Hello everyone.
Noriです。
先月からテキストでお伝えしている「日本人がすごい理由」。
今回は、「いい意味でおせっかい」です。
これ、どういうことかっていうと、
昔ね、よくいたんですよ、「おせっかいおばさん」っていう人が。
近所に独身の若い子がいたら、「あんた、何?まだ独身なの?」とか言って、「いい子いるから紹介しよう」とか言ってね。紹介してくれて、それが縁でつながったり。
実際、私の周りでもそういう話、見たり聞いたりしました。
英会話スクールをやってる時にね、ちょっとお世話好きのおばさんが、カップルをくっつけたりとか、そういうのを実際に見ました。
でも、そういうのって海外じゃほとんどないです。
自由主義だから、「勝手にやってちょうだい」ってことで、そんなふうに世話を焼くっていうのはあまりない。
それに、日本人って、言われなくても気を利かせて親切にしますよね。
飛行機のCAさんもそう。頼んでなくても持ってきてくれたりするし、言われなくてもちゃんとサービスしたり、気を利かせたりできる。
これは「おもてなし」とも言われてますけど、もう体に染みついてるんですよね。
人を喜ばせる、ということが自然とできる。
これには大体、海外の人はびっくりします。
「そんなサービスあるの?」って。
しかも、お金払ってない、一般の人がやってくれるって。
ある中国人の方が言ってたんですけど、道を聞いたら、たまたま同じ方向だったからって「一緒に行きましょう」って案内してくれた。
で、目的地に着いたら、「よかったね」って言って、その人は違う方向に行ったらしいんですよ。
つまり、同じ方向じゃなかったんですよね。
でも、相手に気を使わせないように「同じ方向だから」と言って、一緒に連れてってくれたんです。
それで自然に別れた。
その中国の方が言うには、「中国ではそんなこと絶対にない」って。
私が言ってるんじゃなくて、その中国人の方がYouTubeで言ってました。
だから、そういう「いい意味でのおせっかい」というか、もう「おせっかい」って言っちゃうかもしれないけど、優しいんですよ、日本人って。はちゃめちゃに。
これはもう、本当に海外では考えられないことです。
それにね、病院とかでも、日本は本当に親切ですよね。
「いい意味でおせっかい」で、いろいろやってくれる。
お医者さんも看護師さんも、本当に優しい。
私も1回だけ入院したことがあります。
大学の時に、下宿で酔っ払って、ガラスに手を突っ込んじゃって。
手首のちょっと上の方をざっくりガラスで切っちゃって、救急車で運ばれるという、ちょっと恥ずかしい失態をしまして・・・。
ちょっと軽い急性アルコール中毒みたいになって、意識はあったんですけ、そんな感じで運ばれまして。切った部分を縫い合わせて、点滴したんですが、
先生に「お前何やってんだ!」って怒られて(笑)
看護師さんも、怒ってるんだけど優しいっていうか、「もう〜しょうがないなぁ」っていう雰囲気で。
まるで自分の親みたいな、お兄さんお姉さんみたいな感じで、すごく優しかったなと思います。
一方で、アメリカでは。
私の知り合いが、ちょっとケガして病院行ったんですけど、まあ扱いがひどい。
命に関わらなければ、ちょっと血が出てても、放ったらかされます。
救急病院行っても、「命に関わる人が後から来たら、そっちが優先」ってことで、3〜4時間待たされる。
知り合いの奥さんは、包丁で指をざっくり切ってたんですよ。
それを助けるために、私が先に病院行ったんですけど、待たされる待たされる…。
日本じゃありえないですよ。
指ざっくり切ってすごい血が出ててたんですが、今は止まってたら、「止まってるから大丈夫でしょ」って放置される。
本当に、日本って何をとっても素晴らしい。
今日は「いい意味でのおせっかい」という話でした。
この日本人の優しさ、もちろんあなたの中にもあります。
ぜひ、自信を持ってください。
それではまた次回。
See You Next Time!
昭和37年8月5日、福岡市博多区生まれ。26歳で渡米。飛行学校に入るが英語ができないためアメリカ人の教官から「帰れ」と言われながらも、ノルウェー人の教官に救われ、3ヶ月で英語ペラペラになる。あまりに英語が話せるようになったので、1年後にはアメリカ人を教える飛行教官になる。その後、全日空の同時通訳を務め、武蔵野学院大学准教授、名古屋大学理学部外部講師や、海上自衛隊将官トップマネジメントセミナー講師等も務める。自身が主催した「本城式英会話スクール」の受講生は1万人を超える。生い立ちから、現在に至るまでの詳細、また著書、講演履歴等はこちらから