Hello everyone.
Noriです!
テキストでお伝えしている、日本人が凄い理由。
今回は、「日本の長い歴史」についてのお話。
実は日本は2000年以上の長い歴史があります。天皇家が続いているということで、まぁ途中はいろいろ戦乱はあったんですけれども、基本的に同じ朝廷がずっと2000年以上継続しているわけです。
神武天皇が宮崎に降りてきて、そこから天皇家が始まったということになっているんですけれども、まあそれについて、信じる信じない別として、一度も途絶えたことがないんですよ。
これ実は、西洋でも、または中国でも、ありえない歴史なんですね。
中国なんか王朝が変わるたびに、皆殺しで誰も残ってませんみたいな、もう民族も変わるぐらいの勢いで全部粛清されますからね。
ヨーロッパもそうですね、もう全部占領されて、奴隷にされてしまうということで、残らないんですね。残すと後でまた仕返しされるのが怖いということで。
日本では、まあ侍同士はやり合ってたんですけども、朝廷はそのまま残りました。
日本で凄いのが、相手をやっつけても、相手の兵を全部皆殺しにはしないんですね。ちゃんと自分の部下にしてしまう。
江戸時代なんかは、ちょっと自分に逆らったチームは外様と言って、ちょっと遠くの方において、自分の味方は譜代といって近くに置いたりね。参勤交代とかで、財力を減らしたりとか。
まあいろいろと作戦はあったんですけれども、いずれにしろ、皆殺しにはしないということなんですね。
先日、種ヶ島に行ったんですけども、そこではですね、源氏と平家が仲良く暮らしてたという、戦争終わった後もね。
そういう跡が残っているらしくて、日本人って、そういうなんかこう、一応戦うけど終わったら仲良くしようよみたいなところがあるんですね。
だから、日本の将棋って、相手の駒を取ったらそれ使えるんですよね。チェスはもう取ったら終わりです、処刑しますからね。向こうの風習としてはね、また使うことはないんです。
日本は、正直ところ、なるべく本当は戦いたくないんですね。
なるべく平和に暮らしたい、そういう優しい民族なんですよ。
なるべく相手をコテンパンにやっつけて、最後はぶっ殺したり根絶やしにする西洋。まあ実は東洋も日本以外はそうなんですけれど、そういう習慣が私たちは根本的にはないので、ずっと同じ天皇家が続くわけなんですね。
ですから、この長い歴史を続けていく。
敵をとことんまでやっつけない、っていう武士の情けですね。
私も武道をやっておりましたけれど、とことんまで、相手が大怪我するまではやっつけないというところですね。
武道、格闘技を見るのも好きなんですけど、総合格闘技で、金網の中で相手が倒れているのに殴るみたいのはね、日本人にはあまり向かないじゃないかなと思います。
できれば柔道みたいに1本で終わり、その後はもう攻撃しない、というような、あの形が本当は日本人好きなのかなと。
本当は、合気道みたいのが好きなんでしょうね、自分から行かないけど、来たら相手が怪我しないように投げるみたいにね。
これが日本人の本来持っている気質ではないかと私は思うんですけど、皆さんいかがでしょうか。
というわけで、今回日本人の凄いところは、「日本の継続した長い歴史」これが本当に素晴らしいです。
こういうふうに、他では普通はならないです、とっくに朝廷は時の権力者に皆殺しにされるとこです。西洋とかでしたらね、まあ中国もそうですけどね、まあそういうわけです。
ではまた次回お会いしましょう。
see you next time。
昭和37年8月5日、福岡市博多区生まれ。26歳で渡米。飛行学校に入るが英語ができないためアメリカ人の教官から「帰れ」と言われながらも、ノルウェー人の教官に救われ、3ヶ月で英語ペラペラになる。あまりに英語が話せるようになったので、1年後にはアメリカ人を教える飛行教官になる。その後、全日空の同時通訳を務め、武蔵野学院大学准教授、名古屋大学理学部外部講師や、海上自衛隊将官トップマネジメントセミナー講師等も務める。自身が主催した「本城式英会話スクール」の受講生は1万人を超える。生い立ちから、現在に至るまでの詳細、また著書、講演履歴等はこちらから