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挫折しない洋書の読み方

World Lifeな生活
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「英語の勉強をするぞ!」と意気込んで洋書を買ってみたものの、難しかったり、飽きたりして結局読み終わらなかった…という経験、ありませんか?

実は、私自身、何度も挑戦しようと好きなミステリー系や恋愛系に伝記物まで色々と試しましたが、読み終えられたのは薄めの本が2冊くらい。それも、何か月もかけて…。

分からない単語を毎回調べていると、1ページ読むのに時間がかかるし、当たり前だけど英字ばっかりで、すぐに眠くなってしまう…。それで結局、前半部分で力尽きてしまいそのまま本棚の肥しに…。その繰り返しでした。

そんな私でも洋書を読むのが楽しくなった方法!

それは……絵本です。

<絵本で英語力もUP!>

「絵本?! 子供の本でしょ。馬鹿にしないで。」と思うかもしれませんね。でも、絵本を読む事は、英語力の向上にも役立つと言われているんです。

「多読」という言葉を聞いたことがありますか?

英語の本を大量に読むことで、英語脳が鍛えられ、語彙力アップ、英語力アップに繋がるというものです。

この多読で読む英語の本は、「自分が辞書をひかなくても理解できる位簡単な物から始める」という事になっています。それは英語圏のこども向けの教材や物語、つまり「絵本」を読むことです。

多読にお勧めなのは、イギリスの小学校での英語の授業の副教材にもなっているOxford Reading Treeシリーズ。子供たちが不思議な鍵、Magic Keyを手に入れ、その鍵が光ると体が小さくなり、色んな場所で冒険をするという内容で、大人でも楽しめる絵本です。

ただ、このシリーズや多読用の英語本を揃えるとなると、数十冊にもなるので結構お金がかかってしまいます。

私がお勧めしたいのは、英語力向上のための絵本ではなく、純粋に楽しむための英語の絵本です。

洋書とか、英語の文を読むとなると何か学生時代の長文の問題を読むように、気合を入れて読むような感じがしませんか?

学生時代、長文読解が苦手だった人なら、なおさら洋書にも苦手意識があって読まなかったり、英語勉強のために仕方なく読むという人もいるでしょう。

そうすると、頭の中は英語勉強モードになって、英文を訳す事や第何文型なのかとか考える方に意識がいってしまいがちで、本を楽しむというわけにはいかないでしょう。

そうならないために、絵本がおすすめなんです。

絵本の良いところは、分からない単語も文章も絵を見て想像できる所。一回、一回止まって辞書を引くというストレスがなくなります。

そして、ページ数が少ないのですぐ読める。短いものでもストーリーがあり、完結してるので「洋書を読みきった!」という達成感が味わえます。それが自信につながり、次にまた読んでみようというモチベーションにもなります。

なにより、絵本を読む事は楽しいのです。日本語の絵本でも、大人になってから読むと、子供の頃には感じられなかった物語の深さに気づいたり、色々な体験をしたからこそ分かる話もあります。

英語の絵本も一緒です。短い文章とカラフルな絵から言葉以上のメッセージが伝わってきますし、想像力も膨らみます。

Oxford Reading Treeのような教材用の絵本は表現も直接的で読みやすいのですが、普通の絵本は言い回しが詩的で少し理解するのが難しいかもしれません。でも、韻をふんでいたり、同じようなリズムの繰り返しがあったりと、英語だからこそ味わえる言葉の魅力が感じられるはずです。

洋書を読むのに少し慣れてきた人にお勧めなのは、「Magic Tree House」です。これは、アメリカの児童書の人気シリーズ。文字数はかなり増えますが、それでも大人の洋書に比べたら文字も大きいし、ページ数も1/5~1/10程度だと思います。

このシリーズは、Magic Tree Houseの中にある本を手に取り、行きたいと願うとMagic Tree Houseがどんな時代や場所にも連れて行ってくれるというもの。恐竜の時代、中世ヨーロッパ、古代エジプトなど…

主人公の小学生、Jackと妹のAnnieの2人の会話から日常的な会話も学べるのですが、この本は児童書らしく各お話の最後にその当時の事が学べるコーナーがあるのです。

例えば、古代エジプト時代では、ピラミッドを作るのに奴隷が働かされたと思っている人が多いけど、それは間違い。多くは洪水時期の農民が働いていて、給料ももらえていた。彼らはお金のためよりも、ピラミッドを作る手伝いをすれば、自分が死んだ時に来世に行く助けになると信じていたために働いていた。

面白くないですか?物語を楽しみながら、英語で新しい事も学べるんです!その豆知識が面白く、元々は英語教室の生徒用に買った本ですが、普通に私も興味のある本として読んでいます。

英語で書かれてあると、どうしても英語の勉強になってしまいがちですが、「英語を使って他の事を学ぶ」という経験をすると、英語がツールだと分かると思います。英語というツールを使えば、もっと多くの事が学べるんです。それを実感できるのも絵本です。

<英語の絵本はどこにある?>

さぁ、ここまでくると英語の絵本、読んでみたくなりましたよね?

ただ、英語の絵本は本屋さんでもあまり取り扱いは多くありません。ネットで買うにも中身が分からずに買うのは勇気がいるし、英語の絵本は結構値段も高いです。

そこで、私のお勧めは図書館です。

図書館であれば、じっくり内容も見れますし、なによりタダです!(笑)
ただし、図書館でも普通の洋書コーナーには大人用の洋書しか置いてないと思います。英語の絵本は、児童コーナーにあるはずです。

児童コーナーは、別部屋で設けられてる場合もあるので、「入りにくい…」「恥ずかしい…」と思うかもしれません。

でも、児童コーナーといえど別に子供しかいない訳ではなく、子供さん連れの大人の人たちもいるし、大人が入ってきても誰も変な顔はしません(笑)

ちょっと勇気を出して行ってみてください。

地方の図書館でも、かなりの数の外国語の絵本が並んでいます。都市部ならもっとあるはずです。英語だけでなく、ドイツ語や韓国語など色んな言語の絵本も見ることができ、国によって登場人物の感じや絵のタッチが違っていて、文章は読めなくても面白いです。

図書館には有名どころの英語の絵本は大体揃っているので、子供の頃に読んだり、好きだった本などの英語版があるかもしれません。そういうものから手に取って読んでみるのもいいですね。懐かしさがよみがえり、絵本を楽しんでいた感覚を思い出すかもしれません。

英語って難しいお勉強ではなく、楽しいものだと私は思います。そして、洋書も英語の勉強のためだけでなく、物語を楽しむために読んでもいいんじゃないでしょうか。

英語の単語力、理解力がそれほどなくても楽しめるのが絵本です。

ちょっと英語で絵本の世界に触れてみる、という気軽な気持ちで英語の絵本を手に取ってみませんか?

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