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食事は楽しく気持ちよく

World Lifeな生活
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今日はちょっとだけ食事中のマナーについてのお話を。

といっても、テーブルマナー教室のような本格的なものではなくて
アメリカの一般家庭の一般的な食事の時の、簡単なマナーのお話です。

さて、いきなりですが質問です!

みなさんは、ご飯(お米)を食べるときどうやって食べます?

「ふりかけをかけて…」

あら。そういう食べ方ではなくて、
箸を持った後、次にどうやって食べていますか?

多くの人は、次にお茶碗を反対の手で持って食べると思います。

つまり、利き手で箸を持ち、反対の手でお茶碗を持つ。
そんな感じではないでしょうか。

当然、両手を使うので両手はテーブルの上に出ています。
テーブルに茶碗を置いたまま、そして箸を持っていない手は膝の上、
というのは、日本ではあまり美しくない食べ方とされていますよね。

お茶碗ではない場合も、
箸やスプーンなどを使っていない手は
そっとお皿に添える。

私も親にそう教えられてきました。

「え?そんな当たり前のことを書くなよ!」って言わないでくださいね。

実はこれ、これはアメリカでは「逆」なんです。

アメリカなど欧米諸国では、たいてい食器はテーブルに置いたまま食べます。

でもこれは多くの人が知っているかもしれませんね。

問題は「手」です。

スプーンやフォークを持っていない方の手、
つまり食べる作業に使っていない方の手は基本的には「膝の上」、なのです。
日本のように、使っていない手は「そっと食器に添える」ことはしないのです。

ステーキを食べる時など、ナイフとフォークを持つ場合はもちろん両手を使いますが、
基本的にはステーキを1切れ2切れ切った後はナイフを置き、反対の手に持っていたフォークを利き手に持ち替え、反対の手は膝の上に置いてから食べるのです。

なんだか面倒に感じますが、これも文化・習慣の違い。
面白いです。

では次の質問です。

食事をしていると、お醤油が欲しくなりました。
お醤油はちょっと手を伸ばした先にあります。
隣には家族や友人が食べています。
さあ、あなたならどうしますか?

1.「ちょっと失礼!」と断ってから、手を伸ばして自分で取る。
2.何も言わずに自分で取る。
3.「ちょっと取ってもらえる?」と人に頼む。


日本では1の人が多いかもしれません。
でもこれもNGなのです。

「2は失礼だと思うけど、1はちゃんと断りを入れているから
いいんじゃないの?」

そういう声も聞こえてきそうですが、
それもダメよ~、ダメダメ。(古)

Can you pass me the soy sauce? (お醤油を取ってください。)

のように、近くにいる人にお願いするのがマナーなのです。

「でもわざわざ他の人の手を煩わせるのもなぁ。」
と思う方もいるかもしれません。

そういう気持ちはわかります。
でも、手を伸ばすことによって他の人が食事をしている「前」を
遮ってしまうことになり、食事をしている人の邪魔になりかねません。

ということもあってNGなのです。

「食事は黙って食べる」と教わってきた方いらっしゃいますか?
昭和の時代は、このように教えられたという方も多いと聞きます。
でも今はお話をしながら食べるのは普通ですよね。

やっぱり会話を楽しみながらする食事は楽しいものです。

これはアメリカでも同じ。
「食事はおしゃべりも楽しみながら」が基本です。
でも気を付けなければならない大切なことがあるのです。

それは、「口に食べ物がある状態で話さない。」ということ。
これは当然のことで、日本でも同じですよね。

でも、食べている最中に話しかけられて、
とっさに「口を手で覆って返答する」、そういう経験をしたことがある人はいませんか?
もちろんその時は口の中に多少食べ物が残っている状態で、です。

日本では「手で覆っていれば大丈夫」というイメージがありますが、
アメリカではそれもNGなのです。

必ず「食べ物は飲み込んでから」話し始めるのがマナーなのです。


さて、基本的な食事のマナーを紹介しましたが、
最も重要で最も基本的なマナーがもう一つあります。

それは、食事中の「音」です。

日本では、蕎麦やうどん、ラーメンなどは敢えてすすって音を出して食べたりします。
それは日本食であり、日本の文化でもあると思うので気にはなりません。

でも、欧米諸国でパスタなどを「蕎麦の感覚」ですすって食べると、
「え、何この人?」のように、露骨にいや~な顔をされます。

本当におもむろに嫌~な顔をされます。

また、カトラリーの音もできるだけ音をたてないようにします。

ほら、カレーやパスタを食べるとき、お皿にスプーンやフォークがあたり
「カチャカチャ」「カンカン」

聞いたことがありませんか?

これもダメ。

スープや熱い飲み物を飲むときの

「ズズズーッ」

これももちろんダメ。

日本は「すすって食べる習慣」があるからか、
お茶やコーヒーの飲み物、
バスタなどの食べ物も、
結構、すすって音を出す人が多い気がします。

日本でも、「クチャクチャ」と口を開けて
咀嚼音を出すのはダメですよね。
それと同じ感じです。

日本ではOKでも、海外ではマナー違反。
食文化が違えばマナーも違う。いや~面白いです。
(日本でもパスタをすするのはNGなんですけどね…。)

昔、一緒に働いていたオーストラリア人の同僚が、
「日本ではラーメンは音をたててすするのがマナー。」
と言って食べていたのを思い出します。

欧米人の多くは「すする」ことが上手くできないので
その音は「チュチュチュ」という感じでした。
“音としてはちょっと違うけどな…”と思いましたが
一生懸命に自分の習慣にはない食べ方をする同僚に、
なんだかほんわかとした気持ちになりました。


昭和の時代から考えると、今の時代は海外の人と接する機会が格段に増えています。

「ここは日本だから」と思わずに、相手の文化も知って尊重する。

とても大切なことだと思います。
それは日本人同士の間でも同じ。

食事のマナーは「決まり」ではありません。
でもマナーとは、

「その場にいる人を不快にさせず、お互い良い時間を過ごすためにあるもの」

だと私は思うのです。

新型コロナウィルスの影響もあり、今の人々の心は余裕があまりない気がします。
でもこんな時だからこそ、「相手を思いやる気持ち」が大切なのではないでしょうか。

おうちでの食事の機会が増えている今、
一度、「自分の食事のマナーは、人を不快にしていないかな?」
と考えてみたり家族に聞いたりして、
自分を見つめてみる良い機会、それが「今」なのかもしれません。

マナーの目的は、「他者を思いやること」。

それに気づいた時、また世の中は変わるのかもしれません。

 

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