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【必見】英語が出てこない時の対処法

World Lifeの英語術
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英会話をしていると、「あ~、これ何て言ったらいいんだろう…。」と言葉に詰まってしまう事ってありますよね。

そんな時、どうしていますか?

①一生懸命考える
②辞書で調べる
③翻訳アプリを使う
④笑ってごまかす
⑤諦める

私は…

「⑤諦める」です。
なぜなら、私が思うに英会話で大事なのは、英語力でも度胸でもなく、〇〇〇〇だと思うから。

<「言おうと思ってたのに…。」>

英会話で大事なのは、英語力でも度胸でもなく、「スピード」だと思います。

学校や英会話スクールでは、聞き手はある程度根気強く待ってくれます。それは、「英会話の授業」だからです。あなたが英語を話そうと色々考えている事も分かるし、時間がかかる事も知っています。

でも、実際の会話の時ってそうはいきません。

一対一の会話ならまだしも、数人での会話となると「これ、言おう。」と思って、「どうやって言ったらいいかなぁ。」と考えたり、辞書や通訳アプリで調べていたりするうちに、会話はどんどん進んで話すタイミングを逃してしまいます。

「よし、言おう。」と言う英語を思いついてもすぐに言わないと、他の人が先にサッと答えたり。「あ…、言おうと思ってたのに…。また間に合わなかった…。」と悔しい思いをした事が何度もあります。

普通に話をしている時は、学校や英会話スクールと違って人は待ってはくれないのです。

そして、何も言わないでいると、どれだけ頭の中で色々と英語を考え巡らせていたとしても周りから見ると「話に参加しない、何を考えているか分からない人」にしか映らないのです。

だって、人の頭の中は見えないし、発言をしなければ「何も考えていない人」と一緒なのです。

特に海外では、日本人のように「この人、何か言いたそうだな。何か考えている所なのかな?」などと気遣いを見せてくれるような事はありません。

思っている事、考えている事は口に出す。発言しないで相手が察してくれたり、分かってもらえたりする事はないのです。

「だからって、諦めていたら話せてないじゃん!」と思うかもしれませんね。

確かに話す事を諦めていたら、何も発言はできません。

私が諦めるのは、「すぐに言えない事。言えない文章。」を諦めるのです。

ちょっと考えてみて、すぐに英語が思い浮かばなかったり、どういう言い回しにしたらいいか考えてしまう時は、その事を言うのは諦めます。

そして、それに近い事を言ったり、それもできなければ全然違う事を話したりもします。普通の日常会話の時って、それほど一つの発言に重要性はありません。

「これを言いたい。」というのはあるかもしれませんが、「これを言わなければいけない!」という事はほぼないのです。要は何でもいい訳です。

何でもいいから、早く言う事。これが大事なんです。

でないと、一対一の会話だと会話は止まってしまい、相手は「え?無反応?聞いてなかったの?」となります。グループの中だと取り残されて「何も考えていない人」になってしまうのです。

とりあえず、“Yes.”“No.”だけでも答えておくとか、“I think…”と「話す事があるよ」と話す意思を示しておきながら考えるとか。

完璧な文章を話せる状態でなくても、何か単語だけでも、一言だけでも話すと周りも「この人は話があるんだ。」と聞く体制になってくれます。

<諦めが肝心!>

もう一つ、私が諦める事があります。

それは、「ネイティブの英語を話す事。」

よく「ネイティブはこう言わない」とか「ネイティブにはこの表現はおかしく聞える。」など、本やネットの記事で見る事があります。

最初の頃は私も気にして、「I’m fine.Thank you.はおかしいんだ。」などと思ってネイティブが使う表現を色々と勉強していた事もありました。

勉強することが悪い事ではありません。できるだけたくさんの表現を知っている事は良い事だと思います。

ただ、それを気にしすぎて余計に話せなくなっている人もいるんじゃないかと思うのです。

先ほどの“I’m fine.Thank you.” にしても、“How are you?” と聞かれて「あ、I’m fine .Thank you.はおかしいから他の表現で言わなきゃ。」と考えている間、間があきます。

それなら言い慣れていて秒で返せる“I’m fine.Thank you.”をすぐに答えた方が会話はずっとスムーズに進むと私は思います。

これは、イタリア語を学んでいた時の事ですが、ある生徒がイタリア語で“How are you?”に当たる“Come va?”を聞かれた時に、一生懸命考えたのち、イタリア語で「少し頭が痛いです。」と言いました。

その時、先生は「“Come va?”は単に挨拶で、別にあなたの体調を気にして言ってる訳じゃないから体調の詳細をいちいち言う必要はないのよ。“Bene.(Good.)”とだけ返せばいいから。」と。

それは、真面目に自分の体調を言った方がいいと思っていた私には大きな発見でした。相手は特に体調を聞きたい訳ではないのです。単なる挨拶。

英語も一緒ですよね。“How are you?”は単なる挨拶。その答えは重要ではないのです。だから別にそこで考える必要もなく、サッと返せればそれでいいのです。

そして、もし“I’m fine.Thank you.” を使って、笑われたり、「そんな言い方しないよ。」というような人がいたら…。

そんな人とは仲良くならなければいいんです。

私は今まで、英語が話せなくて悔しい思いをした事はたくさんありますが、英語を笑われた事は一度もありません。そして、英語の勉強のためにこちらからお願いして間違った英語を直してもらえるように頼んだ場合や、学校を除くと、英語の間違いを指摘された事もありません。

逆に、相手の日本語の発音を笑ってしまい怒られた事があります。

もちろん、バカにして笑った訳ではないのですが、オーストラリアの友人が、小学校で習ったという日本語を私に話してくれ、その発音がかわいくてクスっと笑ってしまったのです。

すると、彼女は急に真顔になって私に怒ったのです。
「なんで笑うの?私は、あなたの英語を笑った事ないよね?私は日本人じゃないから日本語が話せなくて当たり前じゃない!失礼だよ!」と。

その時、気づいたのです。私の英語が笑われたり、間違いを指摘されなかったのは、私が完璧な英語を話していたからという訳ではないのです。間違いもあるし、変な発音の時もあったでしょう。

でも、彼女も他の人たちも笑わなかった

それは、私がオーストラリア人じゃないから。英語のネイティブスピーカーではないと知っているから。

英語を間違うのも変な発音になるのも当たり前だと思っているんです。

できなくて当たり前の事を笑う事は失礼な事なんです。

世界の英語人口は約15億人と言われています。

そのうち、英語ネイティブはたったの約3.8億人。つまり、英語を話す人の75%は第2外国語として英語を使用している人たちなのです。

だったら、ネイティブな英語を目指す必要はなくないですか?

そこを気にして話せなくなっているくらいなら、とりあえず言えることから言ってみる。簡単な英語でも、一言でも、間違っていても発言してみる。

そうすると、気づくはずです。自分の英語を笑う人はいないのだという事。
そして、英会話は楽しいものだという事を。

英会話には諦めが肝心です。

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