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英語で応援。「がんばれ!」って?

World Lifeな生活
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最近、近所の小学校で運動会がありました。田舎の運動会は、家族、親戚総出の大所帯で応援にいきます。当然、応援にも熱がこもります。さて、応援する時の掛け声といえば「がんばれ!がんばれ!」ですが…

英語で応援する時「がんばれ!」って何て言うんでしょう?

<「がんばれ!」と「がんばる!」は表現が違う?>

日本語だと「がんばれ!」と同じような感じで「ファイト!」も使いますよね。先日、働いている通信制の高校で生徒の一人が私に“I fight!”と言ってきました。

私は…「???」。
彼の後ろにはアメリカ人のC先生が立っていました。彼はこれからその先生と英会話のレッスンを始める所でした。きっと彼は、私に「レッスンをがんばるよ。」と言いたかったのでしょう。

私が
“Oh,You gonna fight with C先生?”
(C先生と戦うの?)

と戦うポーズをすると、その生徒は「え?がんばるってファイトじゃないの?」と不思議そうにしてました。日本語ではがんばる時に「ファイト!」って言うので英語も同じだと勘違いしやすいのかもしれませんね。

英語で fight と言うと「戦う」とか「けんかする」とかの意味になり「がんばる」とは全く違うので注意が必要ですね。

彼が言いたかった「がんばります」を英語で言うとどうなるでしょう?
私だったら

“I’ll do my best.”
(ベストを尽くします)

と言うかなと思います。

では、冒頭の他の人に対して声掛けする「がんばれ!」はどうでしょう?
同じ感じでいくと

“Do your best!”
(ベストを尽くせ!)

になるのかなと思いますが、私が見たオーストラリアのテレビ番組では違う表現が使われていました。

オーストラリアでテレビを見ていた時の事。アメリカの番組だと思いますが、ミリオネアや、サバイバル系の番組など日本でも人気のあった番組が、ほぼ同じ感じでオーストラリアでも放送されていました。

その中で、グループで挑戦して制限時間内に課題をクリアできたら次のステージに進めるという物がありました。例えば、制限時間内に暗号を解読して、鍵の場所を探し出し、密室から抜け出すと言う物。

グループの中で挑戦するのは、大体2〜3名。他の人たちは外から応援する事になります。その時に挑戦中の仲間に声をかけていました。
日本語だったらもちろん「がんばれ!」という場面。
英語では何と言っていたと思いますか?

実は私もその番組を見て(あ、日本語で「がんばれ」の場面ってそうやっていうんだ。)と思ったのです。特別難しい表現でも、単語でもないのです。ただ日本語とは発想がちょっと違っていて意外でした。

その時、英語では…
“You can do it! You can do it!”

とみんな叫んで応援していました。
「君ならできるよ!」って事ですね。
いい表現ですよね。

日本語の「がんばれ!」や先ほどの“Do your best!”よりも”You can do it!”の方がポジティブというか、相手への信頼度があって、言われた方はできそうな気がしませんか?

私は、この言葉を知ってから試験やプレゼンなどで、不安で大丈夫かなぁという時には、自分自身に

“I can do it! I can do it!”

と言って自分を励まして臨むようになりました。

「がんばろう!」と思うよりも「できる!」と思う方が、勇気も自信も湧いてくる気がするので不思議です。皆さんも「がんばらなければ」と思う時、自分自身に“I can do it!”と言って自分を応援してみてくださいね。

実は、最近自分の中で面白い発見がありました。普段、割とマイナス思考な私なのですが、英語で考え事をすると、前向きな考えやアイデアが浮かんでくる事に気づいたのです。

よく理由は分からないのですが、海外ではポジティブな言葉がけをされる事が多く、周囲の人たちからよく励まされていたからかもしれません。

考えすぎる私に

“No worries. It will be all right!”
(心配しないで。きっと大丈夫!)

だったり、就職の面接で緊張する私に

“You can do it. You’re perfect!”
(あなたならできる。あなたは完璧よ!)

と言ってくれたり。

一番心に残っているのは、就職が決まっても自分がやっていけるのか自信のない私に

“You deserve it!”
(あなたはそれに値するよ)

と勇気づけてくれた言葉。日本語では言われた事のない表現で心に響きました。

このように、日本語だと少々大げさ過ぎると思えるくらいのポジティブな表現や言葉で、いつも褒めたり励ましたりしてくれたのです。
その言葉が今も私の中に生き、自分自身を励ましてくれているのかもしれません。

<夢を実現させる名言>

“You can do it.”で思い出すのは、ウォルト・ディズニーの名言

“If you can dream it, you can do it.”

私はこの言葉が大好きです。

「夢に描く事ができたら、あなたはそれができる。」

どんなに大きな夢でも、例え周りが「無理だ」と言っても、「自分の夢は〇〇だ!」と思えたら、その夢は実現できる夢って事です。

それは、自分に可能だと思えてなければ、夢にさえ思ってもないという事だと思うのです。
例えば私は「プロゴルファーになりたい!」なんてひとかけらも思った事も、頭をよぎった事さえありません。それは自分とはかけ離れた分野で、なれるとは全く思ってないから。

「無理かも…」と思ってるような夢でも、自分の夢だと思えるって事は、心のどこかに「自分にはできる」という直感のような物があるから。だから、自分の夢になっているとも言えます。という事は、夢になっている=夢がかなったも同然って事ですよね!

そう考えると、めちゃくちゃ前向きな気持ちになりませんか?

さて、あなたの夢は何ですか?
どんな大きな夢でも、

No worries!
You can do it!

 

追伸:
今回でmakkyの連載は終了となります。今まで読んでいただき本当にありがとうございました。連載は終了しますが、また世界の旅行話など、お届けする機会があるかもしれません。またお目にかかる日まで、See you!

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