国内旅行をする時、どこに泊まりますか?
ホテル、旅館。
キャンプ地ならバンガローやコテージなども思い浮かぶかもしれませんが、選択肢は大体こんな所だと思います。
そこに、「ゲストハウス」という選択肢をいれてみてはどうでしょう?
「ゲストハウスって他の人たちと一緒の部屋だから不安…」
「ゲストハウスって学生や若い人たちが利用する所でしょ?」
ゲストハウスの事をよく知らなくて、敬遠していませんか?
日本人利用客が少ないからこそ、その宿泊者のほとんどは外国人。
ゲストハウスは日本にいながらにして海外にいるような気分が味わえ、国際交流もできるいい所なんです!
京都のゲストハウスで働いていた私が、ゲストハウスに抱きがちな疑問から楽しみ方までお答えします♪
<相部屋って怖くない?>
ゲストハウスの部屋の多くはドミトリーと呼ばれる相部屋が主流。相部屋で泊まる事で宿泊費が安く抑えられます。私がいた所では、大体1泊1人2500円前後。
海外だとルームシェアやハウスシェアは一般的で、他人と一緒の部屋に寝る事にも慣れています。そのため、相部屋でも気にする人は少ないですが、日本だとまだまだ一般的ではないので、抵抗を感じる人もいるかもしれません。
ゲストハウスにもよりますが、シングルやダブル、ツインなどの個室がある所もあります。または、グループや家族4人で行く場合なら、4人部屋のドミトリーを予約すれば、ドミトリーの値段で個室利用ができます。
また、女性の場合は、見知らぬ男性と同じ部屋になるのに不安を覚える人もいるでしょう。
女性専用のドミトリーや、女性専用フロアを設けているゲストハウスも多いので、そういう所に泊まれば安心です。
次に貴重品。
知らない人との相部屋だと盗られないのかと心配な部分もあると思います。
私がいたゲストハウスでは、ベッドの下にそれぞれ荷物を入れられる扉付きのスペースがあって、自分の南京錠をつければ鍵ができるようになっていました。
他のゲストハウスに泊まった時は、ロッカーのようなものはなかったので、バッグに鍵をつけて対応しました。
鍵付きのキャリーケースならいいですが、鍵がついていないものは、南京錠があると便利です。不安な場合は、フロントでも貴重品は預かってもらえると思います。
初めての利用の場合は、個室利用にしたり、なるべく少人数のドミトリーにすると気をはらずに泊まれるかもしれません。
続いて水回り。
トイレやシャワー、洗面所は基本、共有です。「待つんじゃないか。」など気にする人もいるかもしれません。
外国人の多くは、シャワーを使うのは朝。なので、シャワーや洗面所が混むのは朝の時間帯。夕方や夜は比較的空いているので、夜の時間帯にシャワーを利用すれば待つことも少ないです。
タオルや石鹸、シャンプーなどはホテルと違って備え付けの物はないので、自分の物を持っていく必要があります。洗面用具は一まとめにカゴなどに入れておくと、シャワー室で「あ!シャンプー持ってくるの忘れた!」とか置き忘れなどを防げますよ。
<若い人たちが泊まるとこでしょ?>
ゲストハウスと聞くと、若いバックパッカーの学生や、20代前半位の若い人たちが泊まる安宿と思っていませんか?
私も働き始めてから分かったのですが、利用するのは、若い人たちばかりでなく、小さな子供連れの家族や、シニア世代のご夫婦、一人旅の人たちが結構多いんです。
海外の人たちの休暇は長いので、日本に1か月くらい滞在する人も多いです。そうなると「宿泊代はなるべく安く抑えたい。」という理由でゲストハウスを利用する人は多いのです。
なので、どんな年代の人でも大丈夫。色んな年代、色んな国籍の人たちと交流できるのがゲストハウスなんです。
また安宿のイメージもあると思いますが、最近はおしゃれなゲストハウスも多く、スタイリッシュな所、町家や古い家を改装した所など落ち着いた雰囲気のゲストハウスもあります。
<どうやって外国人と交流する?>
さて、ゲストハウスに泊るはいいけど、「そこでどうやって外国の人たちと交流したらいいの?」「どうやって話しかければいいの?」ってなりますよね?
ゲストハウスの良い所は他の旅人との交流。これは、ホテルや旅館では味わえません。
まずゲストハウスに泊まったら、部屋にとどまっていてはいけません!部屋でゆっくりする人はほとんどいません。
みんながゆっくりするのは、共有スペース。ラウンジやリビングと呼ばれていて、大きさに差はあれど、ゲストハウスには大体あります。そこが、ゲストハウスの売りともいえる所だからです。
部屋はどうしても狭いので、みんな部屋よりもラウンジでリラックスしたり、他の人たちと旅の情報交換をしたりしています。
サッカーやラグビーなどのワールドカップやオリンピックがある時は、テレビの前でそれぞれ自分の国を応援したり、し合ったり。
試合観戦していると、点が入るたびに盛り上がって、自然と距離も近くなり話もしやすくなります。同じものを見て、世界中の人たちが一緒に盛り上がれるって、単純にいいなぁと思います。
ゲストハウスに泊っている外国人はみんな旅の途中。そして、同じ宿泊者同士。
その辺を歩いている外国人に話しかけるよりも、ずっとハードルが低く話しかける事ができるし、相手も警戒心なく話しを聞いてくれます。
「これまでどこに行った?」とか「明日はどこに行く予定?」など旅の話題だと話もはずみやすい。
知っている場所なら「案内してあげますよ」とか、知らない場所なら「どうだった?」や、「ここ行ってみたいんだけど、一緒に行かない?」なんて事も言えますね。
みんな旅情報は欲しいと思っているし、特に日本人だと「色々知っているに違いない」と
思っているので話も聞いてくれやすいと思います。
以前にも話しましたが、相手にとって有益な情報、穴場的なお店や最近話題になっているスポットなど教えてあげると喜ばれます。
あとは、ゲストハウスには大体キッチンもあるので、何か料理をするのがお勧めです。
他に作っている人がいれば、「お鍋はどこにありますか?」などと聞いたりすると、自然に話しかけやすいですよね。
その後は、「何を作っているの?」とか「一緒に食べない?」と誘ってみるのもいいですね。
私が働いていた時は、よくお客さんが作った料理をフロントまでおすそ分けに持ってきてくれていました。なので、その逆で、少し多めに作って近くにいる人に「食べませんか?」と分けてあげると喜んで食べてくれると思いますよ。仲良くなって、みんなで鍋パーティーやたこ焼きパーティーなんていう事もありました。
ゲストハウスに泊っている人達は、旅が好きで、日本が好き。そして、現地の人(日本人)と話したいし色んな事を聞きたいと思っています。
日本にいながら海外が味わえる場所。それが、ゲストハウス。
色んな国、色んなタイプの人たちに出会えるゲストハウスが面白くて、私は好きです。
これから、また外国人観光客が日本にも増えてくることだと思います。
国内旅行はしやすくなった今。次の旅行の宿泊先は、ゲストハウスを選んでみませんか?
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※私が働いていた京都のゲストハウス「K’s House Kyoto」はこちら。現在は、日本各地の観光地にもありますよ。
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https://kshouse.jp/index.html
中学生時代から英語を話せるようになる事に憧れ、外国語短大へ進学。その後イギリスへ留学するも英語が話せず落ちこぼれの生徒に。英会話のトレーニング(カランメソッド)を受け英会話が上達。帰国後、夢だったツアーコンダクターになる。渡航国約35カ国 年間200日以上を海外で過ごす。その後オーストラリアにワーキングホリデーで渡り、オーストラリアにあるハミルトン島のリゾート会社に就職。その後日本に帰国し、京都のホテルやゲストハウスなどでの経験を経て、地元宮崎にUターン。現在は地元宮崎で、英会話教室及び、単位制、通信制の高校で英会話を教えている。
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