【World Life】とは?
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Congratulation!といって笑われた!

World Lifeな生活
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Guys!
月曜日のSwatchです。

Swatchが英語の通訳学校を卒業した頃ですから、40年前の話になります。
当時、“Congratulation!”を日本語から覚えてしまい、「おめでとう!」と思って使っていたら、言うたびに、何かしらじらしいものを感じていました。

ある時、アメリカ人の友人の誕生パーティで、皆が主役の大佐に“Happy Birthday!Colonel!”と言っているのを聞いて、なんか面白くないなあと感じたSwatchは、他人と違うフレーズでカッコよく決めようと“Congratulation, Sir!”と大きな声で目立つようにいってみた。

すると、大佐が一言、

“Exactly, I’ve been living horrible life! I’m still here! ”
(まさに、私の人生はひどいものだった。でも、生き抜いているさ!)

といった途端、会場で大きな笑いが起こった。

Swatchが言った “Congratulation!” ってどういう意味にとられているの?後から辞書で調べてみると、とんでもない意味だった。恥!

<“Congratulation!”でお祝いをいったつもり?>

大佐が最初に、“Exactly, I’ve been living horrible life! (まさに、私の人生はひどいものだった)と真剣な顔をして言い放った瞬間、部屋の中の友人たちは、「ハッ!」と息をのんだが、その次のフレーズ“I’m still here! ”(まだ生きているさ、生き抜いてるぜ)と大佐がニコニコしながら言い放った途端、笑い広がった。

Swatchは舞台で主役を演じているような大佐の言動に、どう反応していいかわからず固まってしまった。

Swatchが言った“Congratulation!”(単数形)ってどう意味だったのか。調べてみると、単に「祝意」という意味だった。私が言った意味は、「誕生日は祝日だ」という意味だったかもしれない。

大佐は、もっと深く考えていたのだと思うが、congratulationは、正確には、「おめでとう」ではない。「おめでとう!」と言う意味で使うときは、複数形の“Congratulations(コングラチュレイション)と言わなければならない。

「本当にありがとう」を“Thank”と単数ではなく“Thanks”と複数形で言わなければ意味が通じないのと同じだ。つまり、”s”をつけるだけで、“Thank、thank、thank”と繰り返しお礼を言っていることを示しているのです。(英語って合理的です)

だから、「おめでとうをくりかえす=Sをつけて複数形にする」の法則(文法)で、「おめでとうございます」“Congratulationsでなければならないのである。

<どうして、誕生日にCongratulations!は使えない?>

それでは、何故、大佐の言葉に笑いが出たのかというのを、Swatchなりに解釈したところを説明したい。

あなたが知っているように、誕生日は、通常、“Happy birthday!”で、お祝いを表現します。

“Congratulations”は、相手が何らかの「努力を懸命にした結果」生じた出来事に対して、お祝いの気持ちを伝えるときに使用する英語フレーズなのです。

新年や誕生日など、「努力しなくても、自然に体験できるようなイベントを祝う場面」には適していないのです。

その場合には、おなじみの“Happy ~~~”を使います。

Swatchは、大佐の誕生日に、間違った英語(Congratulation!)を使ったうえに、さらに、意味の上でも勘違いをしていたのです。

「大佐の今までの人生は、本当にご苦労様でした」というような感じです。
それを聞いた大佐は、「その通りだ、私の人生はひどいものたった」とわざとシリアスに言い放った。

そのあとに続く

“I’m still here”
(私はまだ生きている、私はまだここに存在している、生き抜いている)

は、アメリカ人の大好きな表現で、「堂々と戦って、勝利者として生き残っている」という意味があるのです。

百戦錬磨の大佐の、蘊蓄(うんちく)のある一言で、誕生日会場は、大うけでした。Swatchは、目立とうとしたばっかりに、大恥をかいてしまったといういつも通りのストーリー展開でした。

<アメリカ人が使うカッコイイフレーズ!>

このような赤恥ものがたりは、腐るほどあるSwatchですが、大佐の“I’m still here!”(まだ生きているさ)といったカッコイイフレーズもたくさん見聞しています。

Swatchがアメリカ人同士の会話を聞いていて、“Congratulations!”(おめでとうございます)と一緒に使う、素晴らしいな!と感じた表現を紹介します。

1.I’m so proud of you (とても誇りに思います!)
“I’m so proud of you. Congratulations!”

アメリカ人が本当に良く使う表現、

“I’m so proud of you”
(あなたのことを、とても誇りに思います)

は、両親が子供に対して、先生が教え子に対し使われます。

友人同士では、カジュアルな表現として、
”I’m proud of you=I’m happy for you”
「やったね、すごいね」という軽い意味でも使います。

両フレーズとも、”Congratulations!”を引き立ててくれます。

2.You’ve nailed it! (やり遂げましたね)

nailは、釘という意味が一般的ですが、動詞で「くぎを打つ」という意味があります。さらに「完璧にできる」になります。このフレーズは、「きまったね!」、「絶好調だね」という感じでも使います。

“Congratulations! You’ve nailed the presentation!”
(おめでとうございます。君のプレゼン最高だったよ!)

という感じです。苦労してやり遂げたことに対しての労いの感じが良く出てますね。

3.You’ve outdone yourself! (今回は特によかったね)

Outdoneの原形は、outdoで、今まで以上に何かをするという意味です。
直後にyourselfが続くと、あなた自身を越えることになり、いつものあなたに優る、つまり、いつもより良い状態になるということです。
今までも頑張っていたけれど、今回はそれを越えてさらに良い結果になったという、誉め言葉です。“Good job”の代わりに言えば、強い誉め言葉になります。

<良い会話の秘訣は、相乗効果を狙うこと>

“Congratulations”(おめでとうございます)の本来持っている、努力でやり遂げた成果や達成したことに対して、「良くやりましね、素晴らしいですね」という「おめでとう」であることを理解して使ってください。

また、“Congratulations!”だけでなく、このフレーズに、さらに気持ちを載せることができるフレーズを使うことで、表現が豊かになり、心から祝福することができます。英会話のコツ、ちょっと足して、「相乗効果を狙う」を、あなたもぜひ試してみてください

 

<編集後記>
◯“Congratulation”について、以前Cozyさんのコラムでもお話がありましたので、是非ご参照ください☆
『“Congratulations”が使えない「おめでとう」?』

◯”I’m proud of you=I’m happy for you”「やったね、すごいね」
について、詳しくはこちらのコラムで説明されています☆
『「さすが!」って英語でどう言うの?』
※お話の後半に出てきます☆

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