Hi!
火曜のJiroです。
まずはクイズです。
AとBの会話の中で、Bのセリフを作るにはどちらがいいでしょう?
A: Can you swim here?
(ここは泳げる?)
B: No.
① This river is dangerous.
② This river is danger.
→ 正解は①。
「この川は危険だ」
ポイントはシンプルです。
◯ dangerous:形容詞(危険なものの描写)
◯ danger:名詞(危険という抽象的な状態)
ひとやモノを見て「危ない奴・モノだ」と描写する時は dangerous.
この文では「危なそうなその川」を描写しているため、形容詞になります。
danger は抽象的な状態を指します。例えば
be in dangerというと「危険な状態にいる」と言う意味なのですが、この表現には思い出があります。
少し昔の話になりますが、あなたはリーガン米国大統領が狙撃されたこと覚えてますか?
当時知り合いだった米国からの留学生がとても心配そうにしていたの印象に残っています。
病院で一命をとりとめた、というニュースを耳にしたので私その留学生に言いました。
He is out of danger.
そしたら少し安心してくれた…という思い出です。
「私は幸せだ」
① I am happy.
② I am happiness.
これはどっち?
→ 正解は①です
なぜ間違える人がいるか?
◯ happy(形容詞):人の「幸せだ」という様子や気分
◯ happiness(名詞):抽象的な状態
“I’m happy.”くらい、小さい頃から言い慣れていて間違えないよ、と思うかもしれませんね。でも実際、中学生で普通に間違える子はいるんです。
多分「私は「幸せ」だ」という日本語を機械的に置き換えるからでしょうね。
繰り返しますが、英語では実際に幸せな時、自分は幸せだと描写する時は I am happy.となります。
「彼女は親切だ」
① She is kind.
② She is kindness.
→ 正解は勿論①。
「親切な人だ」と感じてその人を描写するなら形容詞のkind。kindness(抽象的な状態や親切心)は名詞です。
ところがあえて名詞を使う特別な表現もあります。
She is kindness itself.
(彼女は親切さそのものだ)
こういう特別な感じの名詞については、後でまとめますね。
「彼女は美しい」
最後のクイズ:会話の中で
A: What do you think of her?
(彼女どう思う?)
B: Wow! She is (① beautiful ② beauty).
正解は① (形容詞)。
ただ、②のbeauty (名詞)も時には正解になります。
「彼女は美そのものだ」みたいな意味の場合。
どういうことでしょう?
名詞を使う例外的な楽しみ方
具体的な人やモノを見て「~な人・モノだな」と描写する時は形容詞だ、とお伝えしましたね。
でも英語経験があるあなたに特にお伝えしたいこと、それは
「原則、形容詞だが、あえて名詞を使うと「その性質自体」みたいな強い印象になる」
ということです。
例えば
You are beauty.
あなたは美(そのもの)だ
You are danger.
あなたは危険(そのもの)だ
場合によっては、映画のコピーのような、強烈な言い方になります。
但し、いきなり会話で名詞を使ったら、単なる間違った表現に受け取られるでしょう。
( beautiful や dangerous(形容詞)を知らない奴だな)と思われるのがオチです。
さあ、あなたの選択肢は2つです。
① 普通の日常会話では形容詞を無難に使う。
②名詞を使う意味をよく理解し、言える相手に良いタイミングで名詞を使うリスクをとる。リスクを冒した責任は取り兼ねますが…
まとめ
◯具体的な様子・特徴 → 形容詞を使う
◯抽象的な状態そのもの → 名詞を使う
普通は形容詞を使うので、形容詞で良いです。
万が一迷ったら「これは具体的な様子を言うのか?」と考えるとよいでしょう。
その時は形容詞です。
追記1:
「この表現は安全だ」は英語では?
① This expression is safe.
② This expression is safety.
→ 正解は①。
safe(安全な)・・・形容詞
safety(安全)・・・名詞。
追記2:
「彼女は美人だ」は
She is a beauty.とも言える。
これはかなり普通の表現。
beautyは抽象名詞だが、aの冠詞がつくと「(一人)の美人」という普通名詞になる。
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員






