連日コロナの変異株の名を目にしない日はありませんよね。
ところであなたは、こういうアルファ株やベータ株とかいう名前が気になったことはありませんか?
私はあります。何事であれ名前は気になってしまうんですね。
そこで少し調べて分かったのは…最初はインド株とか呼んでたのが、偏見が出ないようギリシャ文字に変えたこと。また現在15番目の文字オミクロンが使われていることです。
ギリシャ文字は今はギリシャ語の文字ですが、元々アルファベットの先祖。「アルファベット」の呼び名も最初の二文字<アルファとベータ>からです。今その15番目の文字なんですね。
ただ15中2つは完全に跳んだようです。その2つは(ニュー)と(クサイ)。ニューはnewと紛らわしい。またクサイは英語だとxiで、Xiさんが多いという理由のようです。
ちなみに中国の習主席もXiさん。名前の決定機関はWHO…政治的な忖度を指摘する人もいるとか。
(そうか残りは、後いくつあるのかな….)数えたら9つ。最後24番目のオメガで使い切ることに。(最後はオメガか。何だか強そうな名前…)と、またまた名前が気になりDNAを調べるはめに。すると意外なことが分かったんです。
オメガのDNAはMAGH(マッグフ/大きい)。今回はその繋がりでmagic, might, maximum等を見てみましょう^^
DNA MAGH (大きい→偉大で不思議→)magic (マジック)魔法(の)
何もない所から何かを出したり、不思議な力を「偉大な力」と呼んだのが魔法の名前なのかも。
magの所にDNAがあり、icの語尾は形容詞の感じがしますね。
MAGH (大きい→偉大で不思議→)magic(魔法)
DNA MAGH (大きい→(大きい)力→)might(マイトゥ)力
力と言うとpowerを思うかもしれませんね。でも例えば諺で「勝てば官軍」は
Might is right. (力が正しい=強い者が言うことが正義になる)などと使われます。
「…あれ?may(メイ/~してもよい)の過去形もmightと同型では?」と気づいた方はセンスが良いかも。確かにmay(~しても良い<許可>)もmight(力)と同じDNA。「そうする力がある」➾<許可>されている➾「しても良い」と通じそうです。
MAGH (大きい→力→)might(力), may(~しても良い)の過去
DNA MAGH (大きい→最大→) maximumも(マクスィマム)最大限、最大の
ちょっと細かいですが、maxの「マックス」のマックの所にDNAがあります。「ス」は後ろのimumと一緒に、ラテン語の最上級の形の名残です。
ちなみにマクセル乾電池(Maxell)は、maximum capacity dry cell(最大容量乾電池)のようです。
MAGH (大きい→最大→)maximum(最大限、最大)
さてオメガのメガ(mega)のDNAは「魔法、力、最大」などの繋がりがあることが分かりました。
(この名前の最後の変異株、かなり手ごわそう。怪獣の変身じゃあるまいし、最大の奴じゃなかろうが…などと考えるのは語源に引っ張られすぎかもしれませんね。
Omega ← MAGH(大きい)→ magic(魔法)
→ might(力、「~しても良い」の過去)
→ maximum(最大)
いずれにせよ、願わくばオメガ株という名前まで使われないよう、今のうちに何とか対応できるといいですね。
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員