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ルフィと海賊の語源

World Lifeな生活
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今発行部数が世界で一番多い漫画は何か、あなたは知ってますか。

それは『ONE PIECE』という壮大・複雑な海賊の物語。去年の数字で世界58か国、5億冊に迫っているのだそうです。

『ONE PIECE』の私の思い出と言えば、教材作りで利用したことが。彼らの舞台“グランドライン”の入り口に主人公のルフィ達が集結する…さあいくぞ!という場面を文法の教材にしたんです。

若い教員の教材研修でしたが、結構反応が良かった感じでした。

ただ語源への興味に引きずられてしまうのが私の性癖かも。主人公ルフィ(Luffy)と海賊(Pirate)のDNAを調べたら意外な事実が分かったんです。

今回はDNA のLEP(平ら)と PER(前へ、試みる)について見てみましょう^^

 

ルフィ(Luffy)の名はluff(ラフ)から。これは「帆(を風の方向に向ける)」らしいです。アゲンストの進路を表すなんて、主人公の果敢な気性にぴったりかも。

そしてluffは数千年前に遡ってみると、その頃のDNA、LEP(レップ/平たい)から来たようです。

DNA、LEP(平たい)を持つ他の単語はと言うと…glove(グラヴ/手袋)。DNAはgloveloveの所に少し形を変えているようです。(loveといっても「愛」ではありません。これは全く偶然の一致)

LEPもgloveもルフィの特徴、手足がゴムみたいに「平たく」伸びることにピッタリかも。『ONE PIECE」ファンならお馴染みの身体の特徴ですよね。

LEP(平ら) → luff (帆を風上に向ける) →Luffy(ルフィ)
LEP(平ら) → glove(手袋)

 

PER(ペル/前へ、試みる) → pirate (パイレットゥ/海賊)
さてこれもファンならご存じのように、ルフィーの憧れはPirate(パイレットゥ/海賊)。Pirateの大昔の単語DNAはPER(ペル/前へ、試みる)のようなんです。

pirの所が元々PERだったのでしょう。-ateの部分はギリシャ語やラテン語を経た結果のようです。「前へ」とか「試みる」という意味なんて、国境や法を跨ぐpirate(海賊)らしいDNAかも。

PER(前へ、試みる) → pirate (海賊)

DNA PER(前へ、試みる) → fear (恐怖)
DNAのPER(ペル/前へ、試みる)を持つ他の英単語はfear (フィア/恐怖)。確かに何かを試しつつ前進していけば怖い事も起きるかもしれませんね。

綴りのfは長い間にpから変わったもの。意外かもしれませんが、あっちはp、こっちはfみたいなことは言語の変化ではよくありそうです。

例えばfather(ファーザー/父)の頭のf-はDNAではP-だったらしいんです。それが今のf-に変ったそうです。ちなみに同じDNAを持つスペイン語は、今でも「父」はpadre(パードレ/父)。頭がp-です。

話を戻すとpirate(パイリット/海賊)のDNAがfear(フィア/恐怖)のDNAと共通…海の真ん中で海賊に出会ったら確かに恐ろしそう。でもルフィーの海賊船なら出くわしてみたいかも。

PER(前へ,試みる) → fear(恐怖)

 

さて現実の世界では、ルフィのように海賊になれるわけではありませんよね。

でも思うんですが、海賊でなくてもですよ。見方を変えれば、誰の毎日も危険と宝物が潜んでる冒険の船旅と言える気がするんです。

例えば私の場合は教員生活。比較的平穏なのかもしれませんが、それなりに「危険」で大変な事は実際起きました。まるで傾いた船が沈没しないよう、皆で必死に水を汲み出した感じ。ただ怖さとか恐ろしさは渦中のことで、過ぎてみれば懐かしい思い出になってしまうのは不思議です

宝物についてなら、やはり色々な外国語が宝物。人生を変えてくれた洋書や大好きな歌にも出会えたし…ただ気づいたらついやっているので、宝物というより一種の中毒なのかも。ちょっと大袈裟過ぎるでしょうか。

あなたが英語を楽しく学び色々な宝物を見つけるお手伝いができますよう…そう言えば『ONE PIECE』の最後の島の名は(ラフテル Laugh Tale / 笑い話?)。笑える時もあれば、なお良いですね。

See you later!
Jiro

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