Hey, Guys!
月曜日のSwatchです。
高市政権になって半年が過ぎ、強い外交目指して頑張っている感じがひしひしと伝わってきます。
Swatchも、防衛省で国際関係の仕事に携わったことがあります。「日本の常識は、世界の非常識」と言われるとおり、世界では、日本の常識が通じないことが良くありました。
外国の機関とのやり取りで、様々な違いを目の当たりにしながら、protocol / プロトコールに忠実に仕事をしてきました。
そんな中で、プロトコールの重要性を認識しました。
国際的な立場で活躍されるあなたに、知っておいてもらいたいプロトコールの常識をお伝えします。
<プロトコールの五原則?!>

英会話の中でもなかなか聞かない英単語かもしれませんが、protocol / プロトコールは、「国際儀礼」という意味です。国を越えて用いられる、世界基準のマナーやルールのことを言います。
日本マナー・プロトコール協会によれば、プロトコールには次の5つの原則が示されています。
この5原則を押さえておくと、国際儀礼の考え方が分かると思います。
日本語では、「プロトコール」「プロトコル」の2つの表記がありますが、英語的には、「プロトコー」と発音します。
(1)序列優先の原則
公式行事では、必ず序列があります。その目的は、行事や式典で、一気に人が押し寄せ混乱しないよう、入場の順番、座る場所等をあらかじめ決めておいて、円滑に行事をはじめられるようにするためです。
平たく言えば、コンサートなどで予約を取り、鑑賞するというのもこの原則です。予約の際に、S席、A席、B席、あるいは車いす専用席などを予約。購買して、自分の席を確保することができます。公式行事の場合の序列は、様々な条件により決定されますので、組織的で総合的な判断が必要となってきます。
防衛省で行われる公式行事へ招待する際も、総合的に判断されるのですが、軍社会での常識もあり、それを踏襲することがあります。
まずは、階級。階級が同じ場合は、その階級の昇任したときの年月日で比較します。昇任年月日が同じ場合は、その役職に就任した日、つまり、就任月日で比較します。
(2)右上位の原則
「右側を序列の上位とする」ことです。日本語にも、「右に立つものなし」といわれるように、最右翼に来るものが、最上位となります。プロトコールでは国旗の掲揚や席次でこの原則が適用されます。主催者を基準として、右側が序列の上位とされています。
なるほど、「右側が偉い」ですね。
Swatchの経験では、米軍との交流で、米国流のものの考え方で驚いた経験があります。
通常、プロトコールでは、相手国に敬意を表して、自国の右に、相手国の国旗を置きます。ところが、米国は、いつでも自国の国旗を右に位置するように置くのです。
米軍人に、「プロトコール上、米国国旗は左だよね」と指摘したところ、「米国国旗は、常に右に位置する」とだけ答えてくれました。「へー、そうなんだ!」という感じでした。米国常にNO.1という誇りが伝わってきました。
(3)相互主義の原則
「相手から受けた儀礼に対して、それに見合った返礼をする」ことです。分かりやすく言えば、「礼は、礼をもって返す」ということです。
例えば、公式晩餐会の招待をされた場合、次は、こちらから返礼の晩餐会に招待しなければなりません。
相互主義の原則は、あらゆるところで有効な考え方です。
その原則を理解していれば、個人の行動から、組織の行動まで、すっきりと整理することができます。個人的には、相手の行為に見合ったお礼をする、またはお返しをするという考え方で、人間関係がうまくいきます。
組織においては、招待を受けた時点で、その返礼をどのような形で、実行するかを計画する必要があります。
組織は、計画と予算がなければ、動きません。招待を受けた時点で、返礼の時期と方法を検討し、計画しておけば、予算化も円滑にいきます。
(4)当事国への敬意の原則
文化、風習が異なる国同士で国際会議などを行う場合は、基本的には主催国の慣習に従うことです。
「郷に入れば、郷に従え」と同じ考え方です。
Swatchの経験では、米海兵隊司令部で海兵隊員との交流する中で、今一つ仲間意識が生まれないと悩んでいた時があります。
海兵隊員の中で、仲間意識を共有するにはどうしたら良いかを考えたところ、海兵隊員のある慣習に気が付きました。それは、掛け声です。
海兵隊員は、仲間意識を共有する手段として、相手の海兵隊員に、「Wrahhhh! / ウラー」と呼び掛けていたのです。
上司の海兵隊員に対して、“Yes, sir!”というところを、「Wrahhhh! / ウラー!」、仲間同士で、気勢をあげるときにも、「ウラー!」というのです。その慣習を真似して、海兵隊員に「ウラー!」を使ってみました。
最初から、良い反応がありました。海兵隊員を観察し、「ウラー!」も、様々なパターンで使い分けていることが分かり、その喜怒哀楽によって、使い分けてみました。
しばらくすると、海兵隊員から「ウラー!」と挨拶されるようになりました。仲間意識が共有できた瞬間ですね。 今でも海兵隊員にあったとき、最初の言葉は「ウラー!」です。
(5)Ladies first / レディ・ファースト
最後は、レデイー・ファーストです。公共の場などで、女性を優先し、気遣うことは、非常に重要です。「女性を優先」というのは、先に行かせるという意味ではなく、第一に考えるという意味です。
日本人には、少し気後れするところもあると思いますが、女性が行動しやすいように、手助けをする。女性を後回しにするのではなく、最初に女性を紹介する、女性に紹介するなど、気を遣うところはたくさんあります。
パーテイなどで、日本人女性が後からついていくという感覚は、外国人には少しおかしな感じがします。女性の寄り添い、女性の歩調に合わせ歩み、椅子に腰かける際には、椅子を引く気配りが必要です。
プロトコールの五原則によって、国際的な行事にもしっかりと対応できるようになりますね。
「しなければならない」という規則で考えるのではなく、どういう立場で行動するかを心に決めておけば、自然に行動に出てくると思います。
国際行事から、日常のイベントまで、色々なところに応用できると思います。
あなたも、これで国際関係のイベントでも、臆するところなく、自由、闊達に行動できるのではないでしょうか。
執筆家・英語教育・生涯教育実践者
大学から防衛庁・自衛隊に入隊。10年間のサバイバル訓練から人間の生について考え、平和的な生き方を模索し離職を決断する。時を同じくして米国国費留学候補者に選考され、留学を決意。米国陸軍大学機関留学後、平和を構築するのは、戦いを挑むことではなく、平和を希求することから始まると考えなおす。多くの人との交流から、「学習することによって人は成長し、新たなことにチャレンジする機会を与えられること」を実感する。
「人生に失敗はなく、すべてのことには意味があり導かれていく」を信念として、執筆活動を継続している。防衛省関連紙の英会話連載は、1994年1月から掲載を開始し、タモリのトリビアの泉に取り上げられ話題となる。月刊誌には英会話及び米軍情報を掲載し、今年で35年になる。学びによる成長を信念として、生涯学習を実践し、在隊中に放送大学大学院入学し、「防衛省・自衛隊の援護支援態勢についてー米・英・独・仏・韓国陸軍との比較―」で修士号を取得、優秀論文として認められ、それが縁で定年退官後、大規模大学本部キャリアセンターに再就職する。
修士論文で提案した教育の多様化と個人の尊重との考えから、選抜された学生に対してのキャリア教育、アカデミック・アドバイジングを通じて、キャリアセンターに新機軸の支援態勢を作り上げ、国家公務員総合職・地方上級職、公立学校教員合格率を引き上げ高く評価される。特に学生の個性を尊重した親身のアドバイスには、学部からの要求が高く、就職セミナーの講師、英語指導力を活かした公務員志望者TOEIC セミナーなどの講師を務めるなど、大学職員の域にとどまらぬ行動力と企画力で学生支援と教員と職員の協働に新たな方向性をしめした。
生涯教育の実践者として、2020年3月まで東京大学大学院教育研究科大学経営・政策コース博士課程後期に通学し、最年長学生として就学した。博士論文「米軍大学における高等教育制度について」(仮題)を鋭意執筆中である。
ワインをこよなく愛し、コレクターでもある。無農薬・有機栽培・天日干し玄米を中心に、アワ、ヒエ、キビ、黒米、ハト麦、そばを配合した玄米食を中心にした健康管理により、痛風及び高脂質血症を克服し、さらに米軍式のフィットネストレーニング(米陸軍のフィットネストレーナの有資格者)で筋力と体形を維持している。趣味はクラッシック音楽及びバレエ鑑賞。
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