【World Life】とは?

9.11で学んだ、コミュニケーション力?!

World Lifeな生活
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Hey ,Guys!Swatchです。

米国多発テロ事件のニュースで、25年前のことを思い出しました。

米国の留学から帰国し半年後に、Swatchは、沖縄に赴任していました。赴任して1か月。沖縄の街にも慣れてきたころです。

Swatchの仕事は、沖縄にある7つ以上の海兵隊基地を訪問し、情報収集し東京のオフィスに報告するのが仕事です。

いつものように、遅い晩食をとっていると、NHKのニュースで旅客機が世界貿易センタービルに突っ込んでいく画像をみて、叫んでしまいました。

9.11 日本時間21:46 テロの戦いが始まった

“Oh, my God! This is real?”
(え!?ほんとかよ?)

と英語で叫んでいました。防衛省の官舎全体で、驚きの声が上がっている気がしました。

夜の9時過ぎにもかかわらず、自宅のFAXが受信を始めました。防衛庁(当時)からの緊急の指令が飛んできたのです。沖縄の関係者と連絡を取り、明朝から各基地周辺の状況を確認することが決まりました。

翌朝は、6時に仕事をはじめ、一日沖縄の基地をめぐりました。米軍関係者とは全く連絡が取れません。インターネットで確認できるのは、沖縄全土の米軍基地は、「警戒態勢」だということ。

沖縄に赴任して1か月のことで、各基地の関係部署にやっと挨拶が終わったところで、初対面と変わらない状況でした。特に、米軍にとっては、東京から連絡官を受け入れるのは初めてのことで、その存在が周知されていませんでした。

沖縄の米軍基地が警戒態勢にはいると、米軍人でも許可がなければ基地の中へ入ることができません。それは、米軍独特の作戦概念があり、基地業務と部隊の戦闘行動がそれぞれ独立して運用されているからです。

簡単に言えば、米軍の戦闘部隊は、アメリカ国内で戦争をするという考えはありません。

有事の時には、全部隊が出動してしまい国外にいるということです。そこには最初から、基地の運営をするための部隊が配置されています。それを軍事用語では、後方支援部隊といいます。

逆に、日本においては、(古い考え方ですが)専守防衛という考えで成り立っていました。つまり、日本の国土を守る。ですから、基地を守ることも、戦闘をすることも同じように考えます。

米軍、特に海兵隊は、海外遠征(expeditionary)を基本に、海外で戦うための戦闘集団です。

戦闘部隊を海外に派遣できる体制になっています。その後を守るのが、基地業務の部隊であり、そのための人員と能力が、基地に維持されていると考えてください。

沖縄基地の閉鎖、活動停止の意味を理解できなかった

米軍基地に警戒態勢が発令された場合は、戦闘部隊の軍人は、基本的に自宅待機で基地に出てくる必要はないのです。作戦的には、いつでも戦闘ができるように、準備して待機するということになります。

米軍基地が警戒態勢に入った場合は、基地は、ロックアウトされ、米軍の戦闘員も基地に入れなくなるのです。そのように、米軍では、基地の閉鎖ということがあることも良くわからない状況でした。

テロ事件による閉鎖は、作戦上一番厳格なものとなります。それを知らないSwatchは、いつも通りに入れると考え、ゲートに向かいます。

通常であれば、米軍が発行したIDがあれば、すぐに基地に入場できます。

基地のゲート前で車を止め、IDを提示したところで、ゲートをくぐることなく、Uターンするように指示されました。基地内で働いているカウンターパートに取次ぎを頼むと、にべもなく取次ぎはできない。基地内の立ち入りは禁止と言い渡されました。

基地の警戒態勢の厳格さを初めて経験したのです。警戒態勢が発令されている中で、誰かに連絡すれば、基地内に入ることができるという考えが間違いです。

たとえ軍人であっても、基地の警戒を維持する要員でなければ、立ち入ることができない。つまり、業務上、基地の警備任務を持った軍人以外は、基地内に入れないという厳密な意味なのです。

Swatchが関係する部署には、誰も出勤していなかったのです。それを理解することが、沖縄1か月の経験では、まったくできなかったのです。

警戒態勢における英語での交渉術

沖縄で、仕事を続けていく中で、色々な課題がありました。

仕事で基地に入りたいという考えは、日本人の考えであって、警戒態勢では米軍人でも、基地業務に関係するもの以外は入ることはできません。

軍事基地では、そういった特別な状況は、良くあることで、基地の状況がどうなっているかは、軍人が個人的に確認するシステムになっています。軍のホームページには、そういった基地の状況が掲載されており、その情報を確認することが基本です。

沖縄では台風により、基地が閉鎖されることがあります。台風準備態勢の警戒レベルが発令されたときは、基地への出入りが、禁止されるのです。基地に用事があるといっても、入ることができません。

英語で仕事をするようになると、そこには文化の違いや考え方の違いが存在することを知ることになります。そういった決まりを知らずに、行動することは、英語力とは全く関係なく、コミュニケーションすることができません。

米軍では、基地の状況を認識していない者は、明らかに「部外者、無関係な人間」と見做すからです。

日本人は、そういったところ、あまり厳格に対応しないところがあります。それがカルチャーギャップです。

米国では、部外者や関係のない人間に、警備員が状況を説明する必要はなく、相手に伝える言葉は、「立ち入り禁止」の否定的な言葉だけです。

警備員:“You can’t get in!”
    (入門できません)

Swatch:“Why can’t?”
    (なぜ入れないのですか)

警備員:“Leave here!”
    (閉鎖中だ。立ち去れ)

非常にぶっきらぼうに聞こえますが、それがプロフェッショナルです。その対応にクレームをつけると、MP(警務隊)に「不審者」として、通報されます。

注意しなければならないのは、状況が分かっていないのに、自分だけが例外的に基地内に入る可能性があると考えることです。基地内に知り合いでもいれば、連絡を取り、基地内に入れてもらえると考えるのは間違いです。

実際に、状況が分からない時は、まず状況を認識することです。基地が閉鎖されていることは、ゲートに表示がしてあったり、通常よりも車両の停止線がかなり前に設定されていたり、侵入阻止のために、ゲート前に障害物が多く置かれていたりといった状況で確認できます。

その際のゲートでの会話は、次のようになります。

“Morning guy! What’s going on?”
(おはよう。どうしたんだ)

“The base is closed today!”
(今日は基地が閉鎖中だ)

“All day long?”
(一日中か)

“Not informed yet!”
(連絡はない)

“Ok, thanks a lot.”
(了解。ありがとう)

あくまでも自分が入れるという前提で考えるのではなく、状況を確認するということが重要です。

ゲートでは、来訪希望者が何をしたいかを聞く必要もないし、聞いたところで何かをしてくれることはありません。ただ、不審者の侵入をゲートで阻止するだけが任務なのです。

あなたは、こんな会話のやり取りでは何も意味がないと考えるかもしれません。違います。相手の立場を理解した行動が、後々信頼関係を生んでいくのです。

英語を話せるから何でも交渉できるという考えではなく、職業的に何が可能であるかを前提にして、状況判断をしっかりして、その判断を会話に載せていくことが、ビジネスです。

英語学習者にとって、英語で仕事をするということは、憧れでもあり、目標でもあります。

実際に、英語で仕事をするようになると、そこには文化の違いや考え方の違いが存在することを知ることになります。

あなたのようなビジネスパーソンは、英語学習を目的にするのではなく、仕事で使っていくにはどうするかの考え方も必要です。ビジネスの場でのコミュニケーションのコツ、習慣、規則などを知ることで、さらに、効率的に英語学習ができるようになります。

状況判断の積み重ねと、相手の立場と任務(仕事)を考えることによって、よりプロフェッショナルな英語でのコミュニケーションが実現します。お試しください。

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