限り、長年の間、アメリカでは「グリーンティー」という飲み物には、たっぷりの砂糖が加えられて、とても甘いものしかありませんでした。本当に。
そんな中、「抹茶グリーンティー」と言う、砂糖が全く足されていないお茶がトレーダージョーで売り出されました☆
日本の、「おーいお茶」とか、日本食スーパーなどへ行けば買えますが、500ml入りで1本、$2.99(330円)+税、とかします。贅沢品です(笑)。
この缶ドリンクは、中見の見た目よりあっさり気味ですが、とてもおいしいです。毎回、缶というゴミを出すのがちょっと気が引けますが、次回は、粉状のものを買ってみようかな。シングルのスティックが7本入って7.49ドル(約800円)です。やっぱりちと高いか。良い商品をできるだけ安く提供してくれているトレーダージョーで5ドル以上のものを買うには、ちょっと勇気が要ります(笑)。
でも缶ゴミを出すよりはいいかなと思って買ってみた。1スティックで500ml のペットボトル用らしい。てことは、缶のドリンクよりはお買い得。私はこっち派で行こう。
「ソヤキ」
なんじゃ、このネーミングは、って思いました。瓶に書いてある説明では、ユニークな、テリヤキ・ソースみたいなもの。ジャパニーズ・バーベキュー・ソースって感じで、ビーフ、ポーク、チキン、シーフード、豆腐、野菜、餃子など、マリネをしても良いし、付けダレに使っても良いし、なんでも美味しい。
で、このソヤキの意味は「素焼き」かな?そこは不明です(笑)
胡麻も入っていて、ちょっと甘辛くて、私は好きです。以前は日本に行くたび、焼肉のタレをわざわざトランクに詰めて持って帰ってきたりしてたので、これはとっても重宝。
日本食スーパーに行けば、日本の商品そのものを買えますが、先にお伝えした通り、とても値段が高いです。なので、お伝えしているような、日本風なもので、美味しそうなものを探して使ったりしています。日本のものとは味もちょっと違ったりはしますが、それはそれで美味しかったりするので、もしこちらで購入される機会がありましたら、いろいろ試されるのも楽しいと思います☆
この他にも、いろいろと日本の味アイテムがあるので、また改めて紹介したいと思います。
ではまた来週
Kayo
P.S.
アメリカでは、開封したものでも、食べられないものがあった時、訳を話すと返金してくれたりします。優しいです。
この「スパイシーもちライスナゲット」つまり米菓のあられなんですが、確かにスパイシーと書いてありますが、スパイシーすぎて、辛くて最初の2つしか食べれませんでした。
と言うわけで、トレジョに行ってそう言ってみたら、ちゃんと2.99ドル(約330円)返してくれました。カスタマーサービスのお兄さんが、「これ、すっごい辛いよね、辛すぎるよね、」と同調してくれて、とても嬉しかった(笑)。
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。