今日は、マンハッタン・ウエストサイドの、15丁目にある「チェルシー・マーケット」を覗いてみました。
今や世界的に有名なブランドになった、おしゃれなフードや小売店満載のこの「チェルシー・マーケット」は、とにかくいつも観光客で賑わっています。
地下には、アジアン・フードのスーパーと、小さなテイク・アウトのコリアンやチャイニーズのお店があるので、そこも、いつも覗いてみたくなる所以です。
訪れたのが丁度クリスマス前だったのですが、ジンジャー・クッキー・レーンと銘打って、ジンジャー・クッキーで作られたおうちが山ほど、飾ってありました。調べてみたら、このジンジャークッキーで作るおうちの、ワーク・ショップもあるらしい。面白そうですね。
実は、最近、記事にリクエストをいただいていて、今ニューヨークでは、インフレがすごいって言われているけれど、日本の食品は、一体いくらぐらいで売っているものですか?と言うご質問でした。
少し前までは、大体2倍から3倍の値段で手に入る、と言うのはご存知だったかもしれませんが、このパンデミック以後、また更に食品の値段が全て、ぐんぐん目に見えて値上がりしています。
このチェルシー・マーケットの地下には、アジアン・フードのスーパーがあるので、ちょうどいいチャンスかなと思って、みてみましたが、びっくりするような値段で、日本の食品が売られていました。
今日はその中から、いくつか、それらのびっくり(!)をご紹介してみますね。
チューブわさびが、4.5ドル(約675円)、瓶の柚子胡椒が10.5ドル(約1575円)。うなぎのタレが、6.99ドルで約1050円くらい。
キューピーのサラダ・ドレッシングが、セサミ、和風、柚子胡椒、オニオンなどそれぞれ7.5ドル(約1125円)。500グラム入りのキューピーマヨネーズが、10.5ドル(約1575円)。
もともと、私はなるべくドレッシングの類は自分で作っていたので、購入する事はまずありませんが、でもたまに食べるとおいしいですよね。
味ぽんが、354mlのものが、7.99ドル(約1200円)。これは普通に家で作れるので、私はもう買う事はなくなってしまいました。
スパムの缶詰、庶民の食べ物っていうイメージだったのですが、7.5ドル(約1125円)。
お徳用の「花かつお」は100gで9.99ドル、1500円といったところでしょうか。出汁を取るのも、最近ではちょっとケチって少なめの「花かつお」で取ったりしてます。(笑)
伊藤園の麦茶のパックに至っては、54袋入りが12.99ドル、これって約2000円近いですね。こうなると、1リットル用のものでも、頑張って2リットル出したりしちゃいますね(笑)。
お菓子も見てみましょう。カラムーチョが一袋、4.5ドル(約675円) グミも同じく4.5ドルです。このお店には、スナックやグミの類いが多いです。
そのかわり、あまりおせんべいなどは見ません。客層のターゲットが若者だからなのでしょうか。私の好きな、おせんべい類がない(笑)。
ミルクの飴、日本のはすごくおいしいですよね、これらは一袋、3.5ドルから3.99位で売られています。(約525円から600円位。) 私は大好きなので、1粒1粒を大切に、美味しくじっくりと、いただいています。(笑)
私たち日本人は、日本ではどのくらいの円の価格で売られているのか、大体見当がつくので、こちらでのあまりの値段の高さに、買うのを躊躇してしまうものもありますが、アメリカ人にとっては、ただただおいしいので、きっとこの値段でも購入すると思います。
不思議ですよね。流通って、自分ではよくわからないのですが、誰かが何処かできっと大儲けをしているような気がする… (笑)
そんな感じのNew Yorkでした。この物価高、とにかく、どこかで止まって欲しいものです。
ではまた次回、お会いしましょう♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。