【World Life】とは?
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外国人を笑顔にしたかったら

World Lifeな生活
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あるイギリス人留学生の男の子に付き添って市役所へ行ったときのことでした。

私は彼の大きめのリュックサックに「ある物」を見つけたのです。

「ねえ、イギリス人って〇〇を持たないって聞いたけど」と私はその「ある物」を指さして言いました。

いつも気難しい顔をしていたイギリス人留学生の男の子は、クスっと笑い

「それは噂話だよ・・・・」と彼は笑顔になって話を始めたのです。

たった一つの質問で、簡単に外国人の心を和ませる事ができた。

今日はそんなお話をしたいと思います。

始めは、とっつきにくい

英語をたくさん勉強しているのに、外国人がいざ目の前にきたら何を話していいのかわからない。

単語の羅列しか話せなくて、外国人が「?」という顔になってしまう。

後から、ああいえばよかった!こういえばよかった!と思い出す。

英語を勉強している方には、こんな経験が少なからずあるのではないでしょうか?

私も今のお仕事をしていると、何年経ってもこんな事はたくさん経験します。

ただ逃げ道をたくさん見つけることもできるようになりました。

始めはとっつきにくいと思う外国人を笑顔にする、

まずはここから。

笑顔って最強の武器になります。

失敗だらけの通訳のお仕事

私が今の外国人対応のお仕事に就いてから、6年ほど経ちますが、最初の頃に担当した外国人留学生は、すべてイギリス人でした。

身長が高い男の子の学生が2人、女の子の学生が1人、研究者の男性が1人。まるでハリーポッターのロンが大きくなったような金髪の髪とまつげ、少し透き通るような感じの茶褐色の瞳、身長は180センチほどもあり私はいつも見上げて話していたのを覚えています。

その中でも、ひと際トラディショナルな雰囲気で、髪や身なりをきちんと整えている男子学生がいました。

彼が事務室へ困ったことを相談にくるとき、彼の英語が聞き取れるか、いつも焦っていました。

きちんとした感じで話していくれるので、丁寧な分、余計に緊張してしまい、よく何も話せないポカンをした間を作ってしまいました。

フレンドリーというより、とっつきにくいという言葉が、ぴったりくる雰囲気のイギリス人留学生の男の子でした。

この留学生の男の子が来ると、決まって帰ったあと、必要以上の後悔の念でいっぱいになり

「間違えてしまった、単語しか言えなかった…。」とか

「聞き取れなかった! 変な答えを言ってしまった…。」とか

「ああ、違う単語を言えばよかった!失敗した!」とか。

ある時は、「confirm(コンファーム)」という単語を言った瞬間に、少し顔をしかめて

R」を強く発音しながら、「confirm?(コンファームの事?)」と言い直される始末。

発音が違うから、よくわからなかったよ、と暗に言ってきたのです。

こんな事の連続で、イギリス人留学生の男の子も、私の英語能力の低さに閉口していたと思い、てっきり嫌われてるだろうなぁ、と思っていました。

たった一つの質問で

情けなさにくじけそうになっていた時、ある転機が訪れました。

イギリス人留学生の男の子の付き添いで市役所へ行く、というお仕事がきたのです。

市役所での内容は、滞在のための書類の提出等で、外国人に簡単な質問をされた時に通訳をするのが私のお仕事でした。

通訳という言葉に重荷を感じていたので、不安でいっぱいで一緒に市役所へいきました。

そして、市役所で書類の作成をしてもらうために長い間待っていたとき。

その時、私は「ある物」を彼のリュックサックに見つけました。

「ねえ、イギリス人ってそんなの使わないって聞いたけど」

と私はその「ある物」を指さして言いました。

いつも気難しい顔をしていたイギリス人留学生の男の子は、クスっと笑い

「それは噂話だよ・・・・」と彼は笑顔になって話を始めたのです。

たった一つの質問で、こんなにも笑って話しだした!私は驚きました。

私が見つけたのは、折り畳み式の「傘」で、イギリス人は雨の日も傘を使わない、と何かの本で読んだように記憶していたのです。それで、なにげなくリュックの横に挟んである小さい傘が不思議に思いました。

質問の答えは長く、半分ぐらいわかりませんでしたが、とにかく、いつも気難しく、私の発音を直していたイギリス人留学生の男の子の笑顔を、始めて見ました。

それから市役所での待ち時間の間に、いろいろなイギリス英語の単語の話を聞きました。

冷蔵庫を「Fridge(フリッジ)」、アパートの事を「Flat(フラット)」、ルームメートは「Flat mate(フラットメイト)」、セーターは「ジャンパー」と言う、またbutを「バット」ではなく「ブット」という人が多いよ、
などなど・・・

このイギリス人留学生の男の子は、私がお世話を始めてほどなく帰国する時期がきたのですが、この件以降、彼に友達のように話しかけることができるようになりました。

ある時、外国人がたくさん集まるバーに行ったとき、彼も他の数人の留学生たちと一緒に来ていましたが、「終電の時間だから帰る」と言い出しました。

私はこのイギリス人留学生の男の子の家が、ちょうど私の家の帰る途中にあったので「車で送っていくから、もう少し残ったら?」と言いました。

正確には、しどろもどろになってしまい、その場にいた他のイギリス人留学生が説明をしてくれたんですが。

イギリス人留学生の男の子は、大喜びで「ありがとう!やった!じゃあ残るよ!」と言って、もう少し残ることになりました。

実は外国人も同じだった

その後、イギリス人留学生の男の子を車で家まで送っていくとき、いつものように「信号機は何ていうの?」など、英語の質問をしていました。

彼は、そんな質問でも、嫌がりもせずに答えてくれました。

「日本で一番おいしかったのはどんな食べ物?」と聞いたら

「日本のファーストフードは最高だった!イギリスには絶対にない!」と強く言い、そして

「日本は食べ物がおいしすぎて離れがたい、でも友達や家族がいるから、イギリスに戻りたいと思う」

と答えました。

そんなに美味しかったの!?と思い、思わず

「日本のマクドナルドはそんなに美味しかった?」と聞いたら

「日本のファーストフードは、牛丼とかラーメンでしょ!」とイギリス人留学生の男の子が言って、笑い出しました。

「そうだね!」と私も一緒に笑いました。

こんな、たわいもない話ですっかり和み、打ち解けてくれたのか、最後にこんな話をしてくれました。

実は彼は、本当は日本語が少しわかっていて、話すこともできたのだと。

しかし、日本語を話すことに自信がなく、少しでも英語がわかる人には英語で話したかったそうです。

私は最後まで彼の日本語を聞くことはできませんでしたが、きっと上手に話したと思います。

その時、言語を勉強して、話すという事は、私達日本人だけが苦手と思っている訳ではないんだ、と思いました。

外国人を目の前にしたら、最初は英語が通じるかな?とか、仲良くなれるのかな?など、不安になったり緊張したりする事も多いかもしれませんが、どの国の人も、みんな考えることは同じだと思います。

たわいない話でいいので、もっと気軽に、話しかけてみてもいいのではないでしょうか?

意外な外国人の一面も知ることができるかもしれませんよ。

 

P.S.
最初は、ジェンダー問題や、趣味の事、家族の事や彼氏や彼女がいるかどうかを根掘り葉掘り聞いたり、政治や宗教の論争などは避けた方がいいと思います。

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