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誤解を招く“We need to talk.”

World Lifeな生活
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おはようございます!

早いもので2月ももう8日。
みなさま,いかがお過ごしでしょうか。

つい先日の話。

仕事の打ち合わせ中,同僚が私にあることを依頼してきたのですが,
スケジュールがいっぱいだった私は,

“Oh, we need to talk”
(あ,ちょっと話さなきゃね。)

と言ったのです。

すると同僚は,

“That reminds me of my ex-girlfriend.”
(元カノのことを思い出したよ。)

と返してきたんですね。

なぜ,私の同僚がそう言ったのか,

あなたにはわかりますか?

― “We need to talk.”は要注意―

英語のネイティブではない私たちは,どうしても

「日本語をもとに英訳しがち」です。

それは仕方のないこと。

でも,つい

「日本語的に英訳してしまい,誤解を招いてしまうこともある」

ということも同時に知っておかなければならないと,私は思っています。

そこで先程の私の発言,

“Oh, we need to talk.”

実はこれ,笑いをとろうと私,ワザと言ったのです。

日本語で言えば,

「(そのことについては)話をしようよ。」

という軽い感じだと思うじゃないですか。
実際にそういう感じで使う日本人も多いのだとか。

まあ,

“We need to talk.”=「話をする必要があるよね。」=「話そうよ。」

と訳してしまうという感じでしょうか。

でも,英語ではちょっと考えなければならない表現なんです。

これは「直訳」してみればそのニュアンスはすぐに掴めるはず。

“We need to talk.” =「私たちは話す必要がある。」

となりますよね。

これ,日本語でもちょっと不穏な感じがしませんか?

つまり,

「言っておきたいことがある」
「話しておきたいことがある」

のように「まじめな話」「重要な話」をしたい時に言う,結構強い表現なんです。

だから, “We need to talk.”と言ってしまったら,

(え,何か重い話でもするのかな。)
(何か問題でもあったのだろうか。)

とネガティブに捉えられてしまう可能性大なのです。

それこそ,恋人から “We need to talk.”なんて言われたら

(え…別れ話でも切り出されるのか?)

と,構えてしまうという感じ。

だから,私の同僚は

“That reminds me of my ex-girlfriend.”
(元カノを思い出すよ。)

と言ったんですね。

―じゃあ,どう言えばいい?―

“We need to talk.”がそんな不穏な雰囲気を出してしまうのであれば,

「話をしようよ。」
「話し合おうよ。」

と,軽く言いたい場合はどう言えばいいの?と思いますよね。

実際,スケジュール調整などで「ちょっと話し合いたいな。」という場合は,

“Can we talk about that?”
(それについて話せるかな?)
“Let’s talk about the schedule?”
(スケジュールについて話そうよ。)

のような感じでOKです。

でも,“We need to talk.”って,とっても簡単な単語しか使っていないので
すぐに思いつきやすい表現。

でも,

「会社で上司から言われたら降格,解雇通知か…」
「恋人から言われたら,別れ話か…」

くらいの重大なニュアンスがあるので,くれぐれも使うのは注意しましょう。

それでも,どうしても

“We need to talk.”しか思い浮かばない…。」

という場合,安心してください(笑)。

“We need to talk about the schedule.
(スケジュールについて話す必要がある)

のように,

“about ~”

と,具体的な内容をつけることによって,その不穏さを緩めることができるんです。

“We need to talk.”って,「話しておきたいことがある」のように

「実際に,どんな話かを言わずに相手に話すことの必要性を仄めかす」

ということもあって,すごく重いニュアンスになるんですよね。

なので,

“We need to talk about the event.”
(イベントについて話す必要がある)
“We need to talk about the plan.”
(その計画について話す必要がある)

とすることで,

「何を話すのか」が事前にわかるので,相手も「ドキドキ」しなくてすみますもんね。

でも,

“We need to talk.”は「とても強い表現」であるということは覚えておいてくださいね。

―でも大丈夫―

「知らずに“We need to talk.”を使っちゃったことがある…」

なんて方もいらっしゃるかもしれません。

その時の相手はもしかすると,

「ん?」

と一瞬思ったかもしれませんが,おそらくその後に続く話の内容で,

「あ,話がしたかっただけなんだ」

とわかってもらえたと思います。

ましてや英語を自由自在に使えるわけではない私たちなので,間違いや勘違いはあるもの。

でも,そこに留まるのではなく

「あ,英語ではそういう意味だったんだ。」

と知り,その知識を増やして使っていくって,とっても大切なことだと思うんですよね。

間違えて使って覚えるという「経験値」,
情報を見聞きして覚えるのも「経験値」。

その経験値を増やして自分のものにしていくことで,どんどん自分の英語の幅が広がっていくのだと思うのです。

これからも,「経験値」をアップさせ頑張っていきましょう!

わたしも頑張りま〜す!

それでは,また来週〜♫

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