アトランティック・シティのカジノ&リゾートへ行ってきました。
ニューヨークから車で約2時間ちょっと、ニュージャージー州を南にオーシャン沿いを下ると、カジノのあるアトランティック・シティに着きます。
一時ニューヨークでは話題に上っていた、HBO(サブスクチャンネル)で2010年〜2014年にかけて放映されていた、連続ドラマ「ボードウォーク・エンパイア」の舞台になった、アトランティック・シティです。
当時、禁酒法時代(1920-1933)のアトランティックシティのボードウォークが、その当時のお店や、その看板など、見事にスタジオ内に再現建築され、そのドラマ撮影風景などがよく話題になっていました。
主演はスティーブ・ブシェミ。あまり主演になる事は無いアクターかもしれませんが、タランティーノ監督の映画などでは必ず主要な役を演じる、いぶし銀のような役者さんです。
このアメリカでも有名な「禁酒法」と言う法律が、かえってその法の裏で、密売酒を売りさばき暗躍するギャングたちの活躍を結果的に促すことになった、と言う皮肉なアメリカの歴史を物語ったストーリー展開でしたが、私は、このドラマで、アメリカの有名なこの時代のギャング・スターたちの名前を覚えたものでした。(笑)
話は戻って、現在のアトランティック・シティ。今回は、有名なリゾート&カジノ、ホテル「シーザー」に宿泊してみました。
ニューヨークから車でアトランティック・シティに入ると、そのエントランス・ゲートみたいな感じで、このホテルの見事な大看板とスタチューが目に入ります。
さて、到着してまずは駐車場を探します。いくつもビルディングを持っているホテルなので、ぱっと見つかりません。日本では、大概ホテルに泊まると駐車場が無料でついてきますが、このアトランティック・シティはそうではなくて、ほとんどのカジノ・ホテルがパーキングは有料です。
今回は、高いけれど、「バレット・パーキング」を選びました。
もう一つの方法は、「セルフ・パーキング」(自分で車を駐めに行って、その後、荷物を全部自分で車から下ろし、持ってフロント・デスク及び自分の部屋まで移動する) なのですが、この寒い中、ちょっとそのビルディングが遠そうなのと、セルフ・パーキングで値段が$15(約2250円)と、バレットパーキングとあまり変わらなかったからです。
「バレット・パーキング」は、よく映画などに出てくる、自分の車をエントランスに乗り付け、そこにいるボーイさんに鍵を預けると、後は駐車場まで駐めに行ってくれる、と言うやつです。
通常40ドル(約6000円)ですが、ホテルゲストは20ドル(約3000円)と書いてあり、セルフとあまり変わらない気がしたので、このバレットでお願いしてみることにしました。
車をエントランスに止め、するとすぐにベルボーイが、荷物を降ろしてくれます。5日間の滞在ですから、結構飲み物や食べ物も運び込みました。
このホテルには、レストランは有名ブランドの一流レストランしかなくて、おまけにウィークデーはフードコートがクローズと書いてあったので、カップ麺も、電気ポットも持ち込みました、笑。
チェックインは、到着前に車の中で既にネットでチェックイン済みでしたから、後はフロントのチェックイン機でカードキーをもらうだけです。そして入室後、すぐにボーイさんが荷物を運び込んでくれました。とっても贅沢をしている気分です。
ここで、ここはアメリカなので、チップの話になりますが、この運んでもらった荷物、チップは、1個につき約2ドル渡しました。
チップの目安は、ホテルのランク等でも色々なので、調べました(笑) 気持ち、なだけに金額に決まりなく、ほんと人それぞれで、いろんな人の意見をみて、今回のチップの金額を決めました。
荷物1個につき2ドルなのですが、傘や、ジャケットを入れた紙バッグも1つとみなされ、荷物は計7個に。これだけで14ドル(2000円)ちょっと・・・しまった。
贅沢した気分になるためには、その分お金がかかるわけで(笑) 帰りも同じだけ、かかります。
バレット・パーキングのドライバーさんには、この5日間の間、車を出すたびに1回3ドル上げるのがマナーだそうです。おおおおお。
このカジノホテル滞在の話題に辿り着く前に、駐車場とそのチップで、ずいぶん話が盛り上がってしまいました。また次週、続きを書きたいと思います。
それではまた来週♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。