何気なく読んでいたDaily Yomiuriの見出しに
Decrease in the number of bookstores
(書店数の減少)
とあって、ホントに日本で?!と。
あなたには意外なニュースではないですか?私には意外。なぜなら米留学時代から
米国は本屋が少ない。本屋がどこにでもあるのが日本、ってずっと思っていたからですw
以下Daily Yomiuriの抜粋と単純化
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1.The number of bookstores has decreased from about 20,000 in… 2004 to about 11,000 in… 2023….
(2004年から2023年に書店数が20000から11000に減少。)
2.A quarter of all municipalities in Japan are home to not one single bookstore.
(書店が一軒もない自治体は全体の4分の1)
3.原因は電子書籍化や書店の後継者不足
4. 書店は知識や文化の中心。数を維持すべき。以下減少対策の例。
〇State and local governments to provide support.(書店へ公的補助)
〇Schools… to convey to children the joy of reading and the appeal of bookstores….
(学校が読書と書店の魅力を伝える)
〇書店が経営努力
offering cafes and general merchandise sections or holding events.
(カフェ、一般商品の販売、イベント開催)
regional characteristics or selection of books …
(また地域色など独自色を出す)
(From The Yomiuri Shimbun, April 20, 2024)
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<書店の存在意義>
あなたはこの記事深い分析だと思いますか。私には何だか物足りない。
なので書店の存在意義から考えようと思い、読み直すと記事内にこんな一節が。
A book that happens to be picked up by chance can expand one’s perspectives.
(偶然拾い上げた本が人の視野を広げることがある)
書店減少の具体策からは離れるようですが、こういう偶然はきっと書店ならではと思ったんです。オンラインのネット検索でも図書館で検索しても、デジタル的な検索では、きっとこういう偶然は起きにくいでしょう。
以前、地元の図書館で所蔵のCDのリストアップをお願いしたら「無理です。聞きたいCDが何か分かってるなら、すぐ探せるんですが….」と言われ驚きました。
筋書き通りより、思いもよらぬ面白いものが見つかる検索があれば、その方がずっと面白くまた有意義ではないでしょうか。
事実歴史上の発明発見の歴史はそういった偶然の発見で一杯なようです。例えばX線、ラジウム…発明や発見ってそもそも偶然頼み。
計画的な発明や発見って無理では。そうかと私は膝を打ちました。
「偶然の発見」こそ書店の存在意義かもしれません。
画像 偶然の発見
<ユルデジ?>
そんな大切な書店なら、書店減少を何とかして止めなければなりませんよね。
でも例えばの話、書店減少が止まらないのなら、偶然の発見が他の場面で起こるようにする必要があるでしょう。
つまり他の検索手段(今ではほぼデジタル検索)を偶然の発見に役立つようにできないか?という話になります。
あなたも考えてみてください。その為にどうするか?
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そこで私が考えたことです。
例えば、先ほどの例なら、図書館で(ある範囲の)蔵書がどういうものがあるか等、幅の広いジャンルの検索、緩い検索ができるようにすること。
現在、一つのサイトを見ると、それを参考に、自動的に別のサイトを勧めてきますよね。そのお勧め機能だって、逆に過去の履歴をあまり参考にせず、ある程度当てずっぽのお勧めを利用者の方で選ぶようにはできないものでしょうか?「80%履歴無視してくれ」とかって。これも緩いお勧め。
多分火星移住のSF映画だったか、ジョークを言うような不真面目さを調節可能なAIがでてきました。宇宙飛行士が、AIを不真面目な奴に設定できて、その不真面目さを調整できるわけです。
皆デジタルの生真面目さというか、融通の効かなさを加減する緩~いデジタル、言わば「ユルデジ」。この「ユルデジのあそび」から偶然の発見が進むと私は考えます。
偶然の発見促進、なんて大袈裟に聞こえますが、ユルデジ位のアイディアなら、実現も大して難しいことに思えないのは素人考えでしょうか?
今回まとめのです
さて今回、英字新聞を読みながら楽しくアイディアを考えられました。
あなたもいかがですか?英語で読むとしたら内容が身近なものがお勧め。身近な内容は分からない所でも推測が良く効きそうだからです。推測が効くと英語は読みやすくなります。
Until next time,
See you!
Jiro
追記:
このWLのサイトも、同じライターがどんな別の記事を書いているのか、別のライターが何を書いているのかを探すと、意外な発見があるかも。それも面白いのでは?
<今週のJiro Quiz>
以下の()からベストなものを選んでください。
A book picked up by (1. chance 2. number 3.bookstore) can expand one’s perspectives.
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正解
1.by chance 偶然に=by accident
偶然にとりあげた本がひとの人を視野を広げることがある
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員