Hi!
火曜のJiroです。
あなたは、うじうじ、くよくよ、考えが堂々巡りすることはありませんか。
私はよくあるんです。
なぜ…あんなことを言ったんだろう。
も~う!なぜ…あんなことを言ったんだろう。
…ああ、いつまでも考えちゃう…
で(何とかならないか)と思い、本とか探しても、みな???となるばかり。例えば
呼吸に集中しろ。
部屋を片づけろ。
自然を見ろ等々
何だか遠回りな気がして。そこで思いついたのが
いっそ「頭の中の声の音量を下げる」です。
また偶然、心身の関係を研究・出版し、各地で活躍されている専門家にお会いする機会があり、思い切ってお話をしました。
すると感心してくださり、私その時(この考え、あなたにお伝えできる、そうだ! 英語関連でも…)と思ったんです。
実験1 頭の中の音量を下げる
まず、心の中で、
「おはようございます!」
と大声でどなってみてください。実際に声は出ません。頭の中だけで「大声」で言うんです。
でも、身ぶりたっぷり必死の形相でw、頭の中で大声でどなってほしいんです。どうせ聞こえませんw
それがすんだら、次は声量を少し落とし、
「おはようございます」
と言うんです。
その次はさらに小さい心の中の声で、
「おはようございます」
そして、ほとんど消えかかった小さな声で、
「お は よ う ご ざ い ま す」
最後に、できれば心の中の声量をゼロにしてみましょう。
「. . . . . . . . . . . . .」
どうだったですか?
要するに、音量レベルを数字で表してみると、
10 → 7 → 4 → 2→ 1 →0
みたいなことです。
たとえ0まで行けなくてもかまいません。
10だったものを4くらいにできただけでも意味がありそうです。なぜなら
「頭の声に勝手にしゃべられるのではなく、自分で音量を操作できる」
と気が付くからです。
人の頭の中を覗くことはできないので、確かめる術はありません。
でも、自分自身で「できた/できない」が分かれば、とりあえず十分。
面白いことに、心の声以外は何も変わらない。
周りの風景や景色も同じ。物音だって同じ…
ただ、自分の中のおしゃべりだけ、小さく小さく小さく小さく….
10 → 7 → 4 → 2→ 1 → 0
みたいに下げていく。
これをうじうじ、くよくよが始まったらちょっとやってみればいいのです。
やめようと思うから、やめられず堂々巡り。
うじうじくよくよしてもいい。
音量を減らすだけ…なのですね。
お手軽で簡単だと思いませんか?
この実験を60〜90代の方70人位の集団に試したところ、6割位ができたようです。
これって英語でもやってない?
私がなぜこんなことを考えたのかと言いますと..
長年英語を学び、教えた経験と関係ありそう。
英語を読む時、
「日本語に訳さず、英語を英語のまま理解しろ」
と言われることがありますよね。
でも、言われる方からすれば、
「それ、どうやるの?」
ではないでしょうかw
「英語のまま理解」とか言われても、具体的に頭の中で何をすればいいのか分からない…
でも、先ほどの「音量」で考えると、こちらも急に具体的になるようです。
「日本語に訳さない」
=「頭の中の日本語訳の音量が下がる下がる下がる下がる」
ではないでしょうか。
何となくできそうでは?
そこで、もう一つ実験してみましょう。
実験2 まず英語を声に出す
実験と言っても、これも全然普通の内容です。
まず下の日本語訳を読んで、大体の意味をつかんでください。その後、訳を見ずに、英文だけを見ながら声に出して音読してみてください。
念の為確認しますね。
日本語訳で意味を理解 →(訳は見ずに)英文を音読
です。
ではまず日本語訳:
ある婦人が男のオフィスを訪ねて言った。
「先生、私のどこが悪いのか教えてください」
男は言った。
「三つ申し上げたいことがあります」
「まず、体重を10キロ落とした方がいい。そうすればもっと美しくなります」
「二つ目に」と男は続けた。「化粧品を今の半分にすれば、さらにもっと美しくなるでしょう」
「三つ目。上の階へ行ってください。そこに医者の診察室があります。私は医者ではありません。画家です」
では英文。
今度は音読してみてください。(もし発音できない単語があれば、まず確認してから音読してくださいね。)
注意点。
ゆっくりでいいから止まらず音読し続けること。
さあお願いします。
A lady visited a man’s office and said to him, “Please tell me what is wrong with me, doctor.”
The man said, “I want to tell you three things.”
“First, you should reduce your weight by ten kilos. Then you would be more beautiful.”
“Second,” he continued, “your beauty would increase still more if you used half as much cosmetics.”
“Third, go up to the upper floor, where the doctor’s office is. I am not a doctor. I am an artist.”
……。
どうでしたか?
ちょっと振り返って欲しいのですが、
英語を声に出して読んでいる最中、頭の中で、日本語に訳してました?
「ある婦人が……男のオフィスを……」
などといちいち日本語で訳してなかったですよね?
ゆっくりでいいから、とにかく止まらずに音読をすれば、日本語訳の声は小さくなっていたか、ゼロだったはず。
つまり音読すれば普通、頭の中で訳の声は出なくなるみたい。
もちろん、日本語訳が消えた=英語を理解した、というわけではないでしょう。
意味が分からなくても英文音読は可能かも。
でも面白いのは、頭の中で日本語訳音量ゼロの状態は割と簡単につくれると分かったのでは?
実験3 頭の中を「英語の声」にする
最後の実験です。
今度は同じ英文を黙読してください。
ただし、普通に目で追うのではありません。
頭の中で、いつもより大きな声で音読するつもりで黙読するのです。
いいでしょうか?くりかえしますが、英語で、頭の中で大きな声で黙読するのです。
Are you ready?
GO!
A lady visited him in his office and said to him, “Please tell me what is wrong with me, doctor.”
The man said, “I want to tell you three things.”
“First, you should reduce your weight by ten kilos. Then you would be more beautiful.”
“Second,” he continued, “your beauty would increase still more if you used half as much cosmetics.”
“Third, go up to the upper floor, where the doctor’s office is. I am not a doctor. I am an artist.”
どうでしたか?
英語が頭の中で鳴っている間、日本語訳の声が入り込まなかったのでは?
そして、日本語訳が全然ないのに、意味は分かって読んでいませんでしたか?
もしそうなら、
今、あなたは、日本語に訳さず英語を直接読んでいたことになります。
今まで「英語を英語のまま」と言われても、どうすればいいか分からなかった人なら、これが初めての成功体験かも。
家庭教師の生徒さん二人に試してもらったら、二人とも、あっけないくらいすぐできました。
「訳すな」ではなく「音量を下げる」
もちろん、一度できたからといって、難しい英文まで突然すらすら読めるわけではありません。
知らない単語もあるでしょう、構文が複雑な場合もあるでしょう。そんな時は日本語でパッと考えた方がよいこともあるでしょう。
でも、
「英語を英語のまま理解しなさい」
という何だかつかみどころのないアドバイスを、
「頭の中の日本語訳の音量を下げる」
と言い換えれば、少なくとも実際に試せます。
10 → 7 → 4 → 1 → 0。
0にならなくてもいいです。
まず3か4くらいになれば十分。
万が一うまくいかなかったとしても、悲観することはありません。
何も難しいことをしようとしているわけではないのです。
もう一度、三つの実験をやってみてください。
あなたの頭の中には、音量つまみが付いている、と分かると良いですね。
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員






