『スランプ』という言葉、野球が好きな方はよく聞くかもしれません。「あのピッチャーは、今年スランプだった」とか。
実は英語でもこの『スランプ』に陥ってしまうことがあるのをご存知ですか?
今日はそんな英語でも陥ってしまう『スランプ』のお話です。
英語でスランプは,“slump”。英語の辞書によるとslumpは,「ドサッと落ちる,ドスンと落ちる,ばったりと倒れる」と説明されています。
大きな穴に気が付かずに落ちてしまったり,何かにつまずいて転んでしまったりという感じですね。いずれにせよ,前には進めない。一か所に留まっている感じです。
落とし穴にはまってしまうように、スランプは予兆があるのではなく、突然やってきます。今まで出来ていたことが、突然、出来なくなる。
例えば、TOEICの点数がいきなり落ち込んでしまった。成績が急に落ちたなど。実はSwatchは,定期的にスランプに陥っております。例えば、今まで不自由なく聞けていた英語が、急に聞き取れなくなったり…。
定期的にスランプに陥る?って,普通じゃないですよね。私の悩みの種になっていました。そこでスランプについて調べてみると、どうも私はスランプに陥りやすい性格のようなんです。
<スランプに陥りやすい人のタイプ>
最近大学院で受けた心理学のテキストに,スランプに陥りやすい人の特徴が列挙されていました。そこには、
1、責任感が強い。
2、完全主義である。
3、向上心が強い
4、真面目
この4つの条件が当てはまるほど、スランプに陥りやすいようなのです。
そこで私自身について少し考えてみました。思い当たったのは、「陸上自衛隊服務規則」。「陸上自衛隊服務規則」とは、陸上自衛隊における就業規則のようなもの。自衛官が駐屯地内でどのように生活するかを細部にわたって記述したルールです。
そんな「陸上自衛隊服務規則」にはまさしく、
(1) 責任感旺盛 →強い責任感をもって
(2) 完全主義 →使命(職務)を完遂し
(3) 向上心が強い →自らが教養・趣味の向上をはかり
(4) 真面目 →明瞭積極的に勤務に専念する
この4つの内容が見事に書かれていたのです。面白いほど,スランプに陥りやすい人の特徴と、「陸上自衛隊服務規則」が一致しています。
つまり、自衛隊の規則通り生活すれば,スランプに陥りやすいということでした…。定年までスランプに陥りやすい人生を過ごし,現在も同じような生活習慣なので,今でもスランプに襲われているのです。汗
ですが、英語をマスターしたいと思う方は,少なからず,自分の特徴と一致する項目があると思います。真面目に,向上心をもって英会話に取り組む。特に日本人は、責任感が強く、完全主義で、向上心が強く真面目であると言われています。
あなたが、最近TOEICや、英語のテストの点数が下がった…。以前まで聞き取れていた英語が急に聞き取れなくなった…。最近英語に対してのモチベーションがなくなってきた…と思った場合、どうしたらスランプから抜け出せるのでしょうか。
<スランプを脱出する方法>
スランプを脱出する方法は,心理学のテキストにいろいろと書かれていますが,私は経験上、英語を楽しく学ぶ気持ちに立ち返ることだと思っています。
やらなければならないという考えは必要ありません!
初心に戻って,英語を楽しむ心が蘇れば最高です。ボジティブシンキングで以下のやり方を試してみましょう!
(1) スランプは気づきのチャンス
スランプに陥ったら,その原因を探ってみましょう。その原因を探ることで、自分の負(マイナス)の特性が明らかになれば、それが成長の気づきとなります。
(2) 小さな目標を達成する
小さな目標を定めて,それを達成していくこと。小さな目標を日々達成していくことにより,スランプを脱出し成長のリズムが蘇ってきます。
(3) 英語の楽しさを実感する
英語学習の楽しさは,勉強することや,暗記することではありません。英語を使うこと話すこと自体が楽しいのです。英語を使う機会を積極的に増やしていきます。
英語のスランプとの付き合い方がわかれば、早期にスランプを抜け出せます。スランプをポジティブに受け入れることで、自分自身が成長するきっかけにもなります。
スランプに陥ったら、焦って抜け出そうとせず、英会話を楽しむ心が大切なようです。
執筆家・英語教育・生涯教育実践者
大学から防衛庁・自衛隊に入隊。10年間のサバイバル訓練から人間の生について考え、平和的な生き方を模索し離職を決断する。時を同じくして米国国費留学候補者に選考され、留学を決意。米国陸軍大学機関留学後、平和を構築するのは、戦いを挑むことではなく、平和を希求することから始まると考えなおす。多くの人との交流から、「学習することによって人は成長し、新たなことにチャレンジする機会を与えられること」を実感する。
「人生に失敗はなく、すべてのことには意味があり導かれていく」を信念として、執筆活動を継続している。防衛省関連紙の英会話連載は、1994年1月から掲載を開始し、タモリのトリビアの泉に取り上げられ話題となる。月刊誌には英会話及び米軍情報を掲載し、今年で35年になる。学びによる成長を信念として、生涯学習を実践し、在隊中に放送大学大学院入学し、「防衛省・自衛隊の援護支援態勢についてー米・英・独・仏・韓国陸軍との比較―」で修士号を取得、優秀論文として認められ、それが縁で定年退官後、大規模大学本部キャリアセンターに再就職する。
修士論文で提案した教育の多様化と個人の尊重との考えから、選抜された学生に対してのキャリア教育、アカデミック・アドバイジングを通じて、キャリアセンターに新機軸の支援態勢を作り上げ、国家公務員総合職・地方上級職、公立学校教員合格率を引き上げ高く評価される。特に学生の個性を尊重した親身のアドバイスには、学部からの要求が高く、就職セミナーの講師、英語指導力を活かした公務員志望者TOEIC セミナーなどの講師を務めるなど、大学職員の域にとどまらぬ行動力と企画力で学生支援と教員と職員の協働に新たな方向性をしめした。
生涯教育の実践者として、2020年3月まで東京大学大学院教育研究科大学経営・政策コース博士課程後期に通学し、最年長学生として就学した。博士論文「米軍大学における高等教育制度について」(仮題)を鋭意執筆中である。
ワインをこよなく愛し、コレクターでもある。無農薬・有機栽培・天日干し玄米を中心に、アワ、ヒエ、キビ、黒米、ハト麦、そばを配合した玄米食を中心にした健康管理により、痛風及び高脂質血症を克服し、さらに米軍式のフィットネストレーニング(米陸軍のフィットネストレーナの有資格者)で筋力と体形を維持している。趣味はクラッシック音楽及びバレエ鑑賞。
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