【World Life】とは?

“will”と “be going to”って何が違う?

World Lifeの英語術
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あなたが中学生だったころ,
このように習った覚えはありませんか?

「“will”と“be going to”は,未来を表し,書き換えることができる」と。

「この2つは,同じ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん,書き換えることはできます。

でも,その意味合いはちょっと違うのです。

さて,その違いって何か,わかりますか?

― “will”と “be going to”の主な違い―

私は仕事柄,中学や高校の英語の教科書,全国の学校や塾で使われている問題集などと多く関わっています。

つい先日,とある問題集をみていたときのこと。

「未来形」の説明の部分に,

「“will” は未来のことを表し,“be going to”を用いても同じように表すことができる。」

と説明されているものがありました。

「あらら,ちょっと大雑把すぎやしませんか?」

そう思ったワタクシ。

昔はそう教えられていた時期もあったようですが,
現在は,その使いわけを簡単にではありますが説明されています。

でも,それでも昔のように

「“will” と “be going to”は書き換えることができる」と,

今でも書かれているものもあるのです。

厳密に言うと,“will” も “be going to”もそれぞれ細かい使い分けがあるのですが,

主な違いは,

“will”は,

「その場で思いついたり,その場で決心したりしたこと」

に対して使い,

“be going to”は,「前もって計画されていること」に使うのです。

―やっぱりイメトレ―

頭で考えるより,やっぱりイメージを脳に焼き付けたほうが身につきます。

ですので,いつものようにイメージで考えてみましょう!

自分が「その場にいる」ような気持ちで読んでくださいね。

“will”の場合1

On the phone. (電話で)

 

A: [Hello?]
(もしもし?)
B: Hi, David. What are you up to?
(やあ,デイビッド。どうしたの?)
A: [I’m at the station and it’s raining.
(駅にいるんだけど,雨が降ってるんだ。
Can you come and get me?
(迎えに来てくれる?)]
B: OK. I’ll get you.
(わかった,迎えに行くよ。)

「迎えに来て欲しい」と電話がかかってきて,「じゃあ,迎えに行くよ。」と決めたのは今ですよね。

なので,ここでは

“I’ll get you.”(迎えに行くよ。)と “will”が使われています。

ここで,

“I’m going to get you.”と言えなくもないですが,
その場合,ニュアンス的には
「電話がかかる前から迎えに行くことを決めていた」という感じに聞こえます。

ところで, “get”じゃなくて “pick up”じゃないの?と思ったあなた。
それもありますが,軽い感じで “get”ってこの場合もよく使うんです。

もう一つ,

“will”の場合2

レストランで

A: Would you like something to drink?
(何かお飲み物はいりますか?)
B: Well, I’ll have a glass of water, please.
(そうですね,グラス1杯のお水をお願いします。)

ここでも,Aの質問に対しての答えは,

“I’ll have a glass of water.”
(グラス1杯のお水をいただきます。)

と今決めたことなので, “will”を用いて表現しています。

 

では, “be going to”の場合はどうでしょうか。

“be going to”の場合

A: Why don’t we go see a movie this weekend?
(今度の週末,映画を観に行かない?)
B: That sounds good, but I’m going to visit my grandma’s.
(いいね,でも祖母のところへ行く予定なんだ。)

「祖母のところへ行く」のは,この会話の前から決まっていたので “be going to”が使われていますね。

では最後に,もう一つ。

ショッピングで

A: Hi, how can I help you?
(こんにちは,お手伝いは必要ですか?[いらっしゃいませ])
B: Yes, I’m going to go camping next week.
(はい,来週キャンプに行くんです。)
Do you have any insect repellent?
(虫除けスプレーはありますか?)
A: Yes. This one is sold the most.
(ええ,これが一番売れていますよ。)
B: Then, I’ll take it.
(じゃあ,それを買います。)

虫除けスプレーを買いに来たので,ドラッグストアのような売り場をイメージできましたか?

まず,「来週,キャンプへ行く」のは予め決まっている予定。

なので,“I’m going to go camping next week.”(来週,キャンプへ行く予定です。)

と “be going to”を用いて表現しています。

そして,虫除けスプレーを買うときに,

「では,それをいただきます。」と言う表現として,

“Then, I’ll take it.”

と言っています。

ここで,「予め虫除けスプレーを買うということは決まっていたのでは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

確かにその目的では来ていますが,多くの種類がある中で店員が

“This one is sold the most.”(これが一番売れていますよ。)
と言ったのに対して, “Then, I’ll take it.” と言っています。

店員さんの発言を聞いて,その場でその製品を買うことにしたので,ここでは “will”が使われているのですね。

― “will”は強い意志―

これまで, “will”は「その場で決めた未来」の場合に使われる,というお話をしてきました。

このように,

“will”は未来を表す助動詞であるのですが,名詞では「意志」という意味もあります。

次のようなことわざを聞いたことがある方,いらっしゃいませんか?

“Where there’s a will, there’s a way.”
(意志あるところに,道は開ける[ある])
いい言葉ですねぇ(笑)

このように名詞では,「意志」という意味ですが,これは未来を表す助動詞の “will”にも通じているのかもしれません。

というのも,

「未来をあらわす助動詞の“will”」は,

「未来に対する強い意志を表す場合にも使える」んですね。

次の英語をイメージしてみてください。

A: Agh…look at these documents.
(あー,これらの書類見てよ。)
 Our tasks have been piling up….
(仕事が山積みだよ…)
B: Hey, there’s no point thinking about it now.
(今考えても仕方ないよ。)
 We’ll finish them by Friday!
(金曜日までに終わらせるぞ!)

最後の発言の, “We’ll finish them by Friday!” の “will”には,

「絶対に金曜日までには終わらせるぞ」,という強い意志があるのですね。

―天気の場合は―

未来の天気を言う場合,“will”も“be going to”も両方使うことができます。

でも,その場合でもやっぱりニュアンスが異なるんですね。

例えば,「明日は晴れそうだ。」という場合,

“It will be sunny tomorrow.”
(明日は晴れるでしょう。)

だと,発言者の主観的な意見として

「たぶん晴れるんじゃないかな。」って感じ。

対して,

“It’s going to be sunny tomorrow.”
(明日は晴れるでしょう。)

は,「天気予報を予め聞いていた」などの根拠があって,

「明日は晴れるよ。」

と言っているニュアンスになります。

―中学生向けの教材では―

冒頭にお話したように,今は “will” も “be going to”も全く同じ「未来を表す」として説明されている教材はごくわずか。

多くの教材では,

「“will”は,その場で決心した場合に用いられ, “be going to”は,前もって計画されていたり,すでにその行動を行うことが決まっていたりする場合に使う」

と説明されています。

さあ,日本人にとって不明瞭だった “will”と “be going to”の違い。

ほんのすこ〜しでも感覚的に感じていただけたら嬉しゅうございます。

では最後にもう一つ妄想イメトレを。

「プルルル!」

ほら,今,家の電話がなっていますよ。

「私が出まーす!」

とあなたが言う場合,次のどちらが適しているでしょうか。

“I’ll get it.”
“I’m going to get it.”

最後まで読んでいただいたあなたなら,わかりますね!

その答えは,また来週〜!

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