おはようございます。
木曜日のCozyです!
“Goodbye.”
これは誰もが知っている挨拶ですよね。
「英語で『さようなら』はどう言う?」と聞かれると,
きっと多くの方がこの “Goodbye!”を思い浮かべるのではないでしょうか。
でも,この表現ってネイティブはあまり使わないとも聞いたことがありませんか。
それはなぜなのか。
きっと,これを読めば,
「なぜ,ネイティブは通常 “Goodbye.”を使わないのか」
がわかると思いますよ。
― Goodbyeの中に「だれか」がいる? ―
“Goodbye”という挨拶って,ちょっと堅いイメージ。
普段,「じゃあね」という場合には,あまり使わず,
“See you.”
“Bye!”,
“See you later.”
が一般的だと,「「じゃあね!」はGoodbye?」でお話しました。
でも,なぜ使わないのでしょうか。
まず,あなたは “Goodbye.”の「本当の意味」を考えたことはありますか?
実はこれ,もともとは今とはまったく違う形だったんです。
さらに言えば,この言葉の中には「ある存在」が隠れているんですよ。
誰が隠れているのでしょう?
ここでちょっと,”Goodbye” という綴りを,じーっと眺めてみてください。
“Good”(良い)と “Bye”(さようなら)。
私たちは自然とそう分解して理解していませんか?
でも,本当はそうじゃないんです。
この言葉の歴史を何百年も遡ると,もともとは4つの単語からなる「一文」だったそうなのです。
特に,最初の “Good” の部分を見てください。
ここには,本来はまったく別の「ある一文字」が入っているんです。
では,ヒントです!
昔の人にとって,旅に出ることや誰かと別れることは,今よりもずっとずっと命がけのことでした。
次にいつ会えるかわからない。
だからこそ,別れ際には相手の身の安全を心から願う必要があったのです。
その「願い」を届けてくれる存在といえば……?
そう!
正解は,
“God”(神様)
です。
実は “Goodbye” は,もともとはこんな形をしていました。
“God be with ye (you).”
(神があなたと共にありますように)
つまり,挨拶そのものがひとつの「祈り」だったわけなんです。
― なんで今の形になったの? ―
祈りの言葉だった “God be with ye”。
これが何度も何度も,何百年も繰り返されるうちに,
だんだんと短く言いやすい形に変化していきました。
16世紀ごろには
“Godbwye”
のような形になり,
そこからさらに今の “Goodbye” へ。
でも,なぜ “God” が “Good” に変わったのでしょうか。
これには,”Good morning”(おはよう)や “Good night”(おやすみ)といった
「他の挨拶に形を合わせたから」,という説があります。
神様という言葉を直接出すのを避けたのか,あるいは他の挨拶と馴染ませたかったのか。
理由は諸説ありますが,言葉が混ざり合って今の形になったと思うと,
「やっぱり言葉って生きてるんだな」
と感じますよね。
― 挨拶に込められた「祈り」の気持ち ―
今では宗教的な意味を意識してこの言葉を使う人は,ほとんどいないかもしれません。
でも,そのルーツを辿れば,
「相手を想うとても温かい気持ちから生まれた言葉」
だったんですね。
何となく,英語での別れ際の挨拶は “Goodbye.”と機械的に訳しがち。
でも,本来の意味は,
「相手のこれからの時間が,どうか無事で,良いものでありますように」
と,そんな「祈り」が込められた言葉だったのですね。
だから,またすぐ明日にも会う人たちに対して
“Goodbye.”
と言ってしまうと
ちょっと堅苦しくて,大げさなニュアンスになってしまう。
そういう意味で,ネイティブは “Goodbye.”とは言わず,
“See you.”
“See you later.”
“Bye.”
と言うのかもしれません。
その理由がわかると,今まで言っていた “Goodbye!”も,
「あ,ここで “Goodbye.”は変だな。 “See you!”にしよう」
と感覚が掴めるような気がしませんか?
私は,そのニュアンスを身につけることってとっても大切だと思うのです。
ということで,
それでは,今日も良い一日を!
See you next week~!
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。







