Hello everyone.
Noriです。
今月からテキストでお伝えしている日本人がすごい理由。
今回は、「家族のために犠牲になれる」です。
どういうことかっていうと、日本人のみんなね、家族のために一生懸命働くんですよ。いろいろ辛い仕事だったり、大変なこともあったりするわけですけど、子供の学費のために、ものすごい犠牲を払ってでも働く。これはもう、日本人の皆さん、男女関係なく、本当に凄いな、と思います。
海外だと、基本的に高校までは親が面倒見ますけど、大学は「自分で行け」っていう感じ。だから子供がローンを組んだりして、自分で学費を払わなきゃいけないんですよ。
つまり、大学は 本当に勉強したい人だけが行くっていう感覚。日本みたいに「とにかく大学までは行かせよう!」っていう親は、そんなにいないんですよ。
私の親世代、もう80歳くらいですけど、当時は「高校まで行ければ十分」っていう時代だったみたいで、大学は本当に一部の賢い人か、お金に余裕がある人が行く場所 だったんですよ。
でも今の日本は、「大学までは行かせたい」っていう親がめちゃくちゃ多い。
当然ですけど、お金もかかりますよね。特に私立なんか行ったら、相当な額になります。でもそれを、夫婦で一生懸命働いて、「やりたくない仕事でも辛いことがあっても頑張る!」っていうのが、日本人のすごいところ。
日本と海外の働き方の違い
日本の仕事って 時間が長いだけじゃなくて、責任が重いんですよね。海外みたいに「1ヶ月や2ヶ月の休みを取る」なんて、まあ無理ですよね。
オーストラリアに住んでいたとき、日本からきた友達が「3日休むのも大変」って言ってたんですけど、オーストラリア人の友人は「え、1ヶ月2ヶ月普通に休めるけど?」って感じだったんですよ。
「いやいや、そんなに休んで大丈夫なの?」って思いましたけど、要するに、 休んでもすぐに代わりが見つかるんですよね。
だから逆に、「自分ってこの会社に本当に必要なのかな?」とか、「働きがいって何だろう?」とか考えるわけです。会社の歯車 みたいなもんですよね。
そうなると、会社に対する忠誠心もあんまりないし、仕事もどんどん変わる。時間になったらすぐ帰るし、むしろちょっと早めに帰る人もいる。
オーストラリアなんか、夕方4時ぐらいが一番道路混んでましたからね。「いやいや、5時まで働かんのかい!」って思いましたけど(笑)
まあ、家族思いで、早く帰るのはいいことなんですけど、日本ほど忙しくないし、責任感もそこまで求められないんですよね。だから、気楽に働ける、っていうのは、すごく大きな違いですね。
日本人の責任感と家族への思い
日本人は 責任感がめちゃくちゃ強いですよね。仕事の期限があったら、残業してでも終わらせる。
そして、その上で、家族のために一生懸命働く。これが 本当にすごい。
海外で暮らしていると、「日本人ってほんと仕事に打ち込むなぁ」って、つくづく感じます。
中には「仕事が忙しすぎて、もう余裕がない…」って悩んでる人もいるかもしれませんけど、それだけ、あなたが会社に必要とされてる ってことなんですよね!
というわけで、今回の日本人が凄いところ、「家族のために犠牲になれる」というお話をしました。
それでは、また次回!
See you next time!
昭和37年8月5日、福岡市博多区生まれ。26歳で渡米。飛行学校に入るが英語ができないためアメリカ人の教官から「帰れ」と言われながらも、ノルウェー人の教官に救われ、3ヶ月で英語ペラペラになる。あまりに英語が話せるようになったので、1年後にはアメリカ人を教える飛行教官になる。その後、全日空の同時通訳を務め、武蔵野学院大学准教授、名古屋大学理学部外部講師や、海上自衛隊将官トップマネジメントセミナー講師等も務める。自身が主催した「本城式英会話スクール」の受講生は1万人を超える。生い立ちから、現在に至るまでの詳細、また著書、講演履歴等はこちらから