あなたは正直英語の諺ってパッとしない、面白くないと思いませんか。
実は私はごく最近までそう思ってました。
例えば
Time is money.
(時は金なり)
とか。
それで?みたいな。言ってみれば、紋切り型の正論。面白味ゼロの気がしてたんです。
でも最近諺をもっと楽しめそうなやり方を思いつきました。
今日はその思いつきをあなたに。
切っ掛けは、実際はどうなんだろう?ってふと考えたことでした。
実際、人は諺の言うように生きられるのか気になったんです。
例えばさっきのTime is money。
諺が言いたい正論は「時間は大事」。誰も異論はないはず。
でもいつも時間を大事にできるだろうか?と考えてみれば、自分の場合…
直観的に、今まで時間を無駄にした方がずっと多いだろうなと気づいたんです。
(時間は大事と諺が言う。でも実際には無駄使いしてしまう。諺が忠告する。でもできないの繰り返し。諺も正論を繰り返す…。諺とリアルが押し合いへし合い。まるで相撲みたい)
(どの諺でも似たようなものかも。諺も、こういう対リアルとの関係で見れば良かった。今までは諺だけ切り離してたから味気なかったのかも。)
そこで諺の意外な楽しみ方です。
まず諺の意味が分かったら「そうは言っても」とツッコむ。そして実際にやりがちな、諺と反対の行動を(何とか)言葉にする。できれば英語で—。
例で見てみましょう^^
諺 Time is money
あなた:そうは言ってもね。うまくいかないね。
I often waste time. I don’t treat time as carefully as money.
(私はよく時間を浪費する。時間をお金程大事には扱わない)
試しにもう一つ。
諺: Not all is gold that glitters.
(輝くもの全て金ならず。外見に騙されるな)
あなた:「そうは言ってもね。外見に騙される方が多いな。
I often judge by appearance. I think someone is great if he lives in a big house or drives a nice car.
(よく外見で判断してしまう。良い車や家見てスゴ~イって思ってしまう)
<あなたへの諺>
この様に、リアルとの押し相撲のようなせめぎ合いの中で諺を見ると、諺がより分かる気がします。あなたはどう思いますか?
「…なるほどね。でも面倒だなあ」ともしあなたが思うなら、ぴったりな諺が。
No pain, no gain.
(苦労がないと、得るモノもない=「努力が大事」の正論)
するとあなたはこう反応するでしょうか。
「そうは言ってもね。ラクしようと思っちゃう。
I often think I can gain without pain. I try to gain without pain.
(ラクして得られるとよく思うし、そうしようとする)」
そんな反応が浮かべば、このやり方はもうあなたのもの(かなw)
冗談はさておき、私は人間のだらしなさ、どうしようもなさのままがイイとか悪いとか言っているわけではありません。(どちらかと言うとイイの方、無理しなくていい方ですがw)
とにかく英語を楽しく学べると良いですね。
See you soon
Jiro
<英語版>
知ってる内容を英語ルートで理解する。洋画で字幕を読んで英語を聞くように。
↓ ↓ ↓
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私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員