あるTV番組で皮膚の乾燥は避けなさいと言うんです。入浴後、保湿剤やオイル系をつけるだけで違うとも。
ホントに効果は….と半信半疑で試したら、これが意外。気分まで爽快。
(こんなケア、生まれて初めて?皮膚(skin)なんてほったらかしだった)と気づき、次に、すぐアレっと思ったのが皮膚(skin)の語源。
さっそく調べると書ききれないほど繋がりが。
今日はDNA SEK(ER) <切る、切り離す> に関連した英単語を、あまりに多かったので、数をしぼって、skin, skill, skirt, shirt, ship, short等を
皮膚 skin/スキン
日焼けなどで剥がれることはありますが、「剥ぐ」なんて古代の戦さの名残かなにかかも。
DNA SEK(ER) <切る、切り離す> ⇒剥ぐ、剥がれる ⇒ skin 皮膚
技能 skll/スキル
現代の暮らしの中ではいろいろなskillが見られますが、語源的には「切る」腕が最重要だったようですね。
DNA SEK(ER) <切る、切り離す> ⇒切るのがうまい ⇒ 技能 skill
スカート skirt/スカート
古代の服が素朴で単純だったとすれば、ただ「切った布」がスカートの語源だとしても、不思議はないかも。sk「スク」の部分の発音がsh「シュ」に変わっているのは、以降の語も同じです。
DNA SEK(ER) <切る> ⇒ 切った布⇒スカ-ト skirt /スカート
シャツ skirt/シャートゥ
語源的にはshirtもskirtも同じことなんですね。
DNA SEK(ER) <切る> ⇒ 切った布 (発音skがshに変わり)シャツshirt/シャートゥ
船 ship/シップ
船の一番素朴なタイプは、やはり木を切り、くりぬいて作るモノかもしれません。
DNA SEK(ER) <切る> ⇒ 木を切り、建てる ⇒ 船 ship
貝殻・殻 shell/シェル
まだ進んだ道具があるとは考えられない古代において、貝殻等は刃物代わりだったかも。また二枚貝とか、二つに(切り)分かれるという意味で「切る」と関係あるのかもしれませんね。
DNA SEK(ER) <切る、切り離す> ⇒切る道具/切られたもの⇒ 貝殻 ・殻 shell /シェル
棚 shelf/シェルフ
私shell とshelfが似てるな….とずっと不思議でした。でも今回「切る」という同じDNA由来と分かりました。似ている単語が同じ語源と分かると、強い印象が残りませんか。
DNA SEK(ER) <切る、切り離す> ⇒空間を仕切る、っつた板⇒ 棚、棚板 shelf/シェルフ
短い、不足しているshort/ショート
shortは(長短)二つのうちの「短」…ではなく、長に足りないという感じみたいです。だから「不足」の意味がでてくるのでしょうね。
We are short of water.
(水不足だ。)
be short of A Aが不足している
DNA SEK(ER) <切る、切り離す> ⇒長さが足りない ⇒ 短い、背が低い、不足した
<皮脳同根>
なぜ乾燥防止用にいろいろ塗ったのが、あんなに心地良かったのがずっと不思議。そしたら思わぬ理由?が見つかりました。
それは「皮脳同根」。人間の受精卵は母体中でまず皮膚と脳等からでき始めるそうです。次に骨、筋肉、内臓とかに続くらしい。
つまり皮膚と脳は根元が同じ。これを皮脳同根と言うそうです。根っこのところが共通だと言うわけでしょうね。皮膚が生まれて初めてケアされ、脳もリラックスできたのかも。
皮膚のケアやマッサージには意外な効能がありそうです。
あなたも英語の学習に根を詰めすぎず、たまには皮膚のケアやマッサージしたらどうでしょう。意外な効き目があるかもしれませんね。
Until next time,
Jiro
<英語版>
日本語で内容を理解した上で今度は英語で理解してみる☆
↓ ↓ ↓
https://worldlife.jp/archives/17051
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員