最近TVニュース等で取り上げられる対話型AI。何だかものすごそう。でも不正確だと言う人も。それなら実際に試そうと、ChatGPTに英語のダジャレ(pun)を作らせてみたんです。
今回の記事でお話するのは、私がそこで実感した二つのこと。
その一つ目は質問の仕方の大事さ。特に曖昧な広い質問はNGみたいなんです。例えば
✖️ 池上彰ってどういう人ですか?….ではなく
〇 最近よくテレビで見る池上彰ってどういう人ですか…にする。
つまり、できるだけ具体的に、また例付きで質問するのが良いみたい。
これ位分かるだろう、じゃなくてちゃんと言わないと分かってもらえないと思った方が良さそう。
普通に周りの状況や文脈で分かることがAIには分からなそう。何だかAIって「空気」が読めない人に似てるかも。
ともかくChatGPTに、狙い通りに回答させるには、まずは質問の仕方だと思いました。
2つ目の実感したことは、AIを無駄に恐れない方がいいということ。
まずは、これが私がChat GPにしたダジャレのお願いです。
Make some funny sentences using a word that has the same sound but a different meaning. For example, I saw a see-saw.
(音は同じで違う意味の語を使い面白い文を作れ)例えば「私はシーソーを見た(ソー)」
つまりダジャレを考えろということ。
そしたら一瞬でダジャレの文がパーッと出て来たんです。例えば
◯How did a cheetah win the race? By cheating. He is a cheetah(=cheater).
どうやってチーターはレースに勝ったか?ズルで。彼はチーター(=ズルする奴)だ。
◯The lawyer saw a flaw in the law.
弁護士は、その法律(ロー)の中に欠陥(フロー)を見つけた。
◯I’m a big fan of whiteboards. They’re re-markable.
(私はホワイトボードが大好きだ。ホワイトボードは素晴らしい/書き直せる)
どれも完璧なダジャレだと思いません?私は完成度に圧倒され、めげましたw
(AIはすごい、恐ろしい。私のおやじギャクは、もう不要だ)…
でも同僚が私を励まそうと言ってくれた言葉が目から鱗でした。
「今村さん、ダジャレは生身のあなたが言ってこそですよ。面白くなくても。」
私はハッとしました。(そうか「ChatGPTさん」なんか実際にはいない。身体はないんだ)確かめる為にChat GPTに次の質問もしました。
How much do you weigh?
(あなたの体重は?)
What is your size?
(あなたの大きさは?)
「100キロ」とか、I am just as big as a supercomputer.のような回答もあるかなと思ってたんです。そしたら全く無反応。
そうか…体のない奴だって思ったんです。
ChatGPTは体がない。直接恐れる相手ではない。恐れるなら道具として使う人間の方。
つまりAI自体を恐れない。AIを道具として使う人間を警戒する…これが私の思う現実的な正しいAIの恐れ方です。
ではその次にどうしていく…などはまたの機会にします。
<確かなこと>
とにかく、AIに関し英語は重要かも。
と言うのも今回AIへの命令は英語。日本語でもやったのですが、あまりうまくいきませんでした。
英語は「~しろ」とかスパッと言えるからAIとの対話に向いてる…これも素直な実感です。
これから先AIの普及が進むとしたら、英語はますます重要になるかもしれません。
とにかく英語は学び続ける…これには楽しい方がやっぱり良さそうですね。
See you soon!
Jiro
<英語版>
知ってる内容を英語ルートで理解する。洋画で字幕を読んで英語を聞くように。
↓ ↓ ↓
英語版はこちらから☆
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員