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As you knowと言ったら失礼なんですか?!

World Lifeな生活
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大学生に“As you know”といったら、「櫻坂46、知ってるんですか」と言われた。
「それって何?」、、、、、、沈黙。

“As you know”は、英語のフレーズで、「ご存じの通り」という意味。
学生に対しては、「知っていると思うけど」という少し皮肉っぽい言い方をした次第。

返ってきた言葉は、有名な女性アイドルグループの音楽アルバムのタイトル(らしい)
会話も噛み合わず、そのまま話題を変えて、何事もなかったようにアドバイスに移行する。

休憩時間に、一人で“As you know”(ご存じの通り)とつぶやいてみる。通訳時代に“As you know”をある日米のブリーフィングで連発して、不評を買ったことを思い出した。

<As you know(ご存じの通り)は失礼>

日米会議の通訳の日本語の口述原稿には、

「皆様ご存じの通り、今回のイベントの変更事項については、8月5日のメールでお知らせしたとおりです」

と書かれていた。
辞書を参考に翻訳していけば、「皆様ご存じの通り」は、“As you know”を使えばぴったりとハマるはずだった。

挨拶の後、英語に翻訳された口述原稿を読み上げていく。
“As you know”
(皆様ご存じの通り)
と切り出し、情報の確認をとると、会場から“No!”という声が聞こえた。

冗談かと思い、
“Sir, you don’t know about it?”
と軽口を叩くと、
“No, I don’t”
と即座に返ってきた。
何やら不穏な雰囲気。即座に変更事項を伝えて事なきを得た。

休憩時間に、「知らない」といった少佐に確認にいくと、メールが届いていないということだった。
常日頃、懇意にしている少佐からは、「え!」と驚くアドバイスを拝聴した。

少佐は、会議参加者全員にメールが発信されているのは、ルーテインワークなので、特に問題はないが、参加者の一人でも、メールを見落としていた場合、情報共有されていないことになる。

その中で、“As you know”(皆様ご存じの通り)と公式に発言すれば、会議であるから、知らなければ知らないと明示するのが道理である。(日本人は黙っているかもしれません)

情報の共有がなければ、議事は進行しないのが当然です。

その中で、情報が通知されていないことが判明したならば、改めてその時点で変更事項を確認させる。次の話題に移るという手順は正しい。

「しかし」と少佐は続ける。

英語の“As you know”というフレーズは、「皆が知っていることを知らないのか」という意味にもなる。

さらに、お前が言った“Sir, you don’t know about it”(それについて知らないのですか)は、
知るべきことをわかっていないという意味になり、皮肉になる。

この時点で、Swatchの顔からは大量に汗が噴き出していた。
皮肉を言うつもりは、モウトウない。自分の無知さに恥じ入るのみだった。

<As you may knowなら、実際的な表現>

何事も勉強、失敗から学ぶことは、全てが成長につながる。英語と日本語の違い、日米の文化の違い、その違いが明確になったところで、お互いのコンセンサスが生まれていく瞬間となる。

米側の通訳官と話をし、お互いの文化のギャップをうめる表現を探していく。通訳官から、

“As you may know”
(皆様ご存じかと思いますが)

というフレーズが提案された。

さらに
“As you might already know”
(すでにご存じかと存じますが)
とさらに丁重な表現も出てきた。

mayのかわりにmightを使えばより丁寧に聴こえる。さらにalready(すでに)という時間の経過をあらわす言葉を付け加えることで、情報の入手に敏感であるということを認めることになる。

つまり、「すでにご存じなのですね」、「情報に敏感でいらっしゃいますね」という感じだ。
アメリカでは一つひとつの事象を徹底的にポジティブに評価していく。

そうやって、相手の行為の素晴らしさを褒めたたえていくのがアメリカ文化だ。ある意味、徹底的に相手を批判して沈めるという行為もありの世界でもある。

<日本語と同じニュアンスの英語を話せば世界に通ずる>

冒頭で、学生に“As you know?”と言ったエピソードを話したが、「知っていますか」という意味で使ったわけではない。

行政論のなかのコミュニティの活性化ということについて、知っているのかとたずねたところ、
知らないと返ってきたところで、英語で“As you know”と皮肉ってみただけのこと。

知らない者に対して、「知っての通り」とフルのは、いかにも皮肉に聴こえると思ったが、予想に反して、「櫻坂46知ってるんですか」だった。

Swatchが、女性アイドルグループを知っている訳はないのである。その学生は、もしかしたら、本気で驚いていたのかもしれない。このおっさんだったら、桜坂46を知っているかもと。

いずれにせよ、コミュニケーションは成立していない。ただ、学生とこのような触れ合いの中で、
言葉が変化し、言葉の流行があることを肌で感じることができる。

英語のフレーズさえも、人気の女性アイドルグループが使えば、すんなりと日本語の中に収納していく懐の深さもあるのではないかと思う。

そう考えると英語教育も、最初から“as you know”“as you might know”のニュアンスの違いを教えていけば、きっと実戦的な教育になるに違いない。

大人になって、恥をかきながら英語を学んでいく、アナログな経験は必要ないかもしれない。
言ってみれば、全て丁寧な日本語に相当する英語のフレーズのみを、日本人は学べば良いのです。

日本語と同じニュアンスの英語を話せば、日本人の英語は、世界に通じます。あなたも、世界で評価されるEnglish speakerを目指してみませんか。

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