Hello everyone
Noriです!
テキストでお伝えしている、海外に住んで分かる日本がすごい理由。
今回は「元寇の碑がすごい」というお話をしたいと思います。
福岡に残る元寇防塁
私の故郷、福岡ではですね、「元寇の防塁」というのがあるんですね。これは教科書とかに載っているので知っていると思いますが、要はバリケードを作ったんです。
今は砂に埋まってしまって出ているのが、たぶん1メートルも出てないんですけど、実際は2メートル以上あった、でっかいバリケードを、石で作ったんです。それが未だに残っているんですね。
これは要するに、元、中国が攻めてきた後、また攻めてくるのに備えて、上陸できないようにと作られたものなんです。
1回目に攻めてきた時、九州、そして鎌倉の武士たちが戦って、上陸を防いでいる中で台風が来て、元軍は撤退。そして2回目に攻めてきた時にも、武士たちが上陸を防いでいる中で台風が来て、元軍は壊滅的な被害を受けたと。
なので、武士が上陸できないように頑張ったせいもあるんです。たまたまいきなり風が吹いて潰れたわけじゃないんですよ。そこで武士が頑張ってるうちに来たので、武士もすごい、それは知っておいていただきたいんですけども。
この、元が2回攻めてきて、2回とも台風がきたということがあって、それが後に「神風」と呼ばれるようになったんです。
敵兵士でさえ弔う日本人の心
そこで、日本のすごいところなんですが、何千隻という船で攻めてきて、元の兵士はいっぱい死んじゃったわけですね。で、普通だったら「ざまみろ」って話じゃないですか。元は日本を攻めてきて、壱岐対馬でも多くの人たちが犠牲になってましたし。
なのに、九州にはその死んだ元軍の兵士たちを弔う碑が建ってるんですね。
考えられます?自分たちを殺しに来た相手が勝手に転んで死んだと、そんな感じでしょ。普通、世界では「ざまみろ」と。それをかわいそうにと思う人、まずいないですね。
日本人はそれをかわいそうに、と思って碑を建てて弔ってるという、なんて言うんですかね、優しいというか、レベルが違うというかね、次元がもう宇宙次元ですね。この優しさというか、視点がね。
広島の原爆の日に込められた誓いと同じ精神
以前にも言いましたけど、広島の原爆の碑のところに「過ちは二度と繰り返しませんから」っていうのもね、これは「日本が悪くて原爆落とされてすみません」って言ってるんじゃなくて、これは人間として、宇宙に向かって「こんなひどいことはしませんよ」という、人間の誓いなんですよね。
だから同じ人間として、やっぱりたくさんの人が日本を攻めてくるっていうことに、その中には日本を攻めたくないのに、軍隊に入ってしょうがなく船に乗ってきた人もたくさんいたと思うんですよ。
日本人自体に恨みもないのにね。上から言われて、だいたい軍隊でそうじゃないですか。
そこの国の人を死ぬほど恨んでるっていうんじゃなくて、やっぱりしょうがなく軍に入って、下手したら貧しいから軍に入ったりしてね。しょうがなく行けって言われたからしょうがなく行って、そこの土地を攻撃して、そこの相手の軍隊を倒すと。下手したら一般市民も巻き込んだりしてね。そうしたくてやってる人って、あんまり実はいないと思うんですよね。
遠く離れた地で命を落とした兵士への想い
だから遠く離れて、中国から、下手したらモンゴルぐらいからやってきて、遠く離れたこの福岡という地で絶命すると。それをかわいそうにということで弔うと。
そんな心を持った人種はね、日本人だけです、間違いなく。
こういうこと言うと、「どこどこでもやってましたよ」っていう人いるかもしれませんけど、私が見たオーストラリア、ニュージーランド、その他ヨーロッパ、いろんな国行きましたけど、私は見たことないですね。
バングラデシュぐらいあたりであるのかもしれないですけど、仏教なんで。
いずれにしろ、自分たちを殺しに来た人がたまたま死んだのでさえ、かわいそうにと思う。この日本人の心はですね、世界に、いや、宇宙に通用する、素晴らしい心だと思います。
ぜひ誇りに思っていただいていいと思います。多分あなたの中にもそういう気持ちがあると思います。
そういうわけで、今回は、福岡にある元寇の碑がすごいと、その心がすごいというお話でした。
それではまた次回。
See you next time.
昭和37年8月5日、福岡市博多区生まれ。26歳で渡米。飛行学校に入るが英語ができないためアメリカ人の教官から「帰れ」と言われながらも、ノルウェー人の教官に救われ、3ヶ月で英語ペラペラになる。あまりに英語が話せるようになったので、1年後にはアメリカ人を教える飛行教官になる。その後、全日空の同時通訳を務め、武蔵野学院大学准教授、名古屋大学理学部外部講師や、海上自衛隊将官トップマネジメントセミナー講師等も務める。自身が主催した「本城式英会話スクール」の受講生は1万人を超える。生い立ちから、現在に至るまでの詳細、また著書、講演履歴等はこちらから

