20年前、私はニュージーランドに住んでいました。
オークランドという街を知っていますか?
日本の東京のような街なのですが、その頃どんどん大きくなっている時で、人口もどんどん増えていった時代でした。
私が住んでいたのは、オークランドから北に上がっていったブランズベイという田舎に住んでいたのですが、オークランドからかなり離れている少し田舎のようなところなので、とっても静かな良いところでした。
少し田舎で建物も低いので空がとても広く見え、どこから雨が降り出すか分かるくらい空が広かったんです。
そんなブランズベイに住み始め、何か書類を出そうとオークランドの街へ出かけたのですが、お昼ご飯を食べてから2時頃にオークランドに着くように出かけたんです。
オークランドに行くには車で30分ほどかかるのですが、オークランドの役所に到着し書類を出し、書類の確認にどれくらい時間がかかるかを聞いたら1時間と言われ、久しぶりの街中だったので、街中をちょっと散歩することに。
1時間ほど街中を散歩して役所に帰ってきたのですが、1時間くらい経って戻ったら、「まだあと30分くらいはかかります。」と言われたんです、、、
まあ海外ではよくある事なので、特に気にせず時間まで近くにあるカフェで待とうと降りていくと、、
「Closed」、閉店しました。との看板が、、!
時間はまだ3時。「あれ? もしかして今日は営業日じゃなかったのかな…?」と思ったのですが、先ほど街中を回った時空いているのを確認してるんです。
空いてると思ったのも見間違い?と思って看板をよく見ると、
「3時で閉店します。」との表示が!
日本にいると3時に閉店するカフェなんか信じられないですよね!
ニュージランドに住み始めて2,3ヶ月だった私も、「え~~~っ!! 3時で閉店するカフェなんて、やる気のないカフェだな~~!」なんて思ったのですが、3時で閉店してたのは、このお店だけではなかったんです!
他のところを探しても、みんなクローズ!!!
どこか空いているところはないかと、街中のカフェ巡りをしているうちに役所で言われた時間が経ち、そのまま書類を取りに行きました。
そして役所でも書類をもらうだけなのにとても時間がかかり、全てが終わったのは4時過ぎでした…。
保育園まで子ども達を迎えにいくので、急いで街を車で出ようとしたら、、、
なんと今度は、通勤ラッシュ!!!!
えっ、もう通勤ラッシュの時間!?と、時間を確認したら
まだ4時30分!!!
この人たち何時に会社を出ているの!?と思ったのですが、「あ~~~~!!! だから3時に店が閉まっていたんだ!!!」と納得。
でも、そんなに早く帰って何をするのか?って思いませんか?
それは、家族との時間を大事にしているのです。
家族全員で食事の準備をして、全員で食卓を囲む、そして一緒に片付ける。その後はそれぞれ庭をきれいにしてみたり、映画を観たり、お茶を飲んだりそれぞれ好きなことをやっていましたね。
だからこそお店は3時に閉店して、そんな風に家族全員との時間を大切にする。それがニュージーランドの生活習慣だったんです☆
今回のコロナで在宅やテレワーク、会社との往復の時間がなくなったりして、家族と過ごす時間が増えた人も多いかと思います。ニュージーランドほどではないですが、、、笑笑
英語を勉強されている人に多いのが、英語を勉強する事自体が目的になってしまっているという事。ニュージーランドで感じたのは、3時に閉店するとか、仕事が嫌とかそういうことではなく、「家族との時間を大切にすること」だったのです。
一度自分が英語を勉強している目的を見直すのも、今の時期はいいかもしれないですね!
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ーSara
PS
実はオークランドからブランズベイ、途中橋を通るのですが、その渋滞がすごい笑
行くのに30分くらいだったのが、なんと帰りは2時間もw
車社会の国は本当に渋滞が大変。
だからこそ、無駄な時間も楽しみながら過ごすのが、海外に住むコツなのかもしれないですねー。
英会話教室World Education 校長 イメージフォニックス開発者
約10年前、まったく英語が話せないときに渡米、ウエイトレスとして働き始める。半年後には、お客さんからもらえるチップ率最高習得者となり店舗で表彰を受ける。さらに、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアと3つの国で、3人の子どもを育てあげ、アメリカ在住時に飛行機(シングルエンジン自家用)の免許も習得。特にアメリカでの経験で、英語には発音が重要だと分析し、歯科衛生士として矯正歯科にいた経験を元に、ネイティブの発音、その中でも国別の音の違いや、日本語の発音と英語の発音の違いを研究、2008年には武蔵野学院大学客員研究員の時に論文「概念学習能力で英語の発音を矯正する効果について」を発表。現在、子供英語の会社を設立し、同じように英語で苦しんでいる人たちに、発音から本読みまでを指導、教材や授業を通して、海外の子育てや教育、また考え方も含め指導を実施している。