春野菜が美味しい季節。
私は特にスナップエンドウが好きなんですが、あなたはどうやって食べますか?
アイルランド人の友人に聞くと“I ブランチ them.” と返ってきました。
私は「ブランチ?」と聞き返しながら、(branch?枝?じゃないし… brunch?ブランチで食べるって事?)などと考えを巡らせていました。
実際は、枝や支店のbranchでも、朝食と昼食を兼ねたブランチのbrunchでもなく、「blanch」。「スナップエンドウをblanchする」とは?
<単語を忘れないようにするには?>
「blanch」は数十秒位、サッと野菜を茹でる事だよと友人が教えてくれる。
「なぁ~んだ。そんなシンプルな事。」と思ったが、考えてみると「野菜を茹でる」を表す時はboilしか使っていなかった気がする。
後から調べてみると、日本語でも短時間加熱処理をして冷やす事を「ブランチング」というらしいのです。調理法としてはよく使っているものの、料理用語に詳しくない私は英語のblanchも日本語のブランチングも聞いた事がありませんでした。
実は、このblanchという単語。英検1級レベルの単語に分類されています。つまり「難易度の高い英単語」という事。
けれど、日本語にもなっているくらいなので料理をする人からしたらよく使う言葉で、簡単な単語に思えるかもしれません。
私にとっては新しい単語でしたが、友人から教えてもらった事でとても印象に残ったので、しっかりインプットされました。きっとスナップエンドウを茹でるたびに思い出しblanchを忘れる事はないでしょう。
でも、ただの単語の勉強としてblanchを覚えようとしたら、覚えづらかったり、すぐに忘れてしまうかもしれません。
この記事でblanchの意味を知った人も、ただ「へ~、そうなんだ。」で終わると、きっとすぐ忘れてしまうでしょう(笑)
忘れないようにするには?
体感する事!
blanchなら野菜を茹でる時、blanch=サッと茹でて、「これがblanch」というのを体感してみてください。
自分で体感した単語やフレーズは、机の上でただ勉強して、暗記して覚えようとした物とは定着率が全く異なります。
それは、体感した状況やエピソードが、その言葉と共に深く脳に刻まれ、思い出しやすくなるからでしょう。
英語が片言でも、どんどん話しかけていく人の方が勉強家の人よりも英語を覚えるのが早いのは、この体感の差から来ているのかもしれません。
<「にんにく一片」って英語で?>
さて、スナップエンドウは他にも生で食べるのも美味しいと言う友人。生で食べられるとは知らなかったので驚きでした。
スナップエンドウは、もっぱらblanchのみでしか食べた事のない私。旬の野菜はそれだけで美味しいと思っていましたが、生で食べると聞いて、海外では別の食べ方もしているのかもしれないと興味が湧いてきたのです。
そこでYouTubeでスナップエンドウ料理を検索してみる事にしました。スナップエンドウは英語ではsuger snap pea。砂糖のように甘いって事でしょうか。
“suger snap peas recipe”と検索ワードに入れてみる。
すると多国籍の美味しそうな料理動画がズラリ。英語圏の人だけでなく、中国系、インド系などアジア系の人たちの動画もたくさんありました。
どこの国の人でも使っているのはやっぱり英語。英語は世界の共通語。人によっては少しなまりのある英語の人もいますが、それはそれでどこか親近感を覚える。
どの料理も見ているだけで美味しそうで、ワクワク。
手元の調理過程だけを映す動画も多いけど、私はテレビの料理番組のように人も映っておしゃべりをしながら料理をしている動画が好きです。
臨場感があって面白いし、独り言のように話している英語の言い回しが勉強にもなります。
そして、人が出る動画の中でも、プロのシェフがしている物よりも一般の人が作っている動画の方を見ます。なぜなら、自宅のキッチンで撮影されているから。
人の後ろに移りこんだキッチンの雰囲気やキッチン用品、周りのインテリアが国ごとに違っていて、とても興味深いのだ。海外のお宅を覗いている感じ。
海外で自宅に招かれてもなかなかキッチンの中までジロジロと見る事はできない。それが色んな国の家のキッチンを見られるのだから面白いのです。
そんな中で、今回私が作ってみようと思って見た動画は「Everyday Food with Sarah Carey」のBeef, Snap Pea, and Asparagus Stir-Fry
スナップエンドウのヘタの取り方から丁寧に説明してくれ、料理初心者の私向けでした。
もちろん料理で使う英語を動画の中で学ぶ事もできます。
例えば、「にんにく1片」、英語で分かりますか?
答えは「1clove of garlic 」。スパイスに使われるクローブと同じスペルです。日本語だと小球根、小鱗茎などというそうです。英語の方が覚えやすそうですね(笑)
では、「塩ひとつまみ」はどうでしょう?
答えは、「a pinch of salt」。pinchがつまむとかつねるなので、知るとすぐに使えそうですね。
英単語もですが、私は普通の料理番組と同じで調理のコツを学べた事が良かったです。
例えば、「しょうがを使いたい分だけ皮をむくにはティースプーンで皮をこするようにするとむきやすい」とか「アスパラガスは下茹でしなくて炒めてOK」など。
日本語の料理番組でも紹介しているのかもしれませんが、私はこの動画で初めて知った事で「なるほど。使えるなぁ」と思ったのです。
そして、肝心の味の方はというと…
日本でもよくある味付けですが、レモンが入ると東南アジアなテイストに変わって、ちょっと旅行した気分に♪
料理初心者の私でも簡単、早く、美味しくできました!気になる方はどうぞお試しあれ♪(動画のURLは下記参照)
日常でも、「今日、何にしようかなぁ。」とか「この野菜どうやって食べるのが美味しいかなぁ?」という時にクックパッドなど検索する事があると思います。
そんな時、いつもの日本語検索ではなくて、英語で検索してみてください。
料理番組は、1つ1つの動作が単純で英語も短め。動画と一緒に見られるので、英語初心者の人にも理解しやすいと思います。
画像を見て、自分でも作りながらその英語を覚えればそれが体感となって記憶にも残るはず。
何より、世界各国のレシピが知れて、美味しいものが自宅で味わえるのです!
やる事はただ、英語で検索してみるだけ。
新しくて美味しい世界があなたを待っていますよ!
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①今回作ってみたスナップエンドウ料理動画
「Everyday Food with Sarah Carey」
↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=OMP1TtukEHk
②こちらの料理番組はワイルド系な料理人が作る「スナップエンドウのサラダ」。話し方や外見はワイルドですが、料理はおしゃれで繊細です。
「NOT ANOTHER COOKING SHOW」
↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=bYJDiCz0OT0
中学生時代から英語を話せるようになる事に憧れ、外国語短大へ進学。その後イギリスへ留学するも英語が話せず落ちこぼれの生徒に。英会話のトレーニング(カランメソッド)を受け英会話が上達。帰国後、夢だったツアーコンダクターになる。渡航国約35カ国 年間200日以上を海外で過ごす。その後オーストラリアにワーキングホリデーで渡り、オーストラリアにあるハミルトン島のリゾート会社に就職。その後日本に帰国し、京都のホテルやゲストハウスなどでの経験を経て、地元宮崎にUターン。現在は地元宮崎で、英会話教室及び、単位制、通信制の高校で英会話を教えている。
インスタでは海外旅&九州旅のおすすめを案内中!
◯Instagram
http://www.instagram.com/makky_havefun
◯youtube
https://m.youtube.com/channel/UC5k_A0_qMzvzwaCLgTrKXJQ