これ何だと思いますか?
唐辛子?
…ではありませんよ。
ハンガリー料理には欠かせない、この香辛料。
日本にも同じ名前の野菜がありますが、形がもっと大きくて肉厚です。
何か分かりましたか?
<真っ赤な料理は辛いのか?!>
ハンガリー料理と聞いて、「あ~、〇〇ね!」と言える人は少ないと思います。
甘いのか辛いのか、しょっぱいのかさえ分からない人もいるでしょう。
日本人には馴染みの薄いハンガリー料理。果たしてどんな味なんでしょう?
ハンガリー料理の定番は、「グヤーシュ」。
見た目は真っ赤なシチュー。ロシアのボルシチに近い感じです。牛肉にジャガイモ、玉ねぎや人参が入った煮込み料理。
そして、この料理に欠かせない、というかハンガリー料理に欠かせないのが、冒頭の唐辛子みたいな赤い香辛料。これがどっさり入っています。
実はこの香辛料、「パプリカ」なんです。
日本のパプリカと随分違いますよね?日本で言うパプリカはピーマンよりも大きくて肉厚です。
ハンガリーのパプリカは、形や大きさ、色も赤や黄色、オレンジなど様々ですが、大体唐辛子~大きめのシシトウ位で小さいです。と、なると気になるのが味ですよね?
日本のパプリカは苦みは少なく甘みがありますが、唐辛子のようなハンガリーのパプリカはどうなんでしょう?そして、ハンガリー料理の定番、真っ赤なグヤーシュは辛いのでしょうか?
真っ赤な見た目に韓国のキムチチゲなどを思い浮かべてしまいますが、味は意外や意外全く辛くありません!
むしろ少し甘め。グヤーシュはとても食べやすい優しい味のシチューです。
ハンガリーのレストランでは、テーブルの上に塩、コショウと同じような扱いでパプリカパウダーが置いてあり、好きにかける事ができるようになっています。最初に見た時は一味唐辛子かと思ったほどです。
パプリカパウダーも真っ赤な色なので、かけるのに躊躇しますが、味自体はそんなに感じないのでたくさんかけても大丈夫。どちらかと言うと、コショウのようなスパイシーさを私は感じました。
パプリカパウダーは、お土産用にかわいい小袋に入った物が売られているので料理好きな人のお土産にはピッタリです。
チキンのトマト煮込みにパプリカパウダーを入れれば、ハンガリー料理「パプリカチキン」になります。唐揚げも衣にパプリカパウダーを混ぜるとスパイシーな唐揚げになって美味しいですよ。
入れる時は思っているよりも結構多めに入れる事がポイントです。日本でもパプリカパウダーは売っているので試してみてくださいね。
<海はないけど、水着は必須!>
ハンガリー料理から入りましたが、ハンガリーについて知っている事はありますか?
ハンガリーは、オーストリアの東側にある国で、周りをウクライナやルーマニアなど7つの国に囲まれている中欧の国。
首都のブダペストは「ドナウ川の真珠」と呼ばれるくらい美しい街です。ドナウ川にかかる「くさり橋」は、ブダ地区とペスト地区を結ぶ橋で橋の上には凱旋門のようなアーチ状の門が並び、その門を繋ぐように鎖が付けられています。
後ろにあるブダ城と共に夜にライトアップされた時が一段と美しく、オレンジの優しい光が神秘的でまさに「ドナウ川の真珠」だと実感できます。
またハンガリーは、日本に負けず劣らずの温泉大国でもあるんです!その歴史は古く、2000年以上前のローマ帝国時代から始まり、その後トルコがハンガリーを支配した時に温泉文化を根付かせたと言われています。
ハンガリーの温泉は、日本の温泉と違って大規模な公衆浴場またはプールといった感じ。歴史のある温泉では、建物は宮殿のように豪華な造りです。
温度もぬるめで水着を着て長時間入るのがハンガリー流。ブダペストの中心部でも温泉があるので観光客でも行きやすく、ハンガリーを訪れる際には水着は必須ですよ。
<雑貨好きにはたまらないハンガリー>
そんなハンガリーでの私のお気に入りはハンガリー雑貨。
カラフルで日本にはないデザインや色味なのですが、どこか温かみのある素朴な物が多く惹きつけられるのです。
まずは
①カロチャ刺繍
元々は民族衣装のブラウスやエプロンに付けられていた物で、赤や青、黄色などカラフルな色の花や植物の刺繍が特徴です。
白地のブラウスやレースにカラフルな刺繍が映えてとってもかわいいんです。日本でも少し前に袖や胸元の所に刺繍が入った服が流行った事がありましたが、それによく似ています。
子供さんへのお土産には、カロチャ刺繡の入った洋服や、民族衣装を着たお人形を。大人の方へはコースターやハンカチ、テーブルクロスなどが喜ばれると思います。
②フェルトの民芸品
ハートや丸のフェルト生地に刺繍を施したオーナメントのような小さな飾りから、バッグやクッションカバーに動植物のデザインが入った大きな物まで色々な物があります。
日本ではあまりない物ですが、フェルト素材が優しい感じでほっこりします。オーナメントのような飾りは、お土産にもお勧めです。
キーホルダー代わりに使ってもいいし、寒いヨーロッパの国々では窓辺にいくつか吊るして、殺風景になる冬にお部屋が明るくなるように飾ったりしています。日本でも真似して出窓などに吊るして飾ってみるとかわいいと思いますよ。
③綺麗な手描きの模様が入った木工品。
こちらもモチーフは花や植物が多いです。一つ一つ手描きで描いた筆の跡が感じられ、同じデザインでも色がちょっと違ったり筆の感じが違い、どれも一つしかない物。手描きの温かさが伝わってきます。
私が買った物は調味料入れですが、他にも小物入れや手鏡などお土産にも良い小さなサイズの木工品もたくさんあります。日常生活が華やかになるような物がたくさんあるハンガリー雑貨。雑貨好きな人にはぜひ訪れてもらいたい場所です。
ハンガリーは、建物や景色も美しいですが、日本人の口にも合うハンガリー料理に、温泉、かわいい雑貨など観光地以外の魅力もたくさんある国だという事が伝わったでしょうか?
遠いイメージがありますが、オーストリアのウィーンからは電車で数時間で行けますし、EU加盟国にもなったので行きやすくなったと思いますよ。
今回は、日本ではあまり馴染みのないハンガリーをご紹介してみました。
中学生時代から英語を話せるようになる事に憧れ、外国語短大へ進学。その後イギリスへ留学するも英語が話せず落ちこぼれの生徒に。英会話のトレーニング(カランメソッド)を受け英会話が上達。帰国後、夢だったツアーコンダクターになる。渡航国約35カ国 年間200日以上を海外で過ごす。その後オーストラリアにワーキングホリデーで渡り、オーストラリアにあるハミルトン島のリゾート会社に就職。その後日本に帰国し、京都のホテルやゲストハウスなどでの経験を経て、地元宮崎にUターン。現在は地元宮崎で、英会話教室及び、単位制、通信制の高校で英会話を教えている。
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