【World Life】とは?
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Q:春夏秋冬が楽しめる国はどこ?

World Lifeな生活
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日本は四季がありますよね。
と言うと「当たり前じゃん」と思う人もいるかもしれませんが、世界的に見ると、日本のように四季の違いがはっきりしている国は意外と少ないんです。

気温の変化はあっても大体ずっと暑かったり、寒かったり。乾季と雨季の二つしかなかったり。四季がはっきりしてるから春夏秋冬それぞれに良い場所、良い楽しみ方ができます。

では、海外で四季の楽しみ方ができる国ってどこでしょう?
私が思う四季の楽しみ方がある国。

それは…

カナダです!

カナダは日本の約26倍の面積がある大きな国。それだけ魅力も多く、訪れるべき場所も多い国という訳です。「カナダなら行った事ある」という人も、きっとまだ知らないカナダがあると思いますよ。

<春:花に囲まれ優雅なアフタヌーンティー:ビクトリア>

ビクトリアはブリティッシュコロンビア州の州都で、イギリス領時代の面影を色濃く残す町。「花の都」と呼ばれ、イングリッシュガーデンが美しい所です。カナダ南西部の都市、バンクーバーからも日帰り観光ができます。

市内には多くの庭園がありますが、中でもブッチャートガーデンは東京ドーム約5個分の広大な敷地に四季折々の花が咲き、園内にはイタリアン・ガーデンや日本庭園もあります。
どの季節も綺麗なんですが、やっぱり春~初夏の季節が気候も良く、花も綺麗でお勧めです。

花を楽しんだ後は、フェアモント エンプレスホテルでアフタヌーンティーを。クラシックな英国風の建物で、重厚感があり歴史を感じさせます。ここでいただくアフタヌーンティーは、本格的なイギリス式アフタヌーンティー。三段のスタンドにスコーン、サンドイッチ、ケーキなどが運ばれてきます。

ドレスコードもある所なので、少しおしゃれをして行きましょう。ホテルの雰囲気と美味しい紅茶に心もゆったり優雅な気分になる事でしょう。

<夏:エメラルドグリーンの湖と氷河の世界:カナディアン・ロッキー>

夏のカナダは涼しくてお勧めですが、その中でも夏は山に行くのがおすすめ。
カナディアン・ロッキーはカナダとアメリカを縦断するロッキー山脈のカナダの部分。

標高3000m級の山々や氷河、エメラルドグリーンの湖、滝や渓谷などの美しい景観がユネスコの世界自然遺産に登録されています。ロッキー観光の中心地はバンフ国立公園内にあるバンフ。バンフ自体はとても小さな田舎町ですが、大きなホテルがいくつも点在し、世界中から観光客が訪れる山岳リゾート地です。

カナディアンロッキーの山は木々が生い茂る緑の山ではなくて、急こう配の岩がそそり立つ岩山。そこに残る氷河。この氷河に降り立つ体験ができるのがコロンビア大氷原での雪上車観光です。

まず驚くのが雪上車の大きさ。タイヤだけで私の身長と同じくらい、直径1.5m程もある大きなタイヤ。その上にバスが乗っている感じで見上げるほどデカい!その雪上車に乗って急こう配の雪道を上って氷河まで。これに乗るだけでも一つのアトラクションのよう。

氷河の上に降り立つと、目の前には真っ白な雪と所々に見える美しいブルーの氷。脇には雪解け、氷河解け?水が流れそれを飲む人もいます。お酒好きな人は、きっと氷河の氷でオンザロックしてみたくなるはず。

ロッキー観光で見てもらいたいのが、美しいエメラルドグリーンの湖。
どうしたらこんなに綺麗な色になるんだろうかという位、カナディアンロッキーの湖は、美しい緑色~ターコイズのような青緑色をしていて惹き込まれます。美しい湖がたくさんあるのですが、その中でも私は特に、ルイーズ湖が好きです。

エメラルドグリーンの湖の両脇には針葉樹の深い緑、奥には氷河を抱いたビクトリア山。絵に描いたように美しい景色で、こんなに美しい世界があるかとため息がでる程です。

バンフに泊まるなら宿泊は断然、フェアモント バンフ スプリングスホテルがお勧め。ビクトリアのホテルと同じフェアモント系のホテルです。こちらは森の中に佇む中世のお城のようなホテル。内装には木がふんだんに使われ、「美女と野獣」の話を思い起こさせるような雰囲気のあるホテルです。

<秋:真っ赤に染まる森:メープル街道>

秋といえば紅葉。日本も紅葉の美しい所がたくさんありますが、カナダも負けていません。秋は、カナダ東部、ナイアガラ~モントリオール~ケベック間がお勧めで日本では「メープル街道」と呼ばれています。

ナイアガラは言わずと知れた世界三大瀑布の「ナイアガラの滝」がある所。ナイアガラの滝はどの季節に行っても、季節ごとに楽しみ方があります。夏は滝の間近まで行って濡れるのもいいし、冬には一部が凍った氷柱状の滝も美しいです。そして秋は滝と紅葉が見れるという訳です。ただナイアガラの紅葉は、ちょっとオレンジが多めの印象です。

真っ赤な紅葉を見るなら、もっと東側モントリオールやケベックに行くといいでしょう。

この二つの都市があるケベック州は、フランス語が公用語の州。モントリオールは「北米のパリ」と言われる位、街並みや雰囲気はフランスを思わせます。そして私が驚いたのは同じカナダなのに、ここに来たとたん標識もフランス語が先、聞こえてくる言葉もフランス語。

英語は通じるけれど返ってくる英語はフランス語なまりで、気持ち的にもフランスにいるような錯覚を覚える街でした。

紅葉で有名なのが「ローレンシャン高原」と「アルゴンキン州立公園」

森一面に広がる色とりどりの美しい世界。真っ赤な赤、オレンジ、黄色、緑と本当に色鮮やかで綺麗。風がない日なら湖面にも紅葉した木々が映り更に美しく幻想的です。カナダの紅葉は、日本よりも早く9月中旬から10月頃。ナイアガラは南にあるのでそれより少し遅めになります。

自然の物なので見頃を合わせるのは難しいですが、スケールの大きいカナダの紅葉をぜひ見てもらいたいです。

<冬:極寒の中で見る神秘的なオーロラ:イエローナイフ>

冬は寒いカナダですが、どうせ寒いなら極限まで寒さを味わってみるのはどうでしょう?そして、日本ではなかなか見れないオーロラを見ては?カナダでオーロラが見れるのは、カナダ北部にあるイエローナイフ。ここは、晴天の日が多く、オーロラの出現率も高い事で有名です。

冬のイエローナイフは、マイナス20℃の極寒の世界。深呼吸すると肺が凍るとか、まつ毛が凍るとかそんな世界です。オーロラ鑑賞には、忍耐力が必要。自然発生するものなので、いつ、どこから、どのように出てくるのか全く分からないからです。

オーロラ観賞用のテントがあるので、寒さはないものの、夜の眠さに耐えながらひたすら出るか分からないオーロラの出現を待つのです。気の短い人には修行のような時間。ただ、その分見れた時の喜びはひとしお。

真っ暗だった夜空がパーっと明るくなり、生きているかのように波打ち動くオーロラ。神秘的で美しく、壮大。自然が作り出す圧倒的な美に言葉を失い、恐怖さえ覚える程でした。これは体験した人にしか分からない、言葉では言い尽くせない物があります。映像や写真で見るのとも全くスケール感が違うんです。

オーロラを体験した人から「あの時見たオーロラが素晴らしくて忘れられない」と言うのをよく聞きますし、私もそう思います。まつ毛も凍る極寒の世界と神秘の美しさオーロラ体験をぜひ。

春夏秋冬のカナダの魅力、伝わったでしょうか?カナダは一度だけでは到底、見尽せません。春夏秋冬、季節を変えて4回は訪れてほしい。カナダはそんな魅力がある国です。

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