新しくオープンした【World Life】とは?
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店員もフレンドリー!?なアメリカ

World Lifeな生活
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「アメリカにはラジオのステーションがメニーカインズあってさ…。」

とても残念なルー〇柴さんみたいですが、
実はこれ、昔、日本に一時帰国した際に、
成田空港まで迎えに来てくれた友人に対して
車の中で私が発した言葉なのです。

L.A.から約11時間のフライトを経て、久しぶりに発した日本語だったので
こんな感じに無意識になってしまったんですね。

いや~、とっても恥ずかしいです。
今そこに穴があったら入りたいくらい恥ずかしいです。

当たり前ですが、アメリカにいた当時の生活はすべて英語。

そんな生活の中で、「英語の練習」と銘打っていつもしていたのが

「車の中での英語練習」

え、何だそれ?って思ったでしょう?

車の中から「運転中に見たもの」、「景色」、「思ったこと」、すべてを英語で実況するのです。

例えば、道路を走る自転車が邪魔だったりすると、
“Oh, that bike is in the way. He should move a little to the right.”(あ、あの自転車は邪魔ですね。もう少し右に寄るべきですね。)

というような感じです。

そしてもう一つよくやっていたのは、ラジオです。
アメリカは本当にラジオ局が多くて、お気に入りのラジオをいつも聞いていました。

音楽が中心の局が多いのですが、時々ラジオでパーソナリティが話したり、電話をかけて
リスナーと話したりすることがあるのです。
その話しているトークを聞いて、そのセリフを瞬時に真似して言うのです。

聞いた瞬間から声を出して同じセリフを言う。
実はこれってかなり難しいのです。

「あ~、英語の口には、まだなっていないな。」など反省と気づきがあって、
本当に勉強になります。

そんなある時、ラジオからとっても心地よい歌が流れてきました。

「最近何度か聞いた曲だな。」と思っていたのですが、
誰の歌なのかも、曲名もわかりません。

でも何度も流れてきていたので、歌詞は少し覚えてしまっていました。

今のようにすぐにネットで調べられた時代ではなかったので、
近所にあった大きなCDショップへ行くことに。

でも、歌手名も曲名もわからない。

さあ、困った。

みなさんならどうします?
ネットで検索もできません。

そう、「歌う」しかないのです。

近くにいた店員さんに、

“Excuse me…, I’ve been looking for a song but don’t know anything about the song, even its name.”
(すみません、ある歌を探してるんですけど、その歌について何もわからないのです、名前さえも。)

すると店員さん、

“Oh, why don’t you sing the song?”(あら、じゃあその歌うたってみたら?)

「ええ!う、歌うの?恥ずかしいじゃん・・・」と思ったのですが、店員さん、ニコニコして待ってる…。

「歌うの恥ずかしいんだけど…。」

そう伝えると、

「何言ってるの。歌わなきゃわからないじゃん。」と店員さん。

はい、ごもっともです。
とってもフレンドリーな笑顔ではっきりと言うこの女性店員さん、
やっぱりアメリカです、ここは。

仕方ない、じゃあ…と歌いました。

頑張って歌ったものの、店員さんは天井を見上げて、

「う~ん、知らないなぁ。」

(えええ!まさかの歌い損?)

すると「ちょっとここで待ってて。」と言われ待っていると、
もう一人別の店員さんを連れてきたのです。
今度はちょっと年配の女性。

(え、世代的にわからないんじゃないのかなぁ…。)
と不安に思っている私に、やっぱり言ってきました。

「はい、じゃあ歌って!」と。

(ま、また?マジかよ・・・。)と、さらに恥ずかしさ倍増の私 。

でも知ってるかもしれない。これはもう歌うしかない。

はい、歌いました。

「う~ん、聞いたことある気がするけどわからないなぁ。」

(あちゃ、やっぱりね。本当に聞いたことある?)

そして、

“Hey, Steve. Come over here.”(おーい、スティーブ。ちょっとこっち来て。)

と、遠くにいた3人目を召喚。

(わからないならいいよ、もう…。)という私の心の声もむなしく、
張り切ってやってきたスティーブさん。

「じゃあ、歌って!」

私の前には、同じ黒いトレーナーに赤い店のロゴが入ったポロシャツを着た3人の店員。

(こ、これはもう罰ゲームじゃないの?)

と戸惑っていると、

「はい、歌って!」と最初の女性。
なんと“Ready, set, go!”(せーの、はい!)と掛け声までかけ始めたのです。

ええ、本日、3度目となります私のアカペラ。
傍から見ると、広い店内で3人の店員さんを前に、何度も歌をうたう孤独な日本人。

歌いながら私の心の声は、
(お願い、知っててください!)
だけでした。

するとスティーブさん、

「あ、それ、あのグループの〇〇という曲だよ。」と即答。

すばらしい!素晴らしいよ、スティーブさん!
もう涙がでそうだよ。
あなたがいなきゃ、わたしゃ、ただ歌っただけの変な客で帰るところだったよ。

スティーブ氏は、私をCDの場所まで案内してくれ、念願の曲を無事にゲット!
最後は3名の店員さんに、「よく頑張った!よかったね!」と拍手までいただいき、
店を後にしたのでした。

もうね、まるで昔から知ってる友人たちのようでした。
つい数分前に会ったばかりなのに。

いやぁ、恥ずかしかった。
そして面白かった。
でも、なんだかわからない充実感も味わったのも事実なんですね。

最近、この曲を耳にすることがあり
思わずこの経験が脳裏によみがえりました。

ああ、自分は多くのフレンドリーな人たちに助けられ、
アメリカ生活を送ることができたんだなぁ、
英語を嫌にならずに勉強し続けることができたんだなぁ、と
しみじみ思います。

あ、もちろんメニーカインズなラジオのステーションにも、ですね。(笑)

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