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【クイズ】Helvetiaってどこの国?

World Lifeな生活
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突然ですが、ここでクイズです。
画像の切手、「Helvetia」ってどこの国か分かりますか?

マイナーな国ではなく、誰でもよく知っているヨーロッパの国ですよ。
ただ、日本語でも英語でも、全く違った言い方をしています。

どこか分かりますか?
……

正解は「スイス」です!

スイスの公用語は、ドイツ語、フランス語、イタリア語そして、ロマンシュ語と4種類。
なので、「スイス」という言い方だけでも4種類あるわけです。
紙幣など広いスペースがある場合は、4言語全てが表記されますが、スペースのないコインや切手などはラテン語名の「Helvetia/ Helvetica」が用いられるのです。

そんな皆さんが知っているようで、知らないスイスをお伝えします。

<列車で富士山近くまで?!>

まずスイスというと何を思い浮かべますか?

アルプスの山々?ハイジ?牛?それとも時計でしょうか?

アルプスの山々に囲まれ、牧草地が広がる景色はまさに「アルプスの少女 ハイジ」の世界!

特に夏のこの時期、青々とした牧草地には色とりどりの高原植物が咲き乱れ、のんびりと草をはむ牛たち。雪を冠った山々を背に牛のカウベルの音を聞きながらハイキングをすれば、ハイジになった気分です♪

しかも、スイスの山々のいい所は装備がなくても、そして苦労して山登りをする事もなく、富士山と同じくらいのところまで行けてしまうんです!

理由は、鉄道が発達しているから。
スイスで一番と言っていい観光名所、「ユングフラウヨッホ」。この山の標高は、3466m。富士山が3775mなので富士山より少し低い位。

でも、頂上近く3454mの所まで列車で行けるんです!しかも、この登山鉄道は今から100年以上前の1912年に開通しているんです‼

100年前に列車で富士山と同じくらいの所まで行けてたってすごくないですか?!

もちろんその頃は、今のように機械も発達していなかったでしょう。登山鉄道の多くはトンネルになるのですが、今でも細いトンネルを通る時によく見てみると、トンネルの内側は荒く削られた跡が見られます。

手掘りをした跡です。標高が高い中、手彫りでトンネルを掘る事はどれだけ大変だったでしょう。そんな苦労のおかげで、今、列車に乗っているだけで、私たちは何の苦労もすることなく3000mを超える所まで行け、大パノラマを楽しむ事ができるのです。

ちなみに、ユングフラウヨッホ駅には日本でもほとんど見かける事のなくなった日本の昔のポスト、円柱型の赤いポストがあるんです。これは、富士山の五合目の郵便局とユングフラウヨッホ山頂郵便局が姉妹郵便局だから。

メールが主流の現代ですが、海外旅行では絵ハガキを送るのが私の楽しみの一つです。

<スイスと兵士>

豊かな自然に囲まれ、永世中立国で平和でのどか。時計も有名でお金持ちの国、スイス。
そう思っている人も多いかもしれません。

ですが、スイスは昔は山しかない貧乏な国だったのです。現在ある広い牧草地も人々が開拓して広げていったもの。
お金を稼ぐために彼らが選んだのは自分の命をかけて他国のために働く「傭兵」でした。

時には同じスイス人同士、雇われている国が違うために戦わなければいけなかった事も。

ルツェルンの町には、フランスのルイ16世とマリーアントワネットを最後まで守って戦死したスイス傭兵786人の慰霊碑「瀕死のライオン」像があります。

砂岩を大きくくりぬき、掘られたライオン像。ライオンはスイス兵を表しています。

題名通り、身体を矢で撃たれ瀕死の状態。そんな中で自分の身を守る槍と盾は脇におき、守っているのは百合の紋章、つまりフランス王家です。自分の身を挺してルイ16世とマリーアントワネットを守ったスイス兵の姿が思い浮かびます。

歴史的背景を知ってこの像を見ると、苦し気に横たわるライオンの表情が益々もの悲しく見え、何度ここを訪れても胸が詰まる思いがするのです。

現在では、傭兵は禁止されていますが、特例としてバチカン市国には、バチカン市国とローマ法王を警護するため、現在でもスイス傭兵がいます。入口に、中世から飛び出してきたようなカラフルな制服を着て立っている人がいたら、それがスイスの傭兵です。

現在、スイス傭兵はバチカン市国以外にいませんが、スイス国内に軍人が多いって知っていますか?

スイス内をバスで移動していると、よく軍のトラックが連なって追い越していったり、迷彩服を着た軍人さん達が休憩していたりするのを見かけます。

実は、スイスでは徴兵制度があり、男性は兵役の義務があります。兵役後は予備役軍人となり、30年間務める必要があるのです。

「永世中立国なのに、どうして?」と思う人もいるかもしれません。

私も、最初は軍の人たちを見ると違和感がありました。(平和な国じゃなかったの?)と。

平和や永世中立は、何の装備や力もなしに維持している訳ではなかったのです。

考えてみると、スイスは周りをフランス、ドイツ、イタリアの大国に囲まれています。九州より少し大きいくらいの小さな国スイス。一方的に攻め込まれたらひとたまりもないでしょう。

小国スイスが自国を守るためには、周りの大国に攻め込まれないだけの軍事力とその備えが必要だったのです。

他にも、スイスの各家の地下には核シェルターがほぼ100%完備されていたり、スイス国内の道路や橋、堤防などは有事の際は破壊し侵入を防げるように細工されていたりと、「もしも」の時の備えは十分です。

スイスでパンが美味しくないのは、その年にできた小麦は備蓄に回し、古くなった小麦が市場に出るためとも言われています。

スイスに行って初めてそれを知ることができました。きっとこれは、日本のテレビやガイドブックでは紹介されない話。

もちろん、スイスは山も美しいし、町もきれい。観光としても十分魅力のある国です。が、スイスという国はそれだけではないのです。裏の顔というか本当の顔は、やっぱりスイスに行かないと分からないものです。

ただ観光して写真を撮って、美味しい物を食べて…という旅行もいいですが、ヨーロッパのような歴史のある国々を訪れる時には、その国の歴史も知るとより旅行が面白く、興味深いものになりますよ。

追伸:スイスのチーズフォンデュは、匂いがきつすぎて食べられるようなものじゃありませんでした。これも行かないと分からない現実(笑)

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