Hello everyone.
Noriです!
テキストでお伝えしている、海外に住んで分かる「日本人が凄い理由」。
今回の“凄い”は、「ぼったくりがない!」ということ。
日本では、たとえばタクシーに乗ってぼったくられるとか、観光客が来て、あえて遠回りするとかね、まったくゼロとは言いませんけど、ほとんどないですよね。
そんなこと、日本人の道徳心として許さないんです。
浅草でも、まあどこでもいいんですけど、お土産屋に行って、外国人だと分かると少し多めに値段を吹っかける、なんてこともないですよね。
私の実家の近所の太宰府なんかにも、ヨーロッパ人から中国人、韓国人とね、たくさん外国の方が来てますけど、日本人より値段を高く取るなんてこと、ないでしょ。外国人価格なんてね。
何でこんなことを言っているかというと、
世界ではだいたいそういうことがあります。
観光地ならどこ行ってもね。
エジプトのピラミッドからドイツの観光地なんかもの、特に露店なんかでは必ずあるんです。
まあ先進国だと少ないっちゃあ少ないですが、日本ほど少なくないですね。ニューヨークとかでも、昔は外国人だと分かるとタクシーがちょっと遠回りしたりしてました。
今は、UberとかGoogle Mapがあるので、そういうのはやりにくくなりましたけど、昔は普通にありました。
日本人は、モラルというか、相手が分からないからといって、そういう弱みに付け込むようなことをしない。そんなことで儲かっても商売で嬉しくない。
相手が日本人でも、ヨーロッパ人でも、中国人でも、同じ値段で売ります。
むしろ外国人に味見をさせちゃったりして、余計に良くしてあげたりする光景を見ますね。
ほんとにね、韓国でもタクシーでぼったくられるって話、よく聞きます。
その他、インドなんかもそう。あそこはもう「ぼったくり・騙し」当たり前です。
タイも優しい国だけど、気をつけないとメーターを使わずにふっかけてきます。
トゥクトゥクなんかもそうですね、最初に値段を言っておかないと大変なことになりますね。バリでもありましたね。
私はその辺分かってますから、日本を出た瞬間、成田空港を一歩出たら「性善説」を捨てて、「性悪説」で行きます。
騙されないようにね。
あとは、まあ人種差別的な扱いとかも、くると思ってるから、くる前に除去しますね。
なんかそんな扱いをしそうだな、って思った瞬間に「あ、それおかしいでしょ?こっちでしょ?」って言えば大丈夫です。
「こいつは騙せない」と思わせれば、されません。
黙ってると、レストランなんかでも、なんか景色の悪いところにまわされたりしてね、後から来た白人は海の見えるいい場所に案内される、なんてこともよくある話で。
それでいいのがね、お店に入った時なんかも、店員さんに挨拶するんです。
できれば、ネームプレートを見てね、それを読むんです。「David」って書いてたら、「Hi, David!」なんて声をかけると、びっくりしたような、嬉しい顔をして、予約してますって言って、私、予約の名前が、外国人でもすぐに分かるように「ジョン・ホンダ」なんで、「OH Mr. Honda!」なんて言われてね(笑)良い席に案内してくれます。
「HONJO」だと向こうの人わからないんで、スペルくれとか言われてややこしいんでね。
コミュニケーション能力ですね、相手といかに近しくなるか、マネージャーとかね、コミュニケーションが大事なんですよね。
まあアジア人嫌いのマネージャーなんかもいますが、そんな時も「あっちの席がいいんだけど」ってちゃんと言えば、「しょうがねぇな」って顔をしますけど、ちゃんと案内してくれます。
でも言わないと、ほんと暗い裏の方に連れていかれたりしますね、日本人観光客って。
あとはね、私よく無料でアップグレードされるんですが、コツがあるんですよ。
まずチェックインの時とか、税関を通る時は、必ずジャケットを着てた方がいいですね。Tシャツでもいいから、上にシワにならない折りたたみできる安いジャケットありますから、税関イミグレ通るときはそれを羽織る。
飛行機でエコノミーが満席の時なんか、「ビジネスに回ってください」って言われることもありますが、Tシャツ姿の客はビジネスには上げられないっていう、そういうプロトコルがあるので、ちゃんとしておくことに越したことはないです。
あと、日本の税関で荷物を開けられたくない時、開けられないコツは、
「どちらに行かれました?」って聞かれた時に、ビシッ!と相手の目を見るんです。
そしたら絶対に開けられません。
目をキョロキョロそらすと「怪しい」と思われて、連れて行かれますね。私は何百回も通ってて、開けられたのは一度だけ。アフリカから帰ってきて、汚い格好してた時ですね(笑)
少し話がそれちゃいましたけど――
そう、日本人は「ぼったくらない」。
これもの凄く大事なことですね。
だから海外の人も安心して旅行できる。
いちいち交渉しなくてもいいし、最初から正当な価格を出してくれる。
チップもないし、目に見えないコストがかからない。
海外だと、ぼったくりとかチップとかで思ったよりお金がかかって計算狂っちゃうんですよ。
でも日本はそういうのが一切ない。
だから、観光客は日本に来るとクセになります。
「こんなに真面目で、きっちりした人たちはいない!」って。
旅館に泊まっても、チップもないのにすごく良くしてくれるじゃないですか。
もうチップあげたくなりますよね。
私もたまに中居さんに1,000円くらい渡すことありますけど、基本的には必要ない。
本当に日本って、ぼったくりもない、チップもいらない。
素晴らしい国です。
これ、ぜひ覚えておいてくださいね。
日本では当たり前のことかもしれないけど、世界では違います。
世界はどこ行ってもぼったく りだらけですよ。
気をつけてくださいね。
それでは、また次回。
See you later !
昭和37年8月5日、福岡市博多区生まれ。26歳で渡米。飛行学校に入るが英語ができないためアメリカ人の教官から「帰れ」と言われながらも、ノルウェー人の教官に救われ、3ヶ月で英語ペラペラになる。あまりに英語が話せるようになったので、1年後にはアメリカ人を教える飛行教官になる。その後、全日空の同時通訳を務め、武蔵野学院大学准教授、名古屋大学理学部外部講師や、海上自衛隊将官トップマネジメントセミナー講師等も務める。自身が主催した「本城式英会話スクール」の受講生は1万人を超える。生い立ちから、現在に至るまでの詳細、また著書、講演履歴等はこちらから

