先週からお届けしている、NYから行くビーチリゾート、メリーランド州のオーシャン・シティ。今週はオススメシーフードベスト3をお届けいたします☆
ではまずは、
1、生牡蠣
本当に久しぶりの、生の魚介類でした。残念なことにパンデミックが数年続いたし、自分の体調にもあまり自信がなかったので、生の魚介類はずっと食べることなく過ごしていました。でも、今回は周りのお客様もみんなパクパク食べているし、きっと、大丈夫☆
ここアングラー・レストランでは、なんとハッピーアワーのディスカウント・フード(おつまみ)に、生牡蠣が入っていました。なんと1個$1.25!!ニューヨークではこの値段では絶対にあり得ません!
ハーフ・ダズンを、ダズンは12個ですから、つまり6個頂きました。
若い頃は、2ダズン ( 2×12個 ) などペロっといただいたものでした。ニュー・オリンズのアクメ・レストランで食べたのが懐かしい。当時はドルも安かったし。ニュー・オリンズで毎年4月末から5月のアタマにかけて行われるジャズ&ヘリテッジ・フェスティバルに、ミュージシャン仲間とよく行っていました。あれは今は昔、30年位前になるのだろうか。
ふとしたことで、食べたものの、味や匂いとか空気感、様々なものが1つのキーワードとなるように、長年思い出したこともなかった昔の出来事が、ふっと蘇ってくるようになってきました、最近。そういうお年頃なのかしら。
2、クラブ・ケーキ・サンドイッチ
さて、二つ目は、クラブケーキサンドイッチ!これは、以前から一度でいいから、この丸々と大きなクラブ・ケーキにがぶっと食いついてみたい!と夢にまで見たものです☆
「メリーランドのクラブケーキ」と言うのは、アメリカでも特に有名で、これはメリーランド州で、おいしいチェサピーク・ブルー・クラブ(チェサピーク青蟹)が捕獲されることから、来ています。
アメリカで人気のシーフード・メニュー、フィッシュ・ケイク、サーモン・パテなどもこの仲間です。日本語でいうかまぼこのようなもの類に入るのかな。焼いて、ハンバーガーみたいにしてパンに挟んで食べることが多いです。
さて、このクラブケーキのレシピは、カニ肉の塊と、パン粉、マヨネーズ、マスタードなどを混ぜたものを、手のひらに入る位の大きさに丸めて1時間ほど冷蔵庫で寝かせ、そしてこんがりゴールデン・ブラウンになるまで表裏焼き上げるのですが、大事なのは、この蟹肉がとれたてのフレッシュなこと。
このメリーランド州ならば、とれたてのもので、調理できるはず。フレッシュな、タルタルソースをつけていただくのが、最高だと思います☆
カニ好きには、たまらないお料理でありますこと、請け合いです。お値段は結構行きますが、1生に1度ぐらいは食べてみたいものです。ちなみに、写真のものは、税とチップを入れて約30ドル、日本円だと4400円ほどでした。
3、ロブスター
そしてロブスター☆これも、何を申すこともございません。アメリカの、この赤い大きなプリっとした食感の、ハサミを持つロブスター(オマール海老)は、試してみる価値はあります☆日本の近海では、獲れないのだそうです。
たいして食べるところがないんだよ、とおっしゃる方があるかもしれません。確かに、ハサミの部分は、片方しかあんまりお肉が入ってないし、胴体も、見た感じよりも中身は細いです。でもね、でも、やっぱりロブスターはロブスター。溶かしバターにたっぷり浸して、どうぞ召し上がれ。
こちらのお値段は、毎週木曜日のスペシャルで、30ドル。税とチップを足すと40ドル近くなりますから、日本円で約6000円弱でしょうか。
以上オススメシーフードベスト3でした☆
さて、アメリカでは、9月4日(第1週の月曜日)レイバー・デーの翌日から新年度が始まりました。学校は新学期。またNYの秋の様子もお伝えしますね。
では、また来週♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。