Hi!
火曜のJiroです。
垣根の隙間に苗木を何本か植えてもらいました。
しばらく丁寧な水やりが大事とのこと。
若い根に届ける水は、ゆっくり撒いてくださいとの念押しです。
数日は良かったのですが、そのうち、ゆっくり撒いているのに水が染み込まないんです。
見れば苗木の根元がむき出し。余分な水と一緒に「土」が流れ出していたのです。
(あれっ? 「土」がないと水が染み込みにくいの?)
そこで苗木の根元にたっぷり土を盛り、また水をやってみます。
All right! 水がじわーっと染み込んでいきます。
これで多分、若い根に水が届きます。
(土が水の染み込みを調節しているのか…)
不思議がっているうちに、今度は「土……英語でsoil」の語源が気になりだしました。
ギアが入りw、掘ってみれば、意外な単語が根のようにつながって……
今回は単語DNA *SED-(セッド)「座る」。関連する英単語は soil, seat, sit, set, size 等。
SED → soil (土・土壌)
さて soil を掘ってみると、フランス語やラテン語を経て、単語DNA *SED-「座る」に行き着きます。
「座る」が紆余曲折を経て、soil までやってきたようです。
土が「座っている」と人間的に表現されたのかもしれませんね。
The soil around the young tree was washed away.
若木の周りの土が流された。
SED(人が座る→土が横たわる)→ soil 土・土壌
SED → sit(座る)
なるほど、sit の意味はDNAと同じ「座る」のまま。
She sat smiling.
(彼女は微笑みながら座っていました)
SED-「座る」→sit / スィット(座る)
SED →seat / スィート(座席/座らせる)
Please be seated.
(どうぞお座りください。)
「座る」が「座る場所」にも広がったことが分かります。
SED-「座る」→seat / スィート(座席/座らせる)
SED → set / セット(据える、設定する)
「sit 座る」から「set 何かを据える」ような意味に発展したのは十分理解できそうです。
He set the alarm for five and put it on the desk.
(彼は目覚ましを5時にセットし、机の上に置きました。)
put は一般的に「置く」。set は、ある位置や状態に(少し慎重に)「据える、設定する」感じです。
SED-「座る」→set / セット(据える、設定する)
大統領も「座る人」
president (前に座る→)「議長、会長、大統領」⇐ pre-「前に」+ SED-「座る」+ent「〜している」
DNAから考えると、元々のイメージは pre-sidentで「前に…座っている」です。
つまり「大統領」も「皆の前に座り、会議を取り仕切る人」。結局、座る場所の違いwなのですね。
画像は後ろに座らされ怒っている大統領です。
She was elected president of the club.
(彼女はそのクラブの会長に選ばれました。)
pre-+SED+ent「~している」→ president「前に座っている→議長、会長、大統領」
意外なsizeサイズ
少しマニアックですが、sizeも同じ「座る」一族です。
sizeを遡ると、古フランス語のassise「査定」に着きます。もっと先にはラテン語のad-。
「座って量などを見る」→「査定量」→「大きさ」..と辿ると、今のsizeの意味まで道筋が見えそうです。
結局今のsizeは、くっついたad-が再び取れた、SEDのなれの果ての形かも。
These T-shirts come in five sizes.
(このTシャツには5つのサイズがあります。)
ad-「〜に向かい」+SED → assess「~に向かって座る」→「大きさを査定する為に座る」→ size「大きさ」
土壌の二つの肥沃さ
さて足元の本物の「土」、調べて分かった地球の土の厚みが意外。
仮にですよ。リアルな50㌢地球儀があるとします。
エペレスト(約9千㍍)やマリアナ海溝(深さ約1万㍍)は感覚的にどの位凸凹でしょうか。
正解⇒エベレスト山はたった約 0.18 ㍉の凸。又マリアナ海溝も 0.19㍉位の凹み。少しでしょ!
さてこれで「土」が薄い層だと分かるんです。
だって土を幾ら掘ってもマリアナ海溝は掘れないw。畑だって大きな目で見れば、掘ったら一瞬で下の岩盤に達する様なもの。
つまり植物が育つ、いわゆる土の層は地表のペラペラの膜みたい。
その極薄「膜」のおかげで農業、また人の生活の大部分が成立していると知り私は感動したんです。
そして最後に言えるのは soil は言葉の土壌としても肥沃だったことです。
引き続き、あなたが楽しみを掘り当てながら英語を進められるとよいですね。
追記:
地球の平均直径約 12,600km、エベレスト山標高約 8,848 mとして計算。
追記:
単語DNA:英語・仏語等西欧言語の共通祖先と想定される太古の言語。(一般名は印欧祖語Proto-Indo-European)単語DNAのGhwenは英語のgoやcome、仏語のvenirの共通祖先という説を知りワクワクしたのが私の原点。
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員










