Hello everyone.
Noriです!
テキストでお伝えしている、海外に住んで分かる、日本人が凄い理由。
今回は、「日本人は協調性がある」というお話。
なぜ協調性あるのが良いところになるのか。
海外の人は・・・
はっきり言って協調性がないです。
「協調性って何?」みたいな感じ(笑)
日本は和の心、和をもって尊しとするという、17条憲法の聖徳太子、一説によると宇宙人じゃないかとも言われていますけど(笑)、そういう尊い教えを、いまだにちゃんと引き継いでいるわけです。
私の尊敬する空手の師範代の名前も、「和を尊しとする」と書く、“和尊 / かずたか”という名前でしたね。名前になるくらい、日本は和を大事にしてきたすごい国なんですね。
海外の協調性
一方、海外はどうかというと「自分、自分、自分」ですからね。みんな合わせるというのはなくて、ある意味好き勝手にやります。それがいいという面もあるでしょうけど、あまりに自分中心がすぎると、まとまりがつかないというか、収拾つかないんですね。
自然を破壊したり、動物を殺しすぎたり。白人が住んじゃったらもう絶滅しちゃうんですよ、動物も植物も。あまりに絶滅させてしまったから、今頃になって「保護しよう、保護しよう」なんて騒ぎ出してね、クジラ取るなとか言い始める。
本当の話は「お前らがぶっ壊したからだろう」と。自分たちが先に壊しておいて、今さら保護しようと言ってるんですね。
それぐらい好き勝手やっちゃう。木を切り倒したり、すぐ燃やしたり。日本人はなかなかそれはできません。いまだに日本は7割が山林ですからね。
そんなんで、協調性があるというのは、人間同士の協調だけでなく、自然との協調もすごいんです。なるべく自然を壊さないように、木を切らないようにしてきたのが日本です。
多少ね、戦後にアメリカの影響を受けて変わってきましたけど、本質は変わらないと思います。
空気を読む
あとは「空気を読む」というところ。これもよくないことのように言われますけど、「空気を読みすぎる」とかね、まあ過ぎるのはどうかと思いますが、やっぱりある程度は空気を読まないと。
たくさんの人間が地上で暮らしているわけですから。欧米人のように何でも好き勝手にやると、収拾つかない。
だから日本人の「空気を読む」というのは、本当に素晴らしいことだと思いますし、日本人しかできない発想であり、行動であり、そして周りとうまくやっていくための能力です。これはある意味テレパシーというか超能力に近い部分もあります。
気配りの天才
以前、私のラジオ番組に杉山愛さんがゲストで出ていただいたんですけど、彼女はすごいですね。協調性というか、相手の心が読める。
ぶっつけ本番の番組で話しているんですが、次にこういう話をしてほしいな、と思うと、その話をしてくれる。紙に書いて出すわけでもなく、頭の中で「次は2分くらいこの話をして、その次は3分くらいこの話をしていけたら」と思っていると、ぴったりその通りになる。
ほんとに気配りの天才と言ってもいいぐらい。だからウィンブルドンでダブルス優勝できたんだと思います。つまりパートナーの気持ちを読めるから。
これは日本人しかできない気配り。相手の気持ちを読んで先に行動したり、合わせたりするっていう、海外の人には本当にできない。日本人だけです。
中間ぐらいがいい
もちろん、気を使いすぎて窮屈だと感じる人もいて、だから海外の方がいいという人もいます。でも、あんまり気を使わない海外に長くいると、日本人の気遣いが懐かしいな、って思ったりもしますね。
なので、僕はちょうどその中間ぐらいがいいんじゃないかなと思います。私的にはその中間の感じを持っているのは北欧の人たちかな、って思います。
アメリカ人はまずないですね。(笑)ハワイの人にはちょっとある。日系人の影響かなと思います。アメリカ本土はほぼない。オーストラリアもそこまでないし、いいんですけどね、ドライな感じも、そしてニュージーランドはちょっとある、イギリスも少しある、ほんとアメリカ人とはまったく違います。
もちろん、アメリカ人の中にも気遣いする人はいますので、私が長年住んでみて感じる割合の話です。気遣いしないところは、それはそれで良かったりもするんですよ。自分は自分!みたいなところがすごくあっさりしていて、こちらも自分は自分!ってしても誰もムッとする人もいないし。「だよねー」ってすみますから、そこはすごく楽な部分もありました。
というわけで日本人の素晴らしいところ。協調性があり、相手を読む、というお話でした。
ではまた次回。
See you next time.
昭和37年8月5日、福岡市博多区生まれ。26歳で渡米。飛行学校に入るが英語ができないためアメリカ人の教官から「帰れ」と言われながらも、ノルウェー人の教官に救われ、3ヶ月で英語ペラペラになる。あまりに英語が話せるようになったので、1年後にはアメリカ人を教える飛行教官になる。その後、全日空の同時通訳を務め、武蔵野学院大学准教授、名古屋大学理学部外部講師や、海上自衛隊将官トップマネジメントセミナー講師等も務める。自身が主催した「本城式英会話スクール」の受講生は1万人を超える。生い立ちから、現在に至るまでの詳細、また著書、講演履歴等はこちらから