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三単現のSの謎 ─ 意外にシンプル

World Lifeな生活
この記事は約4分で読めます。

Hi, 火曜のJiroです!

いきなりですがクイズです。
次の文、どちらが正しいでしょう?

Mr. Smith always
① take / ② takes
the eight o’clock train.




正解:② takes

ところが、私が中学校で教えていた頃、かなり多くの生徒が①を選びました。
さて、あなたはどうでしたか?

実はこれ、単なる「知識不足」ではありません。
間違える理由が、ちゃんとあるのです。

なぜ間違えるのか?

原因は always にあります。

always のような語が動詞の直前に挟まると、
三人称単数現在の -s への意識が一気に薄れるのです。

実際、always を外すと正答率は大きく上がりました。

Mr. Smith
① take / ② takes
the eight o’clock train.

正解はもちろん ②

〈always が紛らわしい理由〉

always や sometimes に共通する特徴。

それは——語尾が s で終わっていること

見た目でも、音でも、動詞の前に 「余分な s」 が入り込むことで、s がもうあるような感覚になり、動詞の -s を付け忘れやすくなるのです。

Mr. Smith sometimes takes the eight o’clock train.

〈ミニ整理:頻度の副詞の位置〉

always / usually / often / sometimes / rarely / never

これら頻度を表す副詞は、

**be動詞以外では「一般動詞の直前」**が定位置。

Mr. Smith rarely goes to church.
(スミス氏はめったに教会に行かない)

be動詞の場合は、そのすぐ後ろです。

Mr. Smith is never late.

ここは一度、ルールとして整理しておきましょう。

〈もう一つの定番ミス〉

次はどうでしょう?

These bees
① collect / ② collects
honey.

正解:① collect

これも教室では②を選ぶ生徒が少なくありませんでした。

〈間違える原因〉

名詞の複数形の s と、動詞の s が混線しているのです。

英語学習の初期に

a book / two books
a pen / some pens

と習うため、
**「s=複数」**という印象が強く残ります。

その結果、
「主語が複数 → 動詞にも s?」
という誤解が生まれてしまうのです。

〈動詞に s がつく条件〉

動詞の s は「複数」の印ではありません。

条件は驚くほどシンプルです。

主語が三人称単数 + 現在形

比べると一目瞭然です。

These bees collect honey.
This bee collects honey.

These bees:複数 → s なし

This bee:三人称単数 → s あり

それだけです。

〈生徒が必ず聞く質問〉

「でも、なぜ三人称単数現在だけ s がつくんですか?」

この疑問は、とても自然です。
背景には日本語の影響があります。

日本語との違い

私は歩く
彼は歩く
私たちは歩く

誰が、何人でも、動詞は変わりません。

だから無意識に、

「英語も walk で全部いいじゃないか」

という感覚が生まれるのです。

〈まじめな答え(歴史的背景)〉

実は英語はもともと、主語によって動詞が細かく変化する言語でした。

昔は、

二人称
複数
過去・仮定法・命令法

などでも語尾が変わっていたそうです。

例えば、約1000年前の英語風に love を並べると
——こんな多様な語尾がついたはずです。

I love → I lovie
you love → you lovast
he love → he lovath
they love → they loviath

今はその名残として、
三単現の s だけが生き残ったのです。

つまり、三単現の s は「特異」でも「謎」でもありません。

〈Sの仮説:それでも納得できないあなたへ〉

最後に、少し遊び心のある仮説を。

人は噂話が好きです。
I や you ではなく、その場にいない誰かの今を話題にすると、つい語尾に力が入りませんか?

“He speakssss rudely to his staff.”
「ねえ、彼スタッフに乱暴に話すんだってサ(s)!」

“She drivessss a Porsche.”
「ねえ、彼女ポルシェ乗り回すんだってサ(s)!」

——そんな勢いが、
-s を消さずに残したのかもしれません。

※もちろん学説ではありません(笑)

〈今回の takeaway〉

三単現 -s は「条件」を見ればシンプル。

複雑に考えず、用法に慣れることが大切です。

英語のルールは、理解+練習量で自然に身につく

英語学習が、少しでも気楽で楽しいものになりますように。

See you soon!
Jiro

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